戻る

《期間限定BBS》 グリークス

みなさん、投稿ありがとうございました。
提供して下さったけーてぃーさん、ありがとうございました。
閲覧用として再編集したため改行などは投稿時のものは反映されていません。
ご了承下さい。
(2000/11/2 有子)


[1] 『グリークス』開幕まであと、4日・・・ 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/01(Fri)14:36  
今世紀のしめくくりにふさわしい話題作『グリークス』が、いよいよ始まります。楽しい観劇の思い出を語って下さい。
まだご覧になっていない方は、ご用心!楽しみはあとに取っておいてね。


[2] まず、予習・・・ 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/03(Sun) 02:29

  わーい、黄色好き!(*^o^*) けーてぃーさん、ステキな部屋を作ってくれてありがとう。
さあ、楽しい書き込みで埋まるかなって、ワクワクですね。  
初日が開く前に、予習の成果をみなさん、書きませんか?
私は、それを読んでお勉強しよっと。(手を抜くな〜<みなしゃん)


[3] おじゃましま〜す。  投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/09/03(Sun) 16:29

幕が上がるのが待ちきれなくてドキドキしながらやってきました!
けーてぃーさん ありがとうございます。  
らんだむさん 予習の成果を書くのでごじゃいますか?^^?
「ハイ! 先生! グリークスは10本の戯曲から出来ていてえーと えーと・・シドロモドロ」
私も皆さんの成果に便乗します(^_^;)  ところでシアターガイドのヤンさんヘレネさま ほんとーっにかわいいですね。
「そんなにしっかり壷を抱えてどこへおでかけですか?
ひょっとして山下公園?」とお聞きしたい・・・・・あっ山下公園の水の女神様は瓶を抱えてらっしゃったのだっけ?
相変わらずのバカな私ですが皆様と楽しく盛り上がりたいです。
よろしくお願いしま〜す(^。^)


[4] 予習の前に復習をしてみました。  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/03(Sun) 18:35

  ごく一般的な(?)ヘレネは、白鳥に変身したギリシャ神話の最高神ゼウス(牛にも変身する・・・)と、美女レダの娘で、ハリウッド映画では、グラマラスな金髪美女・・・と相場が決まっています。  しかし、今回のヘレネさんは、ご存知のように、ママは少年だったし・・・(笑)、巨大な卵から生まれたし、スレンダーだし、(意味のわからない方は、本気にしないように・・・爆)一味も二味も違いそう!シアターガイドの酒壷かかえたお姿もなかなかでしたが、その前のページのアポロン平さんと踊るお姿も・・・ムムム・・何だろう?


[5] 予習中です。 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/09/04(Mon) 08:45

  別荘で、初見の日を数えて予習中です。「トロイヤの歌」(NHK出版)を読んでいますが、14歳のヘレネ様ってすごくおませさん(*^^*)。ヤンヘレネ様も小さい頃から男達の熱い目に見られながら成長したという傲慢さとけだるさをきっとあたりに漂わせて登場なさるんだろうなあ。。。たのしみ。。。(*^^*) しかし私も「うつくしいのはたいくつ」て一回言ってみたいなあ(^^;)。  あしたの夜ここへ来るのをとても楽しみにしています。


[6] 予習中途半端 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/04(Mon) 09:51

シアターガイド、まだ届かないので、スレンダーなヘレネ様まだ一目も見れてないの。 今日あたりかな〜。楽しみ(*^o^*)  
脚本の予習して、一番気になるのは、やっぱ、「胸を見せる」ってとこなんだけど・・・ (^^ゞ
3方、客席になるコクーンで、そのシーン、どうなるの〜?
これだけは、先に知りたくない気もするが・・・でも、やっぱり、ここを覗きに来るじゃろうて。


[7] 明日初日でんな  投稿者:うみせ投稿日:2000/09/05(Tue) 00:05

たった今、テレビ朝日の「あしたまにあ〜な」という番組で、たった10秒ほどですが、今日の(?)舞台稽古の様子がながれました。赤い衣装の、何人ものコロスの人たちが、透き通 った大きな水槽のようなものに入ってる、みたいな場面、平アガメムノンが台詞を言う場面 、そして、田辺アキレウスが、後ろ姿の白石クリュタイムネストラになにか話しかけてる場面 でしたよ。『グリークス』は、朝日が主催だから、やると思ってチェックしといて良かったです〜〜。ヤンさんはうつんなかったけど、とりあえず、お知らせ〜♪ところで、3日かけて観る人は、3日間とも同じお席なんですね。違った角度からも観てみたいなあ…。でも3日間も、同じ時間に来て、3時間も同じ空間なんて…。3日目が終わるころには、隣の方と仲良くなれちゃいそう。


[8] そうでんな 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/05(Tue) 02:31

>うみせさんそうですか、TVのお知らせありましたか・・
にまっ( ^ー^) やっぱり、明日は初日なんですね(なんか、ピンと来なくて・・(^^ゞ)  
シアターガイドが届きましたので、だいぶ信じられてきましたが。(ヤンさんヘレネ、かーいい!)  
3日かけて見るの、同じ席じゃない「セット券」もあるよ。
9時間同じ空間で、同じ人とお隣・・ってのもなかなか濃いよね。  
>駄ねこさま「トロイアの歌」立ち読みしてた本屋が、とつぜんつぶれてしまいました。
他の本屋では、あれ見つけてないのに・・・(^_^; 続きはどこで読めばいいのでしょうか・・・。
私が何をしたというの?(立ち読みはやめましょう。買いましょう。<全国本屋連盟)  
全然、ネタバレBBSじゃなくてもいいこと書いて、ごめんなさーーい m(_ _)m


[9] ヘレネ王妃、すっごい!!アバズレです〜〜  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/06(Wed) 00:03

それで、気分はダンナのメネラオス・・・もう、皆さん、早く会いに来ましょう!美はすべてに勝つ!
なんて、いぢわるですね〜〜なので、ひとつだけ!コロスで、なんと!パリスのお役も!少年です!
どこから見ても美しい羊飼いの少年!!
やっぱり、はやく来なくちゃ!


[10] パリスも? 投稿者:なずな投稿日:2000/09/06(Wed) 08:42

感激のあまりばらすネタもないのに出てきました^^ゞ  
パリス?少年?羊飼いの?美しい?うわあ〜〜〜、おいしすぎる〜〜。で、ヘレネ王妃@アバズレ?見たい〜〜!!  
さ、もう一回戯曲を読もう!パリスの場面はヤンさんをイメージしながら。
てっきり、アフロディーテかと思ってましたもんで^^;
でもなんと素晴らしい、配役なんでしょう。ヤンさんは自ら美しいヘレネを選ぶのね*^^*


[11] ひえ〜〜はらほれ〜(意味不明) 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/06(Wed) 09:29

ここと、阪急公式と、ターコさんとこ読んで、ハラホレ状態です〜報告ありがとうございます〜〜
今日は妄想で壊れてそうです・・・  
>コロスで、なんと!パリスのお役も!ひえ〜、母・娘・恋人の3役制覇ですね!  
>少年です!どこから見ても美しい羊飼いの少年!!早く・・み、見たい・・禁断症状があ〜〜


[12] 早くみたい〜。  投稿者:駄ねこ投稿日:2000/09/06(Wed) 10:18

昨日の治療でゲーゲー言いながらも、早くお話が聞きたくてフラフラとPC持って、携帯電波のはいる別 荘の談話室までやって来ました。ヘレネ様だけでも楽しみなのに、えっっっっっ!あの美少年のパリスまで?!
早く別荘引き払って東京さ行こう!


[13] ヘレネの眼! 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/06(Wed) 11:49

>らんだむさん、たぶん、あなたさまの妄想よりスゴイですわ。(笑)
 
「トロイアの女たち」で、ヘレネがメネラオスの前に連れてこられた時、ヘカベが「見てはいけない!」って、 叫ぶんだけど、見ちゃうのよね〜〜 その途端、光り輝くヘレネさま(もちろんライトも当たっているんだけど。笑)が現れ、もう、 そこらにいる人々は背景と化しちゃうんです。もちろん、私もメネラオス状態でした。 え〜え〜もう会えただけで、幸せよってなもんです。 でも、一応、メネラオスは抵抗してみるんだけど、ヘレネさまは私はまったく悪くないわよ理論をタカビーに、
とうとうとお喋りになり、おまけに、あんよチラチラ・・・その眼!こいつ(メネラオスね)さえ、落とせば、あとはどうでもいい・・という獲物にむかって一直線の眼が、もう!もう!もう!なのでございます。そして、最終兵器で、らんだむさんお待ちかね・・・ご心配のシーンですが・・・・やっぱり、われらがヘレネさまの最終兵器はお胸ではなく・・・腹筋だったようです。(爆)しかし、ま〜〜そのなんです・・・そのあられもないお姿がメネラオス(&私)を、直撃してしまいまして(座っている席がメネラオス位 置でしたので)、メロメロになってしまった訳でございます。それでもメネラオスは最後の力をふりしぼって、「自分と同じ船には乗せない」と、宣言するのですが、その時のヘレネさまの表情が「ちっ、ツメが甘かったか・・」という感じで、これまたドキドキものでございました。

 とまあ、そのへんはご自分で体験していただいて・・それにしても、ヘレネは非常に魅力的な人物です。すべての人が、神の決めた運命に逆らえない人間というものについて嘆き悲しんでいる中で、ひとりだけ、運命を逆手にとって生きているのです。このような人物を創造したギリシャ人は、ヘレネに何を投入しようとしたのでしょうか?ヘレネのように定めから逃れて、せつな的な愛に生きる・・・ということは、もともと、ギリシャ悲劇の発端であるディオニッソス祭の思想にも近いような気もしますし、そもそも演劇の原点というのは、定めを忘れて一時の夢を生きるものでなかったか?と、とっても興味深く感じました。


[14] ちょっと長い、第1部報告 投稿者:うみせ@くらくら〜〜投稿日:2000/09/06(Wed)12:01

いや〜〜〜!!ヤンさん美しかったです〜〜。(今更?)惚れなおしてしまいました…。(今更今更?)公式で、けーてぃーさまも書いてらっしゃいましたが、まさに<ファンのつぼつぼ 押しまくり>(そこまで言ってないって?)

 第1幕では、先ほどまでロビーにいらっしゃった女優陣の方々が、場内にできたいくつかの通 路で、3人一組になって世間話のように話し出します。ロビーから入ってくる3人連れの声で、物語がスタートしてる仕掛けです。「ね〜え、いったい誰が悪かったと思う?」と、ターコさん。続いて「その話をして」と、寺島しのぶさんと、ヤンさんがはいってきます。ヤンさんは、白いシャツにジーパン姿、しっぽ短か目のポニーテールでした。下手側通 路まで歩きながら、その辺のおねーちゃんたちが(失礼…^^;)、本当に普通に会話しているカンジです。ここはマイクを使ってないので、ヤンさんが何を仰ってるか知りたい方は、戯曲を読んでから行かれることをオススメします。結構これを知っとくと、あと後の物語に、ついていきやすいかも…。だいたいこの3人が神話を話し終えたころ、舞台上の大きな振り子が時を刻み出して、それを少し見つめたあと、全員それぞれの通 路の後方階段へ消えて行きます。

 さて、コロスとして戻ってきたおねーさま方。いろんな話をしているうちにパリスの審判の話になっていくんだけど、突如舞台上で、ヤンさんだけごそごそと上半身を脱ぎ始めました。下には、さっき着ていた(たぶん)白いシャツ。コロスは全員赤のお衣装なので、いきなり一人白!は、すごく目立ちます。ここで、りんごを服の隠しから取り出すんだけど、それを持って見つめるヤンさんたらっ!!!もう、少年そのもの!!守ってあげたくなるような、ディーンが、茜丸がそこにいる〜〜〜っ!中央に引っ張り出され、3人の女神に囲まれて、迫られる、ヤンさんパリス!その、おどおどした表情!!!…きゃ〜〜〜〜(*^^*)蜷川さんたら、こういう資質まで見抜いて下さったのねん。ふふふ。ちなみにアプロディーテは、久世のんちゃんでした。

 3幕のヘレネ様は、もう、とにかくお美しいッ!そして出てきたところから、そこに奴隷としてつながれている女たちとは、すでに一線を隔しています。もう、天上天下ヘレネ独尊体制(^^;)メネラオスに話しかける場面 の艶っぽさ、へカベと対立する場面の傲慢さ。そして夫に命乞いをするところでは、もう蟲惑的あばずれ度(?) 100%!!(だって太ももに、い○○みまでしてるのよ〜お〜っ T-T)まさに「傲慢が、服来て歩いてる」人でした。

 …というわけで、第1幕のご報告でした。ネタばらしし過ぎだったらごめんなさい〜!
言って下さい、削除します〜〜。  
それではみなさま、また第3部で〜!


[15] 待つということ  投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/09/06(Wed) 16:07

ワァーーーー朝からPCにかじりつき!>うみせさま息をのむようなご報告ほんとうにありがとうございます!!三部も絶対待ってますから〜(^o^)丿  

>けーてぃーさまヘレネの生き方と演劇の原点を重ねあわせる感性、感服して読ませていただいております。  
>らんだむさん妄想を超えた魅力!もうこれは自分の目で早く確かめるしかありませんわ。(妄想仲間 (^o^))  
>駄ねこさま別荘 無事脱出を祈ります!  
>なずなさまヤンさんパリスがヤンさんヘレネを連れ去るところ見たいですね (^_^;)

 トロイアの歌を読んだ時はプリセイスが一番情を持って描かれているようでいいなあと思ったのですが。。。(ラブシーンもなかなかだし)ノンちゃんのプリセイス楽しみですね。

 でも傲慢ていいもんなんですねえ(笑)早くヘレネさまにお会いしたいです。ヘレネさまの目!ヘレネさまの腹筋!ヘレネさまのおみ足!昨日あった事実は事実として受け入れるとして((^○^))私は観劇するまでどうして生きていけばいいのか。。待つということはどういうことなのか。。ひょっとしてこれこそ哲学的命題ではないかと悩んでいます。/(^_^;)☆\バチッ


[16] 天上天下ヘレネ独尊・・ナイス!天上天下ヘレネ独尊・・逆転満塁ホームラン・・←あれ?ここの話しじゃなかったっけ? 投稿者:なずな投稿日:2000/09/06(Wed) 18:38

>けーてぃーさま、うみせさま  最高の報告をありがとうございます!おかげさまで本日おつむ休業状態とあいなりましたでございます。>クラクラにチラチラにドキドキにもー、もー、もー???それはすごい!すごすぎる!>メネラオス状態?それはつまり「オヤジ化してしまう」ということなのですか?・・・・ってなんでこういう事だけに敏感に反応してしまうんでしょう。反省\らんだむさんに同じく自らつくり出した妄想の泉におぼれてしまわぬ ように・・・(もう、溺れてるかも・・)【待つ】とはどういうことなりき?哲学的命題を我が身をもって体験し、タカピーなヘレネ様にひれ伏す日を待つことにいたします。


[17] 3日目が終わりました〜  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/07(Thu) 23:07

われらがヘレネ様は、かなり意表をついていらっしゃいました。だって、すべての人が赤(ギリシャ)か青(トロイア)の中、人間ではひとりだけ白!うすもの!なんですもの・・・(ACHIさま、喜ぶ・・・・)  
  しかし、娘もすごかった!(香月弥生さん)この母にしてこの娘あり! 歌あり踊りあり・・・で、ひとりミュージカル(?)のヘレネさまでした。あとのご報告はうみせさんにまかせます〜〜〜


[18] あっ?! 投稿者:うみせ@へろへろ〜投稿日:2000/09/08(Fri) 00:14

しまった!先手を越されたか!  
>けーてぃーさ〜ん。。。昂奮していてあかんねん!書けへんねん!  
今言えるのは、とにかくヤンさん!!!!『グリークス』に出て下さってありがとう!  
…すみません、明日の夜には、落ち着いて書きます。(…たぶん)


[19] Re[17]: 3日目が終わりました  投稿者:ACHI投稿日:2000/09/08(Fri) 01:46

> われらがヘレネ様は、かなり意表をついていらっしゃいました。
> だって、すべての人が赤(ギリシャ)か青(トロイア)の中、人間ではひとりだけ白!うすもの!なんですもの・・・
> (ACHIさま、喜ぶ・・・・)  

それじゃまるで 私ただのおやじじゃないですかぁ?! 17日には格調高く ギリシャの古典の神々の世界に浸ってきます!でも・・・うれしいかも。あの美しい背筋とか腹筋とか・・・!こら!  
「ない〇は揺れない」これは未来永劫残りましょうな。


[20] 人間に戻れない・・ 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/08(Fri) 13:53  

けーてぃーさん、うみせさん、ご報告ありがとうございま〜す。ぐへぐへ喜んでいるばかりで、妄想とおやじ心でぐちゃぐちゃになった脳みそが元に戻らず(元々そうやんか)、なかなか人間の言葉が出てこなくて(これもいつもか?)、お礼が遅くなり、すみません。  

名言が多いっすねえ。受けまくりですわ。座布団150枚くらい、今注文してます。けーてぃーさんの「しかし・・・ヘレネさまの前には、すべての理屈は倒壊・・・」(南極より)うみせさんの「天上天下ヘレネ独尊体制」が、超お気に入りでございます。(アンタに受けても・・・)  

>ACHIさん良かったねえ、薄物、薄物。( ^^)/\(^^ ) 待った甲斐があったというもの。  

けーてぃーさんここまでふくらんだ妄想よりまだすごいのでしょうか?(^_^;  

おーーい、BBSと現実のはざまで哲学の小道に迷ってるお二人さん妄想の泉に溺れてしまえば大丈夫だよ〜
早くこっちにおいで〜〜


[21] ヘレネはヘンね 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/08(Fri) 15:18  

 ヘレネの場から『グリークス』世界が変化してきます。確かにお衣装がチベット風だったり、歌舞伎のような場面 があったり・・・としても、それまでの『グリークス』は、神から与えられた運命=必然の中で、真摯に生きる人間の偉大なドラマだったのです。
 ところが、ギリシャの赤でもトロイアの青でもない薄物ヒラヒラ、タトゥ入りあんよのヘレネが缶 ビールを飲んだ時から、荘厳なドラマは軸が狂い始めます。
 ヘレネは自分本意に喋り喜ぶ人です。(怒ったりはないみたいですね。)エジプト王をだましてメネラオスと無事にミュケナイに帰ったものの、ギリシャ人がこわいからと屋敷にとじこもっています。ここでは王妃らしい素敵なお衣装を来ていられます。しかも黒です。ギリシャ人(この舞台では)の印の赤糸の飾りも、髪につけていられます。しかし、エレクトラと喋っても、どうもかみあわない・・娘と話しても・・・・なんだかへんな空気がただよってきます。
 この微妙な違和感は、すでにメネラオスにも伝染しています。
 これまでの登場人物はみんな、神を恐れうやまって生きていたのに、ヘレネはどうも違うらしい。ときどき、神をごまかそうとするような言動もあるような・・・そのヘンなヘレネのせいか、とうとうヘンなアポロンまで登場します。
 アポロンが勝手なご託宣をしている間、またもやヒラヒラ薄物のヘレネは、おみ脚をみせびらかせながら、高い所に座っています。横むきで、全然、見えなかった〜残念。
 ヘレネは星となり神々と暮らすことになります。
 そして、ヘレネもヘンですが、哀愁・クールで売っていたはずなのに、ファンをオヤジ化させるYANさんも・・・・


[22] 妄想ヘレネ  投稿者:マロン投稿日:2000/09/08(Fri) 16:17

けーてぃーさん うみせさん ありがとうございます。
 あぁ もう妄想がふくらんでふくらんで・・。それにしても「グリークス」は想像以上のすごい舞台のようですね。ヘレネさまも次々と見られた方を虜にしてらっしゃるようで・・。早くお会いしたいです。なんか、もっともっとと・・(笑)もっと教えて〜〜って感じです。うみせさん お待ちしていますね。


[23] 何から書いたらいいのやら…  投稿者:うみせ@今度は、いつ会える〜♪投稿日:2000/09/09(Sat) 00:24  

 昨日の興奮が少しは冷めるかと思ったら、思い出すたびますます気持ちが盛り上がる、うみせでございます。でももう、チケットとってないの…。あ〜ん。。。観たいよお〜。わめきつつ、第三部の「私的感想付きご報告」です。

 開場して席についたとき、ふと舞台を見ると、エジプト風の絵の大きなマットレスの上に、果 物を置いたお皿と、…えっ?えっ??…缶ビール?!オペラで覗くと、「バドワイザーッ?!」その横には、<プレイボーイ>風の雑誌が置いてあります。舞台に明かりが入ると、白い薄物のドレス(というか、バスタオル?シーツ?)をまとったヘレネ様が、そのじゅうたんに横たわって、台詞をはじめます。その様子が、部屋の中で、親しい友達に愚痴ってるときのように、うつ伏せで足をパタパタさせながら、お皿のぶどうをつまんでみたり、(しかも皮は、その辺に、ぽんぽん投げてる ^^;)客席に向かって話しかけ、同意を求めてみたり…。マジでこちらの気分は、お泊りにきた友達の愚痴を聞いてるヒト。

 さて、戯曲を読んだ方ならお分かりでしょうが、台詞の途中に、(ヘレネ、歌う)とあるのにお気づきでしょうか?これまで、一部、二部でも(○○ 歌う)とあったけど、歌わないで、詩のように朗読するだけでした。ところが!ヤンさんは、歌わされちゃうんですね〜!!しかも、ほとんどアカペラ状態♪これは、おいしい!三部一幕は、ここだけ、ミュージカルです(^^;)。小藤田先生が三日続けて観てらしたので、来月の「ミュージカル」に評が載ることでしょう…(ウソウソ)(でも、蜷川さん、ありがとう!ヤンさんの歌声が聞けて、嬉しいです)

 神々の批判にも飽きてきたころに、いきなりゴロン!と仰向けになりトーンを一段低く落として、おっしゃいました!「あー退屈」!!!その絶妙の、間!!!場内一気に吹き出しました。その後は、くぴくぴビールを飲みつつ、雑誌を繰りつつ、自分の身の不幸を嘆くのです。「ああ…キレイなのって…ヤ」この決め台詞も、しっかり笑いを取っていましたよ。ほんとに、客席の空気を読むのが、お上手だわ。

 メネラオスが登場して、二人で「あれっ?」と顔を見合わせる場面は、「ロマロマ」第1幕のラスト近くを想像してください。ここから、ギリシャ「喜劇」がはじまります。ただ喜劇なのは、二人の間だけのことで、やはりその後ろには、ただの雲で造られた似姿のために、家族を殺された人たちの嘆きや苦しみがあります。(その嘆きも、第4幕で救いが見えてきます。本当によくできた戯曲で、わかりやすくて感動的な演出ですよ!…閑話休題)メネラオスと二人で助かるために一計を案じたヘレネは、奥に引っ込んで、髪を切り、喪服に着替えてきます。ここでは、髪は地毛、衣装は、黒ずくめのドレスに黒のベール。むっちゃ艶っぽいです〜〜!顔には嘆きのつめあとが、三本ずつ。傷をつけてもヤンさんヘレネは美しい。これはBJで確認済み ^^;ね  
 
  しかし、いくら似姿とはいえ、傲慢さや、何をしてもあっけらか〜んとしたところは、ご本体も一緒なのね〜!へレネ  「かわいそうな あなた」メネラオス「いや、おまえのほうがかわいそうだ」ヘレネ  「そうね」と、間髪入れずに言っちゃうとこなんて、もうもうもう!!とにかく、二人はアルゴスに帰って、無事に暮らせるかと思いきや…と言ったところで、休憩なしの第二幕です。

 エレクトラの、嘆きの独白の最中、姉のお墓に供えるべくぶどう酒のつぼを持ってヘレネさま、ご登場。さっきの喪服とはパターンの違う、黒。昨日お話するのを忘れましたが、みなさんお衣装の必ずどこかに、日本風のテイストが入っています。ここでは、裾の絵模様が、鶴。髪は、アップ、首に黒のチョーカー。相変わらず、自分は悪いことをしたという考えが微塵もないため、(確かにしてないのよ!美しさが、罪なだけ…^0^;)エレクトラが深刻にしゃべっても、ヘレネは明るい。ここの芸風(笑)は、まさに、シャーロットさんです。シャーロットを見て、この配役を決めたのではないかと思うくらい。でも、この姉にして、この妹あり!が、うなずける演技です。

 でも、殺されちゃうのよねー!…と思ったら、エレクトラたちとメネラオスたちが争うなかに、いきなり思いもかけないところから階段が出てきて、アポロンと殺されたはずのヘレネが降りてくる。ここは、アポロンの意表を突くいでたち(シアターガイドの写 真とは、まったく違うんだよん)と、その人間くさい行動に、笑ってください。ヤンさんヘレネは、一部三幕で着ていた、白の薄い打掛けのようなお衣装に戻って、階段の途中で、タトゥーの太ももあらわに足を組んで腰掛け、成り行きを笑って見守っています。それぞれが、アポロンに定められた道へ進む時、ヘレネはそれでも、メネラオスの行ってしまった方向を、ずっと見つめています。反対側だったので、お顔の表情は、見えませんでした。(でも、階段に座っているときも、嘆くコロスたちの中で、アポロンと踊った決めのポーズも、みんな後ろ姿しかみえなかったの、くすんご覧になった方、詳しいご報告、お願いします!!)

 ヘレネとしての出番はこれで終わりです。

 第4幕にコロスとして、再登場。ただし、イピゲネイアとオレステスが、故郷へ帰ろうとする大団円のころ、やっとでてきます。私も、いやにコロスの数が多くなったな〜…と思った時、コロスの中にターコさんを発見して、「もしや?!」と思ったら、いました。みんな、手をついてお辞儀のように伏してるんだけど、その中にいやに背筋のピンッ!と伸びた奴隷がいますから、注意してみててください。イピゲネイアたちが去ったあと、最後のシーンにかけて、また、コロスとしての台詞をいくつか言いますから、お見逃しなく…。

 ここのお衣装は、第一部冒頭の、赤いやつです。

 でもね〜!!ここでの表情は、つぼにはまりそうな研5くらいのヤンさん、ですよん。私も、あかんと思いつつ、オペラが離せへんかった。

  それとコロスになると、信じられないくらい、ヤンさんの顔つきが、変わる、とおもいました。私が見たかった、『蜷川芝居の中の安寿ミラ』が十分に堪能できてます。蜷川さんのすごいところは、芝居の「離陸と着地」がものすごくうまいこと。しかも、しっかり目的地へつける。楽しませてもくれる、名パイロット。演ってるほうはしんどくても、それだけのめり込み集中できるんでしょう。だから、観客の心を揺さぶる名作ができるんだと思います。

 ヤンさん自身が、どう思ってらっしゃるか知りようもないけど、本当に、いい芝居に出させてもらってるよお!(断言!)

 けーてぃーさまの、いつもながらの深い読みにはかないませんが、今日も長い詳細報告を書かせていただきました。お目汚し、ご免!ではでは。


[24] 「わ〜!早く見たい」がTU NAMI状態 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/09/09(Sat) 09:27  

けーてぃーさん、うみせさん、ご報告ありがとうございました。
もう、見る前から興奮状態。おやじ状態(見る頃にはひげが生えてたりして(^^;))。
早くみたい!早くみたい!早くみたい!早くみたい!早くみたい!早くみたい!〜〜〜〜〜!


[26] YANさんの初めての子 供・・・ 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/09(Sat) 09:57

 ヘレネの娘ヘルミオネは、「オレステス」の場面で登場します。
 姉のクリュタイネストラのお墓に行きたいけど、ギリシャ人がこわいので、そこにいるエレクトラに、代りに行ってなんていうヘレネさん。
 無邪気というか、無神経というか・・・・しかも、この時のお衣装も結いあげた髪も、王妃らしく高貴な感じ!・・・・が、、あんよはばっちり見せて、座っちゃうのである。ちなみにシアターガイドの写 真はこの場面でした。
 このヘレネとエレクトラの、かみあわない会話の息のあい方(ヘンだが)がとっても心地よく、なんか、おふたりのものを観てみたいかな〜って、思いました。
 娘に行かせたらといわれて、そうね〜とばかりに、ヘルミオネを呼ぶヘレネって、ホントにへん。出てきた娘はブスっとして口もきかないが、おかあさまに「可愛い娘」なんて言われて、羨ましいたら・・・
 このYANさんの初めての子供(子持ちの役はあったけど・・・武田和代さん・・)を演じているのが、香月弥生さん。YANさんママと並ぶとントに子供のように見えたのですが、実はYANさんとは3歳違いなだけ。文学座公演の『グリークス』でも、このヘルミオネを演じられたとか。
 彼女が活躍するのは、次の場の「アンドロマケ」。わめいたり、ねっころがってあばれたり(血筋かしら?)、興奮して服をぬ いだり(黒だった・・・やっぱり血筋?)、大騒ぎ。脚にも、ちゃんとタトゥをいれてました。
 この場でもヘレネは非難のまと・・・(もう、お星になっちゃったのにね〜)アキレウスの父親ペレウスには「スパルタ娘は太もも剥き出しで、薄い服でふらつきまわり、はだかでレスリングをする」と、言われてしまった。
 しかも、「胸を広げてみせた」と、言うので、心の中で「見せてないもん。見せたのは腹筋だもん」と、言い返してしまった・・・(笑)
 そして、ヘルミオネには、「母親があんなに有名だってどんなだと思う?」と、言われていた。このヘルミオネのお衣装は金魚のようで可愛いです。中近東のお姫さまっていう感じでした。


[27] わわわ・・・ 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/09(Sat) 10:04  

>けーてぃーさん、うみせさん  やっぱ、妄想よりすごそう・・・(^_^; 詳しいご報告ありがとうございました!  

>駄ねこさーーん  だいじょうぶ?見る前から壊れてるよ。(人のこと、言えないけど)  

ちょっと失敗して、削除して書き直してたら、けーてぃーさんの第2弾が!ああ、うれしい。(というわけで、[25]がないのは私のせいです。ごめんなさい。ぺこ)


[28] 早く観たい!わくわく! 投稿者:なずな投稿日:2000/09/10(Sun) 16:48  

けーてぃーさん、うみせさんのご報告にPCの前で心わくわく、早く観たい〜〜〜〜と身悶えております。ヘレネさまも新聞評に“好演”と書かれてあったそうで嬉しいやら嬉しいやら・・←それしかないのか!・・ほんまに嬉しいですわん。

 今日は9時間通し公演の二日目でしたっけ?(東京の予定はあまり把握してないので、間違ってたらごめんなさい)やはり体力勝負ですか?休憩はどのように過ごせば良いですか?こうすれば9時間の演劇を堪能できる!って技があれば教えて下さいね。

 ここかしこのグリークス掲示板を読みあさり、それに刺激されてまた戯曲を読むここ数日、そして何度も眺めるシアターガイド。ああ、ヘレネさま。似姿だろうと、本物だろうと、トロイアであろうとエジプトであろうと、あばずれであろうが、葡萄の皮を捨てようが(その皮一つ欲しい〜んですけど・・・だめ?)一日も早くヘレネさまにお会いしたい・・ただそれだけです。9時間の通 しの報告待っています!


[29] 今週は会えない・・・気持 はメネラオス〜 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/11(Mon)18:42

  しかし、何でございますわ。どこのお宅にお邪魔しても、真摯な生き方についての高尚なお話が花盛りだというのに、ここでは湯上がりバスタオル美人についての、オヤジ話しか、出ていない・・というのは・・・・(←私だけか?)
 でも、仕方ありません!美しいものは美しい。善より美よぉ!
 今月と来月はひたすらエピキュリアンに生きよう!


[30] 耳をすましてみよう!  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/11(Mon) 19:09  

 第一部の最後には、アメリカ軍の戦闘機による爆弾投下の音が、第二部の最後には赤ちゃんの泣き声が入ります。それぞれの部のテーマを象徴するような「音」です。  ところが、第三部のアタマの『ヘレネ』の最初の音楽はアラビア風・・・・ほんとうはエジプト風なんだと思いますが・・・。アラビア風といえば、「シエラザード」・・・そうです、私には、その音楽が『心の旅路』のテーマ曲に聞こえてしまう・・・・(笑)
 ヘレネがダンナとギリシャへ帰る「音」は、どう聞いても旅客機の音・・・ヘレネは飛行機で帰ったのね・・・と勝手に納得。  そして『オレステス』で、アポロンがヘレネと踊り、天空の星(船乗りたちの守り神にするんだけど・・・・こんな嵐を呼ぶ人を・・・絶対、人選、間違っている!)、それは宇宙ロケットの音・・・ロケットで星に行ったのか〜〜〜?・・・・それは当然、アポロ宇宙船よねっ!
 カーテン・コールのYANさん・・・すぐ後ろに行こうとして、可愛かった。あの自己中なヘレネさまは地ではなかったのね・・と安心(爆)


[31] 待ち遠しいわ 投稿者:みりん投稿日:2000/09/11(Mon) 20:30  

TV鑑賞組は、もう待ちきれない。皆さんの報告で、想像を膨らませてます。楽しい報告、ありがとうございます。あちこち覗き見している、今日この頃。だけど ここが一番、ほっとするわ。(^^)


[32] キャハッ  投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/09/12(Tue) 08:20  

>なずなさん  ヤンさんがヘレネ様を好演!て言う記事ほんとうにうれしかったですね(^_^) もちろん もちろん判っていたけれど(^^)  

>けーてぃーさん  ヘレネ様の音楽がアラビア風!ワ〜イ実はラバーダンスの『ウナモール』を見た時から私の妄想の中ではヤンさん=シエラザードだったのです(^○^) シエラザードは「お*そ美人」と決めていたものですから(^_^;) そう言えば「心の旅路」の曲はシエラザードに似ていますね。初めて気付きました!あーーまた高尚な話しからはずれてしまいました(^_^;)  

>みりんさん  ほんとうにテレビ放映待ちきれませんね。 3時間を越す日もあるのでビデオテープのことも考えなくちゃ!オープニングもどのあたりから映るのかしら!楽しみです。


[33] シエラザード 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/12(Tue) 10:53  

  お衣装持ちのヘレネさまは、滞空時間の割りによくお召し替えされます。
 1部はもちろん、ヒラヒラ・ギリシャ風のロングのローブ(?)ですが、いきなり脱ぐ(!)し・・・2部のバスタオル巻いてるだけですか?ドレスから、本人いわく、娘のような清純(と言いたいのでしょうか?)なドレス。そして、喪服・・・です。  次の「オレステス」の場面も黒ですが、これは王妃らしいゴージャス系です。最後は最初の白・・・と同じだと思います。
 で、その喪服なんですが、頭にも黒レースのベールを被り、もろアラビア風なのです。喪服といっても、タコみたいな形・・・・昔、グラフのポートでお気に入りだという青いコートがあったんだけど、そういう形・・・・四角いままで、わきだけ縫い縮めたような形です。髪の毛も切った・・という設定で、可愛い・・・しかし、ベールの下にはおだんごが・・・(笑)
 なお、ヘレネさんの髪は伸縮自在らしく、場面ごとに長さが違います。長い金髪をおろした姿は、とっても・・・ドキドキ・・・


[34] Re[33]: シエラザード 投稿者:ACHI投稿日:2000/09/13(Wed) 08:35  

> 長い金髪をおろした姿は、とっても・・・ドキドキ・・・  

長い金髪 ・・長い金髪!!!!
ドダー−−ン!(倒壊)  
はっ。日曜日にいよいよ9時間体験するんでペットボトルとかサンドイッチとか持ち込む食料のこと考えてたけど気付けも必要かぁ。


[35] お衣装妄想。 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/09/13(Wed) 12:45  

別荘に持ってきた「トロイヤの歌」、最初ぜんぜん読み進まなかったのだけど、いろんなご報告を聞いて、登場人物がはっきり頭に入ってきてこのごろすらすらと読み進んでいます。でも、ヘレネ様のお衣装の表現がどうであっても、バスタオル風や、アラビアフウのお衣装が浮かび、ヤンさんのおみ足が浮かびます。(^^;)しつこく、早く見た〜〜〜い!!


[36] 赤いコロス  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/13(Wed) 15:38  

 コロスのお衣装は、赤い薄いインド綿のようなきれを巻き付けた感じで、髪にも赤い糸を付けたり、リボンのように結んだりとさまざまです。
 その中でも、YANさんは、可愛いさかなやさんのような、ねじりはちまき・・・ラストのコロスでは、髪をおろしていられるので、女のコっぽいんですが、最初は牛飼童子(羊飼いじゃなかった!『牛飼童子』、それはYANさんが長崎で初めてご覧になった月組公演・・・・)のパリスもなさるので、小さなポニーテールにしているので、どうみても、がってんだにいちゃん・・・と、思ったら、コロスはそれぞれ、おなじ分量 の生地を渡されて、自分で工夫して着ていられるんだそうです。(もちろん、基本のドレスは一緒)
 そう思ってみると・・・というか、その時はしらなかったんですが、妙にYANさんらしい着方だな〜〜とは、思っていたのです。
 ねじりはちまきも、『メガビジョン』のレダの場面のあとの川を渡ろう・・・を思い出すし・・・(笑)
 しかし、コロスのお衣装になると、さっきのタカビーちゃんはどこに?というほど、可愛くて、女神アテナの話を聞いていられる時の、恍惚とした表情も素敵です。


[37] へらへら 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/14(Thu) 09:46

 >けーてぃーさん(オモテからのレスです)
 腹筋って、そういうことだったのね。わたしは、ヘソだしルックのことかなあって思ってましたよ。(あ、それもあり?)ねじりはちまきのヤンさん・・なんですか?わたし、「川を渡ろう」は大好きな場面 だったから、うれしいなっ。タカビーとはうってかわった、可愛い恍惚とした表情っていうのも楽しみ (*^.^*) お衣装や音楽のこと、詳しく聞いて、ますます動悸が激しくなりました。見る日までもつかなあ、心臓。(だいじょうぶじゃっ>みなしゃん)

 >ACHIさん  気付け薬もっての観劇、いいなあ。(どこが〜と世間には言われるだろうな (^_^;) 通し体験のご報告、楽しみに待ってます。

 >駄ねこさん  今回の別荘暮らしは、妄想いっぱいでしたね。血圧下げて、無事退院できるように、2、3日妄想禁止・・?なのに、アサヒグラフが〜〜、鼻血モンですね、まだ舞台見てない人には。あ、雷が鳴った・・・ヘレネの脚を見てへらへらしてるヤツにゼウスが怒ったのかな。電源オフしよう〜。


[38] へれへれ 投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/09/17(Sun) 14:19  

私もお会いできました!!ヤンさんヘレネ様!でも3部のみ 1部と2部は関西までお預け・・シクシク変則的な感想ですみませんm(__)m

 ターコさんの完璧なまでの美しさノンちゃんの自然体ヤンさんのツボを得たヘレネ様宝塚トップ3兄弟(?)のご活躍はほんとうにうれしかったです。

 20世紀の最後を飾るこの作品にヤンさんが出てくださってほんとうに感激しています。ヘレネはヤンさん以外に考えられません(^o^)丿人間としての情も母としての愛もあまりないヘレネは役柄としても異彩 を放つむずかしい役なのでしょうがいくつかの見せ場もツボを得た見せ方で演じてくださりハマリきってしまいました。でれでれ〜〜

 皆様のご報告のタトゥ私の見た日は右足の太股両側でした!!!(これって日替わり?)階段に腰掛けてアポロンの裁きを聞くヘレネ様は「美しいのも悪くはないわ」とでも言うように輝くばかりの笑顔でした。ヒラヒラの薄いお衣装で踊る所作の美しいこと。

 3部ラストのコロスのヤンさん私も大のお気に入りです!!すごくかわゆいのです*^^*素直で無垢で輝いて・・・こんな人 古代の民衆の中にいたのかしらと考えるだけでも素敵ですね。歴史上の大きな出来事の中では黙して語らないけど時代を作って行くのは民衆なのだと納得させる輝きでした☆

 きょうも通し公演見られた方 うらやましいなあ〜ご報告お待ちしてま〜す!

 


[39] へろへろ 投稿者:うみせ@観なくてもコクーン詣で投稿日: 2000/09/18(Mon) 01:26

 みなさん、はろ〜!本日は通し公演を初めて観てまいりました。それも、立、ち、見!!でも前に手すりと、横に柱があったせいか、楽な態勢で見られたのと、上手側中2階バルコニー席(一列しかない)の後ろだったので、役者さんたちの顔も結構近くで観られて、迫力があったので、10時間半の長丁場は、それほど苦痛ではありませんでした。タイトルは「へろへろ」ですが、それはヤンさんのヘレネちゃんを観るとこうなるだけの話で…(^^;)、けして公演のある日は、毎日のように渋谷に行ってるから疲れてるわけでは…多分、ない。

 さて、この立ち見席でおいしいのは、アポロンに連れられて降りてくるヘレネちゃんを正面 からばっちり!拝見できることでしょうかね…。アポロンが、ミュケナイ一族やコロスたちにご託宣する場面 。ヘレネは、ずっと階段の途中に座って「艶然」と微笑をたたえながら、それを見守っているのですが、(でも太ももはあらわ ^^;)娘の行く末を聞いて、本当に嬉しそうに微笑んだり、アポロンがメネラオスに、「ヘレネは忘れて新しい妻を迎えよ」と言ってるのを「悪いわね〜〜、でも、幸せになってね」という表情に、優しさが伺えます。一番好きなのはこの後「それぞれ決められた道を行け!」と言われて、メネラオスがヘレネに別 れを告げに来る場面。「幸せにおなり」という夫を優しく抱きしめ、去っていった後も名残惜しそうに振り向くメネちゃんに「だめよ、行きなさい」とでも云うかのように、首をさっと1回だけ振るところ…。すごくキレイで、優しげで「神」が入ってるようです。観てるほうは、ちょとせつない…。対面 席と、上手側バルコニー方面の人しか観られないのがもったいない!でも一部コロスの、パリスの表情はまったく見えない席です。ほ〜んと、お席によって感じ方も違ってくるから、何度でも見たくなるんですよね〜。

 今日のカーテンコールでは、平さん白石さんの御大二人に手をつないで貰って出てこられました。うひゃ〜〜〜〜〜っ!!

 では本日はここまで。今日は、NHK・BSの録画隊が入ってましたよ。早く放送されるといいですね!ではでは。


[40] やっと観ました 投稿者:ACHI投稿日:2000/09/18(Mon) 02:01  

んー体力勝負というよりもあまりにも集中して9時間のめりこんでしまうのでこの時間でもクールダウンできないのが今はハイになってるけど明日になるとどーんときそうな・・・。

 H−4!ちょっと凄いお席!(自慢しちゃう 許して)T部ではなんと平さんで泣いてしまいわれながらどーなっとるんじゃ?!でした。たーこさんのあたりを払うがごときたたずまいってほんと凄いなぁと 今更ながら。でYANさんは かわいい!でした。U部でも平さんの殺される時のは・・は・・はんけつ!!!うっそぉ!でした。どこ見てるんでしょ!ったく。寺島しのぶさんは あぁ凄い女優さんだ!と感動。あれがおにぃちゃんだったら菊くんつらかったろうなおねぇちゃんで良かったねなーんて・・・。この終わりごろには涙涙でほぼすっぴんとなっておりました。私。母様の胸だしも仰天でしたが・・・はん・・・んーむ。V部はごろちゃらしてるヘレネちゃんの太ももどころかえぇえっ!てなお姿にショックで瞬きが少なくなってました。コンタクトじゃなくて眼鏡にしといて良かった!ドライアイになりそー。でアポロにしちゃぁちょっと重々しい外見の平さんとヘレネちゃんの<でゅえっと>みたいなとこもついつい平さんの妙な動きに気をとられてしまった。たーこさまのアンドロマケはとっても力強くてうん 納得っていうか これだぁ!!っていいましょうか。メネラオス様が妙に笑いとってましたねぇ。

 こんなに凄いお芝居に出てくれて猛烈感謝でした。くったびれたけど 観てよかったぁ。YANさんについてはまだ冷静に語れないのでやめ。はぁ 以上。変な感想ですみませなんだ。

  最前列はほんとにあの配布されるビニールシートがなければ濡れます!


[41] 神の時間と人間の時間 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/18(Mon) 11:33  

昨日は、通常舞台側のお席でしたので、見えるものがガラっと変わり大変、面白かったです。
 この違いは、どうやらコロスの表情の違いにあるらしい・・この間、背中を見ていたコロスの顔を見ているので、そのコロスの心理に引っ張られる部分が大きかったです。
 昨日、初めて気がついたのですが、星になったヘレネに対して、コロスが見えない石を投げつけます。ブリセイズも、トロイア人でありながら、アキレウスを愛してしまった・・という独白で、石を投げつけられますが、これは本当に石・・・で、ブリセイスに当たりますが、ヘレネの方は、見えない石せすから、まったく意に介しません。
 ここの場面に、宇宙的な時間軸と人間の時間の大きなズレをはっきり感じました。
 所詮、人間の生きている時間など、この膨大な宇宙時間では一瞬のまたたきでしかないのでしょう。ちっぽけな人間が、宇宙を征服した気になって、すべての真理を手に入れようとすることこそ、不遜なことなのかもしれません。
 25世紀も前のギリシャであっても、現代であっても、宇宙の中では1秒の差でもない・・・という気がしました。
 この舞台ではSEにたくさんの現代の音が使われています。1部の最初で、コロスが人間の歴史を語るのですが、現代(コロスにとっては未来)は鉄の時代で、人間は進むべき道を失う時代・・・と、言われます。
 1部のラストでヘレネは、トロイア人はギリシャの鉄と女を欲しがったのだと言います。
 3部で、メネラオスはトロイア戦争で、ギリシャは団結し、遠方への旅がさかんになった・と言います。
 事実、この作品には、トロイア、トラキア、エジプト、タウリケ(ロシアらしい)と、ギリシャにとっての違民族がたくさん出てきます。
 船で渡っていたこの時代をSEでは戦闘機・飛行機・宇宙船、トロイアを滅ぼした炎やセウスの雷は、投下される爆弾の音に表現されています。
 人間が征服したと思ったものは、いったいなんだったのだろ〜か・・・と、このアポロンとヘレネの場面 は考えさせてくれます。(たとえ、インチキまじない師と、その若い愛人に見えても・・・・笑)


[42] スパルタは教練の国 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/18(Mon) 13:52

 この間、高汐巴さんの『シンガーズ・バトル』を観た時に、ペイさまが、五木ひろしさんの公演で相手役をなさった時のお話をされていました。ペイさまのお役はおいらん(おいおい、おいらんっていう字くらい、出てくれよ〜webpalette)。お衣装の重さは23kgとか・・・で、ペイさまがおっしゃるには、その重さに耐えられる女優がペイさまだけだったと・・・(笑)
 で、昨日、お子さまを高く高く持ち上げられたアンドロマケさまを観て思った。 「ターコさんたら・・・力持ち〜」  だって、いくら子供とは言っても、女性が びくともせずに、あんなに高く、しかも結構、長く持ちあげていられる・ちなみにオペラグラスより重たいものは持ったことのないけーてぃーは、抱き抱えることも出来ない・・・と思う。
 ふと、考えると、ヘレネさまの、あのダンナを誘惑する場面。 一瞬の家に、上にかけたケープ(?)をひらりんと取り、あの上半身を半分起こしたまま、寝て、肩だけひねって、肩紐を落として見せたりするのだって、あのポーズのままのいきなりの大開脚も、腹筋だけで起きあがるのも、出来る女優さんは、そうそういないかも・・・・・
 そう言や〜 ブリセイスさんは、力が余っていそうだった。カーテンコールで、男歩きしてたもの(笑)  

>うみせさん  逆側だったので、平さん、白石さんに連れられたYANさん、見えなかったです。(涙)
 カーテンコールになると、ウロウロ後ろに行ってしまうから、引っ張って下さったのかしら?
 私の方の側では、たぶん立石涼子(ニスイかな?)さんと、手をつないでらした。すごくいい雰囲気でした。


[43] りんごをかじると・・・ 投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/09/18(Mon) 15:45  

きょうは休演日。。。出る方も見る方も疲れを癒す日…あの振り子時計も今日は止まったままなのね。  

>うみせさん  すご〜〜い!通し公演立ち見のご観劇!ヘレネ様だって寝転がる時あるのにね(^_^;) 太股 アキレス腱の疲れには気をつけてくださいまし*^^*  

>けーてぃーさん  カーテンコールの暖かい雰囲気とてもうれしいです。  

>ウロウロ後ろにいってしまうから、引っ張ってくださったのかしら?  そうかもわかりませんね^^  私が見た時は白石さんと手を繋がれていて間に人が入っても白石さんはヤンさんの手を離そうとはなさらなかったです(^_^)  

>ACHIさんお疲れ様でした〜〜〜思いっきりの壊れぶり笑わせていただきました。

 ところでりんごをかじると血の出る方りんごをかじるのが苦手な方はごめんなさいなのですが・・・
 ヘレネ様がサクッとりんごをかじった時 あたりに果汁のしぶきがぱあーっと飛び散ったのが見えました!ライトを浴びてそれはあざやかに・・・瑞々しくて清冽なシーンでした。

 しょうもないことですみません。日々新しい発見のある「グリークス」ラスト一週間のご報告お待ちしてま〜す!


[44] 今日は休演日・・・・で はないの!  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/18(Mon)18:00

 追加公演、通しの日です。ヘレネさまもご出勤・・・ヘレヘレふぁんも、ご出勤・・・・  も〜〜〜今日はくたびれて、仕事になりません。(仕事もなぜか、ないし・・・)  これから家に帰ってひとやすみして、また10:30にコクーンに行きます。


[45] あっ そうか^^; 投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/09/18(Mon) 22:03  

間違えました。ごめんなさいm(__)m きょうは追加公演の日でしたね。

 3日連続通し公演!!!すご〜い 
  古代ギリシャ人はパワフルだ。日本人ファンは勤勉だ。あの時計はおじいさんの時計ではないのですね。 3日連続でご覧になった方ってあるのかしら?


[46] オヤジと化しても… 投稿者:うみせ投稿日:2000/09/20(Wed) 01:51

 本日は第1部の2回公演日。客席には、片桐はいりさんや、古田新太さんの姿が…。日曜日の通 し公演では、加賀まりこさんなども来てらっしゃいました。本当に、こんな方々が観に来るほどの、すごい芝居に出てるのね〜!みなさんに「安寿ミラ」という、素晴らしい素材の女優さんをしっかり心に留めといてほしいもんです。うふふ(^^;)でもまだ、女優としては発展途上よね!きっと…。

 さて、今日は「田辺アキレウス」さまお目当ての方が、立ち見に列を為す第1部の日。その中では、きっと唯一ヤンさんファンだった(あ、らんだむさんがいた!)私も、先日とは反対方向の立見席で拝見できました。本来の舞台のあるほうに向かって、下手側になります。こちら側の何がおいしいかというと、現代人として現れて「ウラノス神話」を語るところ。それから、パリスとしてりんごを取り出すときの表情。そしてそして、3幕のヘレネが寝そべってメネラオスを誘惑…あ、違った、命乞いをする場面 の表情ですね。←ここがね〜ここがね〜!!!(*^^ *)もうぜ〜ったい!男なら落ちる!といった傲慢さを、美しさ、しなやかな体でコーティングし、獲物を狙う黒豹のような鋭い瞳でラッピングしたような…とにかく、私が宝塚のヤンさんを好きになるきっかけになった、娘役でダンスを踊るときのような、鮮烈な美しさ、カッコよさがあるのです。最初に見たとき「この人は女優になったら、女性フェロモンバリバリの、すんげ〜艶っぽい女優になる!」確信してましたので、このシーンはとくに、好きなシーンとなりました。なんで、同じ女性の太もものタトゥにどきどきせにゃならんのだ…、と思いつつも、立ち見でも、しっかりオペラを構えている私って、やっぱ変、…ですよね…。でもオヤジと化しつつ、残りの回、また観て参ります。では、また。


[47] く・く・苦しい〜〜〜 投稿者:なずな投稿日:2000/09/20(Wed) 21:36

 わたしも、早くオヤジになりてえ〜〜〜!・・とっとっと、(失礼いたしました笑)←でも本心なんですが・・・アセアセ^^;連日の魂をゆさぶる報告にすっかり観た気分。ヘレネさまのフェロモンが頭に身体に充満し、うみせさまには心から共感しているのでございます。ヘレネは女もおとす!・・・見る前から落ちてるんですが・・ゞヘレネさまがかじったリンゴの飛び散る果 汁の報告まで<ゆうやけさま、していただき、オリンピックにちなんでヤンさんの“開脚キャッと客全驚(元ネタ古すぎ?)”の報告まで<けーてぃーさん。ありがとうごさいます。煩悩はふくれあがるばかりですが、観劇日まで我慢、我慢・・・


[48] ♪あああああ〜ヘレネさまは きょ うも〜〜うつくしかった〜(長崎は今日も 雨だったで歌ってください) 投稿者:けーてぃー投稿日: 2000/09/21(Thu) 23:14  

 おととい、友達が「ヘレネさまの悪口を言うと危険なんだよ」と、教えてくれて、エエエエ?ヘレネさまはお岩さまだったの?と、調べてみました。
 「ギリシャ悲劇序説」という本が、詳しそうだったんだけど、グリークス貧乏のあちきには手が出ないわっ!という訳で、お手ごろなお値段の新潮選書「ホメロスの世界」を、買いました。
 その本によると、ヘレネさまの悪口を書いた詩人ステシコロスは神罰で目がみえなくなり、訂正文を書き、許してもらったとか・・・。もともと。ヘレネ信仰はスパルタにあり、豊饒の女神であったとか。
 それで、「イーリアス」を書いたホメロスくんも、ただの悪女ではなく、美しさゆえに、苦悩する高潔な女性として書いたそうな・・・
 な〜るほどね・・・・これ以上、安寿さんにピッタリな役はなかったわ〜〜と、つくづく実感する私であります。
 でも、ヘレネ詣でをすると、醜女が美女になった・・・と言うことだけど、ビジョにはならずビンボウになったな〜〜


[49] 新しい発見! 投稿者:うみせ@四方八方投稿日:2000/09/22(Fri) 02:23

 今回は遠征できない分、狂ったように『グリークス』三昧の、うみせです。もうすぐ西の方のみなさんに、お熨斗をつけてお送りしますから、もう少し、浸らせてくださいね。

 今日、田辺さんのファンの方から譲っていただいたお席が、ちょうど本来舞台のある側にしつらえてあるお席でしたので、これで、念願だった四方全部から拝見することができました。本当に、観れば観るほどいろんなことが、深く、面 白くなっていきます。

 今日はコロスのヤンさんの表情が、とてもよく見えました。特に白石アテナの話を聞くところに、すごく感動!!そこにいるのは、ヘレネでも、安寿ミラでもない…ただの、「蜷川芝居のコロス」だったんです!!!初めて、あんな表情を見たような気がします。まだ役らしい役が貰えなかった宝塚時代でも、観ることのできなかった、その芝居の空気と一つになっている表情には、震えてきました。これまでは、どの舞台にも、どこかに必ず宝塚の出身者らしい「華」がある役が多かったような気がします。もちろんヘレネ役も、それがなければ成立しない役だとは思いますが、このコロスのところに限っていえば、そういうのはなく、ただの「安寿ミラ」という役者を見た気がしました。役を演じてる、というより、その『グリークス』という蜷川芝居の中にしっかり溶けこんでいるんです。…抽象的でごめんなさい。オスカルを演られたときと同じ…本当に「観て!」としか言えなくて申し訳ないのですが、他にご覧になった方、ヤンさんのコロスの感想を、是非聞かせてください!私ももう一度楽日を観て、感想をUPしたいと思います。(なら今書くなよ〜>ALL)では、また。

 P・S 今日の楽屋出のヤンさんは、「ヘレネより美しかった」です!(^^;)タクシーに乗って帰られたあと、そうつぶやいたら、隣にいた方が思いっきり「うん!うん!!」と共感してくださいました。やっぱファンの考えることは、同じですね。


[50] やっと見た!\(^o^)/ 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/22(Fri) 23:13

 今、私の心に流れているのは、あの曲。コロスが歌うハミング。そして、映像は、赤いコロスのヤンさん。アルテミスの言葉に聞き入る時の、青年のようにも見える端正な横顔。そして、アテナの言葉に耳を傾ける、あの純粋無垢な感動の表情・・忘れられない。は〜〜〜なんか、行く前の想像と、自分の反応が違う・・・(^_^;

 3日間かけて、見聞きした、この長い物語は、今も私の中に沈殿して、その中から、時折、何かがもやっと浮かんできます。表現力ないのですが、とにかく、感動としか言えないです。混沌の中で、出口を求めて、必死に生きていく人々の人間像・・・なんか自分たちの姿を見ているようで。10本のストーリーが首尾一貫していないところに、かえって現実味を感じます。その中に、一人の人物として、生き生きと、ヘレネ・・あの美しく、変てこな、それでいて憎めない人物を、きちんと生かしてくれたヤンさんは、すごいって思う。今の日本にこのヘレネをやれる人はいないっとか、ファンモードで思っちゃう。うひゃひゃ(^^ゞ

 3部はカーテンコール付きでした。昼の部で、どうしても立ちたくて、お隣の方(見知らぬ 方(^^ゞ)だけさそって立ちました。でも、対面の舞台席が誰も立ってない。自分の前の席も立ってない。怖くて終わった後、後ろを見ずに座りました(^_^;。後で聞いたら、私たちだけじゃなかったって。良かった。夜の部のカーテンコールは、昼よりずっと熱狂的でした。通 しの日はこんなかなあって、少し味わわせてもらった気分。ヤンさんも、すごい笑顔で、何度も手を振ってくれて(夜は立ち見だったので、上をよく見てくれるのが、うれしかったです)、昼より1回多い、4回のカーテンコールでした。

 ・告白・前から2番目だったのに、蝶々タトゥの模様がよく見えず、双眼鏡(8倍)で、確認してしまいました〜。蝶々は1匹でなく、何匹も飛んでたのね。

 >ゆうやけさん  わたしも、飛び散るりんごの果汁のしぶき、見えましたよ。りんごが嫌いな方には申し訳ありませんが。このシーン、どんな気持ちで見るんだろうね>なずなさん?

 >けーてぃーさん  ぱっと服を脱いで寝て、ぱっと脚を開いて、ぱっと服を着ながら起きて、ほんと筋力ないとできないよね。なんか、体操選手のようだとか思ってしまった(^^ゞ。真上から見ると、カーテンコールでうろうろと後ろに行かれてるヤンさんは、ちょうど集団の真ん中に居られて、見やすくて良かったです(^.^)。出待ちでは、ぐずな私を引っ張っていただき、ありがとうございました。

 >うみせさん  はっは、1部の夜公演は、チケットとってなかったのですが、1回見たら、やっぱり並んでしまいました。列にあなたがいて、心強かったわ。あの日は入りも田辺さんファンばかりでしたしね。でも、3部の入りは、ヤンさんファンばかりでしたよ。そうそう、1部の入りで、すっぴんのターコ様にお会いしてうれしかったわ。のんちゃんは、男歩きで入られたのに、舞台では、あの「はかなげな」美女・・・すてきでしたね。しどけなく寝てアキレウスを迎え入れるところ、生唾ごっくんでした。しかし、のんちゃんに「はかなげ」という形容詞を使う日があろうとは思いませんでした。いつか、ヤンさんに使う日がくるのだろうか・・・。いつかそんな役もやってほしいな。なんか、「女」になってから強い女が多くない?ヤンさんの入り・・・実は、いつも「見た!」っていうだけで、記憶が飛んでしまいます。何着てたの?とか聞かないでね(^^ゞ

   >ACHIさん  平さんの「はんけつ」(^^ゞ、びっくりでしたね〜。でも、ほんとに?肌色のなにかとか身につけてたわけでなくて?私の目ではわかりませんでした。寝ているとき足の向こうの観客の方は、何を見てるのかなあ、と気になっておりました。ヘレネシーンで、気に入ってるのは、1部で、ふてくされたように寝てるとこ。退屈したように、両手を広げて、トントンと床を叩くとこね、あれツボだわ〜。

 コロスのヤンさんを、テレビがどのくらい映してくれるかがとても気になるわ。いっぱい、映してほしいなあ。ああ、もう1遍見たい。(・・ってことで、大阪の楽に3部だけ見に行くことに・・・許して、お母様。)


[51] よそ者ですが、おじゃまい たします。  投稿者:あんぶれら投稿日:2000/09/23(Sat)19:37

 けーてぃーさま、ヤンさんファンのみなさま、こんばんは。

 けーてぃさまの公式OGのカキコは、嬉しく何度も読ませていただいておりました。

 久世さんファンです・・が、毎日こちらを楽しみに拝読させていただいております。みなさまの見事な、ぶっ壊れ振りに大笑いをさせていただき。。。そして・・[50]の、らんだむさまのカキコに涙して。。。それで突然おじゃまさせていただきました。

 >らんだむさま  のんちゃんのことを、あんなに優しく言って下さって有り難うございます。「はかなげ」に見えて下さったなら、ファンといたしましては“良かった”と胸をなで下ろしたい気持ちでございます。いつもいつも見ていると、ああして欲しい・こうして欲しいと欲ばかりが膨らんでしまって。。。冷静に公平に観ることが出来なくなってしまうのです。

 のんちゃんは在団中に他組の公演をあまり観に行かないヒトだったのですが、花組にはしょっちゅう行ってて、ヤンお姉さんには可愛がっていただいていたようです。 研7の時にバウコン・ばらの花のようにでご一緒させて頂き、その時に聞いたヤンさんのお言葉が胸にガァ〜〜ンと来て、その後の励みになっていて、“上級生から頂いたお言葉”はいっぱい有るけれどヤンさんのは忘れられない・・・と言っておりました。ですから、今回又ご一緒させて頂いて、本人は喜んでいるのだろうなぁ〜と思っています。みなさま・・ヤンさんのことでお忙しいでしょうが、久世のことで気になること・・いやなこと等・・何でもございましたなら是非ともお教え下さいませ。男歩きは・・一生治らない・・・諦めておりますが。。。

 これから先、またご一緒させて頂けます幸せを夢に見つつ、これで失礼いたします。ネタバレ・・なのに、そうじゃないハナシですみません。おじゃまいたしました。 ごめんくださいませ。


[52] コロスの意味・・・  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/23(Sat) 19:41

 さて、うみせさんもおっしゃっていますが、一昨日のコロスのYANさん・・・・アテナの教えを聞いていられる時のYANさんのキラキラ光る瞳を観ている内に、遅まきながら私にもやっとわかりました。
 この『グリークス』の主役は、コロスだったのですね。
 本当に、おバカなことに、ギリシャ悲劇の成立がコロスから始まってことは、さんざん勉強し、頭ではわかっていたのに、一昨日のYANさんの涙を観るまで、理解していませんでした。
 この舞台は、渋谷のシアターコクーンから始まり、私たちが持っている白のイメージのギリシャの遺跡に旅し、そこから赤い古代のギリシャが蘇ってくる・・・いや、再生か誕生かは限定できない・・・。
 主要キャストもコロスに入ってくるのは、単に演出上の面白さだけをねらったものではなかったのですね。
 コロスはそれぞれ、これから演じられる役に関連されるセリフを言っていたりします。ヘルミオネは父であるメネラオスのことについて言っているし、ブリセイスは似ていると言われるアプロデイテを演じる。この場でヘラの果 歩さんは最後のコロスの時にヘラを否定するセリフを言っているし、「女神はわけられない」と断言する白石さんはアテナでは「憎しみと愛はひとつ」だとおっしゃっている。
 もちろんヘレネのYANさんはパリスを・・・。それは、ひとつのヒントだったのかも知れません。
 この脚本にある、ひとつの文明論。コロスの今は、人は親切で気高く・・・神が人間の女に子供を生ませる時代だと言っている。そして未来(私たちの時代)は、人が進むべき道を失う鉄の時代だと・・・
 コロスの言う、神と人間の女の愛の時代とは、まさに人間が神に近付こうとする時代でしょう。
 「文明人」を名乗るギリシャ人は鉄の時代に向けて、海へ船出します。相手は「野蛮」なアジアのトロイア・・・高潔な目的で出帆し、略奪し、荒廃した精神を持って帰還し、国や家庭も崩壊していく・・・この25世紀の間、歴史が繰り返し、繰り返し、行なってきた行為です。
 すると、ギリシャって何?トロイアってどこ?名前はただの記号に過ぎず、ほんの少し前、私たちの親が・・・いいえ、今、現在、私たち自身が行なっていることなのだと気づきました。
 人間は神になろうとしたけれど、それは不遜な夢であり、永遠の宇宙の時間のほんの一瞬に生きているだけ・・・、神の一族のヘレネにとっては、25世紀前でも現代でもたいした差異はなく、それがバドワイザーを飲むことにもマリークレールを読むことにも矛盾がないということに現れているのかも知れません。
 神の一族のテティスとヘレネは私たちがイメージする白いギリシャのニンフのような服装をしているのも・・・。そして、ヘレネもアンドロマケもブリセイスも・・・すべては女たち(コロス)のひとつの象徴であり、この物語そのものは、コロス=私たちの自身のものであることに、気がついたのです。
 最初の場面から、コロスはその場の主人公(?)と同じ悩みの女たちでした。イピゲネイアの場の喜びの少女たち、トロイアで捕虜となっているブウリセイスとコロスたち、国が亡び奴隷となる運命のヘカベとコロスたち。クリュタイムネストラとともに孤閨に苦しむ女たち、敬愛する王の死を悲しむエレクトラとミュケナイの女たち。ヘレネとともに虜になっているギリシャの女たち、国の再建に希望を持つアンドロマケと女たち、故郷を遠く離れただ年老いていく嘆きのイピゲネイアとコロスたち・・
 すべての場面でコロスは取り残されるけれど、ピュラデスは神々が僕らを助けるとしたら、それは他の人間が希望を持てるためじゃないか?と言っています。
 イピゲネイアが永い間の苦しみから希望へ旅立つ時、それぞれのキャストたちが、コロスに還っていく・・・
 ひとりの「有名」なヘレネから無名な私へ・・・と、YANさんの瞳が教えてくれました。
 その時、コクーンの空間が大いなる宇宙のひろがりを持ったものように感じられたのは、きっと私だけではないと思います。


[53] あんぶれらさん、いらっし ゃいませ。  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/23(Sat) 20:09

 素敵なお名前ですね〜〜特に最初の2字と最後の1字、なぜか・・・・愛を〜〜〜(笑)
 ノンちゃんのファンでいらっしゃるのですね?どうぞ、どうぞ、毎日、いらして是非、おノロケをお聞かせくださいませ。
 本日の遺跡巡りのノンさまは赤いエスニックなトップとおズボンでした。(入りと同じだったので、ご自分のお洋服ですね。)
 ノンさまはいつも、ゆっくりロビーで関係者の方とお話していられるので、じっくり観させていただいています。
 ちなみにターコさまはファンの方と談笑されていることが多く、YANさんは今日は蜷川幸雄さんとお話しながら、歩いていられましたが、たいてい早く場内に入っていられます。
 ここは、まだ半分、芸名のままの設定だと思うので、それぞれの方の性格があらわれて、面 白いです。
 ロビー観劇だけすませて、家に帰ってきましたが、これからまた出待ちにいきますので、ご挨拶はまた、ゆっくり〜〜  あっ、まだお手紙も書いていない・・・それでは、またあとで〜〜〜


[54] ただいまでごんす。  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/24(Sun) 00:05

 今日もヘレネさまは、「おつかれさまでした〜」のお声も高らかに元気よくお帰りでした。
 舞台のヘレネさまも、今日はぶどうを種をそのままぺっぺする、豪快な方だったらしい・・・  ヘレネさまより先に(!)お帰りになったヘカベさま。
 「おつかれさまでした」の私たちに「そちらこそ、おつかれさまでした」とのお言葉・・・さすがに、1国の王妃のお心遣いは違う!と感動でした。


[55] あんぶれら様  投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/24(Sun) 08:26

 ようこそ、ここへ(クック、クック〜♪・・・はもう誰かやっちゃったか)けーてぃーさん、あんぶれらさんのハンドルへの反応、おもしろすぎ (*^o^*)

 のんちゃんのお話、喜んでくださってありがとうございます。1部は、ヤンさんの出番少なくて、のんちゃんはず〜っと出てるもんで、ついつい見つめておりました(^^ゞ アキレウスの最後のシーン、立ち見で上から、表情ばっちり見てしまって、やられましたよ。すべてをあきらめて、受け入れるしかない女の表情・・・すごくせつなくて良かったです。最後のコロスで、アテナの託宣を聞いているところ、ちょうど、ターコさん・のんちゃん・ヤンさんと3人並んでいるのを顔が見える方向から見れて、三者三様が楽しめました。ターコさんは女神様のように神々しく、のんちゃんはあくまでも最後まで女奴隷をとても女らしく、ヤンさんは少女のように無垢な感じで、それぞれの雰囲気を漂わせながらアテナに感動して聞き入る姿・・・うーーん、美味しかったですな。そうそう、19日も入りのお服と最初の現代人の衣装、同じだったと思いますよ(あんぶれらさんが出待ちで見られたのとたぶん同じ)。昼の部のロビーでは、おじさま風の紳士に「あら〜父上〜!」と呼びかけられて、上手のドアのあたりにすでに集まっていた他の出演者の方々に「父です〜」と紹介されてました。ヤンさんは、人の間を縫って、人一倍早く(^_^;、ドアの中の凹部に入っておられましたが、そののんちゃんの言葉で、アマノ岩戸から顔を出すアマテラスのように、ちょっと姿をお見せになりました。ありがとう、のんちゃん!とか、思ってましたよ(^_^;。

 誰かを好きになるって、本当に幸せですね!その人のことを心配して、「ああしたらいいのに〜」っていうような思いになるのは、好きなればこそ、ですよね。でも、このドキドキはボケ防止に有効かもしれない・・(^^ゞずーっと、「ファン」して行きましょうね!待合室も覗かせてもらっています。ちなみに、私は「サ○リメントウォーター」好きです(*^.^*)。 ◆


[56] 今朝のスパルタ国王 夫妻・・・ 投稿者:うみせ(けーてぃー代筆)投稿日:2000/09/24(Sun) 11:18  

今朝、スパルタ国王夫妻ほぼ同時に楽屋いりされました。
 臣下から貢ぎものをお受け取りになるヘレネ王妃に対し、メネラオス王も持っていらしたショルダーバックを「これも〜」と、お渡しになろうとされ、ヘレネ王妃は、低い声で「やめてくださいよ」と、応戦されました。
 たいへん美しいご夫婦の会話に、家臣一同、らっきい!でございました。


[57] 壊れっぱなしで、心はコクーン。 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/09/24(Sun) 14:36

 21日見てから、別荘解禁になったりでパタパタしてて、カキコなかなかできなかったのですが、まだ壊れっぱなしの状態です。  
 21日まだ別荘内住民だった私は、足は病院の消灯時間が気になるから帰りを急いでいるものの、胸はコクーンに置き忘れて、まだきゃーきゃードキドキ!だったし、心臓もヘレネ様の太股の間で沸騰したままだし、頭は劇のすばらしさにのぼせ上がって空高く浮上したままだし、手は熱い拍手したままXBの1の座席に置いたままだし、という状態だったのですが、まだ今日も千秋楽のコクーンへ幽体離脱しています。あーあの素晴らしいグリークスの客席に(というか、ほんとに私たちも劇に参加している感じだったから舞台上に)拍手しに行きたい!!お一人づつがすごくお上手で、コロス一人一人にまで心が引き寄せられる感じ。ほんとにすごいものを見た!という満足感でいっぱいです。その中でひときわ光るヤンさん。他の人と違う色の光を放ちながらもこの劇の中に重要なスパイスとしてとけ込んで、ヤンさんヘレネの存在がなくてはならないものになっている感じです。我らのヤンさん、上手い!そして!美しい。きゃあーきゃあー!(思い出しつつ涎を流す。おいおいどこを思い出してるんじゃ!?)
 3部を1回しか見てないけど、大阪で通しで見るのがとても楽しみです!あっ、名古屋もチケット追加してしまったんだ。(*^^*)


[58] 好きだなぁ 投稿者:ACHI投稿日:2000/09/24(Sun) 23:32

 「やめてくださいよ」いいなぁ好きだなぁだはっはっはははぁあ。

 すみません。えれぇ気分良くワイン3本目に突入しとりますんで。そりゃ やっぱ 普段はなにげにしてても 優勝決定ともなりますとねぇ もーもーどんどんイケェみたいなっ!知性も遠慮もなーーーーーんもしりませんっ!

 ごめんねぇ。酔っ払っちゃってる自覚は充分ですので気分わるーーーい方もいらっしゃるんだろうなとは思うんですがなんしろ理性ってなに?知性ってへっ?!なもんですからごめんなさい!

 ねぇ皆様!この人に惚れてよかったぁ!って幸せですよねぇ?!私 現役にはかすって遅れちゃったけどこの方に転んだ自分が だーーーーいすきでぇーすぅっ!!!

 半世紀生きてきたって こんな夜もあるのよぉ!

 


[59] もうちょっとで半世紀 投稿者:らんだむ投稿日:2000/09/25(Mon) 08:10

 >ACHIさん  巨人優勝、女子マラソン金メダル、グリークス東京千秋楽・・・1件につきワイン1本ずつですか?(^_^;(ましゃか1人で?)酔っぱらってハイなACHIさんといつかごいっしょしたいです。

 きょうは、このページ、千秋楽報告で大賑わいを期待してま〜す。


[60] 四捨五入すれば・・・半ムムムム〜  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/25(Mon) 12:03

 千秋楽は、通常舞台側の席・・・・友人が観られなくなって、ゆずってもらった特等席でした。^^
 しかし、ライトの余熱で暑かった〜〜〜蓮の花でイピゲネイアが見えない〜〜〜と、なかなかくろ〜も多かった・・・  そして、麗しのヘレネ様のご登場前にはいずまいを正してキンチョ〜〜ヘレネ様の光で目もくらむようでした。
 が、しかし、今日のタトゥは何故か子供の悪戯書きのような、おりぼんチョウチョ・・・・太モモいっぱいに飛んでいました。
 エジプトのヘレネさまは、ぶどうを枝からかぶりつき、皮をペッペなさったご様子・・・(後ろ側で見えない)
 なんて器用なお口なんざんしょ。あ〜退屈・・・のお声も、低く迫力がありましたわん。(TV中継の日は、ちっとおとなしかった・・・)
 この脳天気なお姫さまを観ていると、なんだか、いろいろなことに悩むのがバカバカしく思えてきますわ。
 それにヘレネさんて、『グリークス』の中で人間では唯一、怒らない人で、唯一、他人(?)の身を気遣うセリフを言う人なので、そういう意外な面 が面白いですね〜
 こちら側の席だと、牛飼童子・パリスへの女神たちの*愛のレッスン*もよく見えて、嬉しかったです。
 昨日の入り・出は黒のスーツで、シャープな雰囲気で、とってもカッコよかったです。


[61] デザートは葡萄・・ 投稿者:なずな投稿日:2000/09/25(Mon) 17:38

 四捨五入してもまだ・・・イヒヒ・・・*^^*

 楽日のタトゥーは悪戯描きのような蝶々でしたか?
それなら私にも描けそう・・・大阪では是非このアタクシが・・・!(←アホ!ダレがアンタに!byみなさんそしてヘレネさま(笑))ヘレネさまが唯一怒らない人・・そうですね。戯曲を読んでる時に思いました。神のされるままに、時の流れのままに身をゆだねてる感じがしました。退屈〜〜〜って文句は言うんだけどネ。(戯曲に退屈って言葉を探したけどあったっけ?)“愛のレッスン”?・・・ドキ!ドキドキ!!けーてぃーさんちょっと心臓に悪いですよお〜〜〜*^^*ニコニコ。名古屋や大阪ではパリスさんの少年のような反応は見えるのでしょうか?

 >東京の報告を下さったみなさま本当にありがとうございました!この勢いで名古屋、大阪とグリークス旋風を巻き起こして欲しいですね。  >ところでずっと下のレスらんだむさん、私がリンゴ嫌いなの知ってるなんて、貴女はカツサンドラ?それともカルカス?(笑)大阪のデザートは葡萄にしてほしかあ〜〜*^^*


[62] ヘレネさまは、今ごろ、エジプト? にはいないわね・・・せめて似姿で も・・・ 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/26(Tue) 15:09  

毎日のようにお会いしてたのに、寂しいです。有子さんのページが再開されていたのですが、BBSへの書込は出来ないようでした。有子さん、一昨日は全面 閉鎖されていたのに、頑張って再開されたようです。何のお力にもなれないけれど、せめてYANさんのパワーをお伝えできたらな〜と思います。
 で、元気な入りと出とカーテンコールの模様を書き込んだのに、消えてしまいました。しくしく・・・また、あとで書きます。


[63] 善が栄えますように  投稿者:うみせ投稿日:2000/09/27(Wed) 11:55

 コクーンでの公演が終わってからというもの、ちょっと自分の魂がどこかに行ってしまったようなカンジです。もしかしたら、これまでヤンさんが出た「作品」の中では、『リトル・ナイト』と同じくらい愛おしいかも…。
 今日のタイトルにした言葉が、『グリークス』の中には何度も出てきます。この物語は、一人一人の心の中にある善こそが、人間にとっての神であり、そう考えて受け止めることのできる力こそが、知恵=アテナなんじゃないかと思いました。そうして、神ってなんだろう?人間の生き方って本当は何が正しいんだろう?と観ながら考えている時、私も、この『グリークス』というお芝居に、一緒に参加しているような気がします。そして最後に、カーテンコールで舞台せましと現れた、登場人物やコロスたちといっしょに、祝祭空間に浸れるわけです。まさに舞台空間!これこそ芝居体験だとおもいました!もちろん、ヤンさんが一番のお目当てで行ってるけれども、ここまで観る側演る側が、一緒にその空間を作り上げた!と言える舞台にはそうそうお目にかかれません。ヤンさんが出ることがなかったら観なかっただろう『グリークス』ですが、今はこのお芝居に一緒に「参加」できた幸運を、心から喜びたいと思います。

  本当はその空間に、もう一度身を浸したい…。再演するにしても、もうこんな豪華な出演者じゃ大変かもしれませんね。

 私はヤンさんのヘレネちゃんも好きだったけど、実は今回ヤンさんのコロスに大きな収穫を得たような気がします。前にけーてぃーさまが、一人の「有名」なヘレネから、「無名」の私へ…ってかいてらっしゃいましたが、その「無名」に戻ったときのあの無防備ともいえる表情が、「役を演じるヤンさん」ではなくて、「役者 安寿ミラ」だったんです。すごく感動しました。あの表情は、多分永遠に心のフォトグラフ(笑)に残っていくと思います。この物語に参加することで、新しい境地を見つけただろうヤンさんの、この先の舞台が、本当に楽しみになってきました。恐れずにどんどん冒険していただきたいと思っています。

 なんだか、ファンレターになってしまいましたね。ごめんね〜!西のみなさま、それでは日に日に「蜷川ワールド」に溶け込み、声の出もよくなってきたヘレネちゃんに、お熨斗をつけてお送りします。私の分まで、応援してね〜〜〜〜〜!ではでは。


[64] 美もさかえますように 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/27(Wed) 17:27

 会社の隣の席の男性が「全」さんと、よばれているので、あの言葉・・・・弱いの・・・(笑)
 昨日の山形治江先生の講座は、ギリシャ神話の天地創造からだっので、初演の『グリークス』の最初の部分を読みました。う〜〜〜ん、コロスになったみたいで、うれしかった・・・
 3人の女神の美について、山形先生はヘラ=お嬢アテナ=宝塚アプロディーテ=AV女優タイプだとおっしゃっていました。
 純情パリスくんは、やっぱりAV女優さんの誘惑に負けたのね〜
 ところで、ギリシャの人にとって、ヘレネは永遠のアイドルのようです。日本のある著名な劇団が、『トロイアの女たち』を、ギリシャ悲劇の上演形式を非常に越えた演出でされた時のこと。それをギリシャへ持っていって上演したそうです。ところが、その『トロイアの女たち』には、なんとヘレネの場面 をカットしてあったものですから、ギリシャの人達のブーイングの嵐・・・・ギリシャの人にとっては、美しいヘレネを観ることが楽しみのひとつなのだそうです。
 美しいヘレネ・・・ボインボインバ〜〜ンのヘレネ・・・のようですが・・・私たちの愛するヘレン様がこの擬音にぴったりの方であるかどうかは、はなはだ疑問ですが・・・山形先生は「今回のように・・」というニュアンスで話されていたので、もしかしたら、だまされているのかも・・・(笑)
 そうですね。やっぱり、一般の女性にしたら大きいし、立派な筋肉も見せていられるし、先入観なしで見たら、ひょっとしたら、そう見える?と、疑問を持って(笑)しまいました。


[65] オレステスとアキレウス 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/09/29(Fri) 11:47

   山形治江先生の『グリークス』復習講座の2回目では、『グリークス』の脚本上では、省略されているオレステスの裁判について教えていただきました。
 復讐の女神にとりつかれ、ミュケナイの市民からは死刑の宣告を受けたオレステスはたちは、脳天気なだけで、な〜んにも悪くないヘレネさんを殺すのですが、そこに、アポロンが現れてヘレネさんは星へ、オレステスにはアテネに裁きを受けに行けと命じられたその後の物語です。
 元々、復讐の女神たちというのは、ゼウスたちオリュンポスの神々たちより古い世代の神であり、自然のおきてを犯したもの=血族による殺人=尊属殺人を罰する神なのです。
 アテネでの裁判では原告クリュタイムネストラ、被告オレステスに対し裁判長は女神アテナ検事側は復讐の女神たち弁護側はアポロン陪審員はアテネ市民12人で、同数になった時は、アテナの判決に従うということになっていました。そして、アテナは最初から兄であるアポロンに同意・・ということになっていました。
 復讐の女神たちは、もちろん尊属殺人で有罪を求刑さるのに対し、アポロンの弁護は、『グリークス』上演中、何度も出てきた論理・・・・子供は父がつくるもので、母親は種を育てる畑に過ぎない、従って母親は親ではなく、尊属殺人は成立しない。これは仇討ちである(当時のギリシャでは仇討ちは合法)ので無罪というものでした。そして、陪審員の評決は6対6・・・しかも女神アテナはゼウスの頭から生まれ、母を持っていない女神であり、本当は男として生まれるはずの女神だったので、完全にアポロンの味方となり、オレステスは無罪になりました。
 そこで怒ったのが復讐の女神たちです。彼女たちは、新しい神たちが私たちの権威をそこなう!と、アテネに不毛の呪いをかけます。あわてたアテナは、復讐の女神たちに、神域の提供と、信仰の約束と、権威の承認・・・復讐の女神たちという恐ろしい名前から慈み(めぐみ)の女神たちへの改名をすすめます。
 気を良くした(神様も人気商売だと、山形先生はおっしゃっていました)復讐の女神たちは、それを受け入れ、結果 、この古い神たちは、コロノスという地の神域に封じ込まれてしまい歴史から姿を消してしまったそうです。
 またこの裁判では母権が否定され父権がクローズアップされた・・・というように解釈されているのだそうです。ここが、『グリークス』にないのは、非常に残念な点のひとつとおっしゃっていました。
 もうひとつの残念な点は、「アキレウス」で、このアキレウスの場は、ギリシャ悲劇になくホメロスの詩から、ジョン・バートンさんが戯曲に書き直したものなので、他の場にくらべ作劇的に弱い点があるということでした。
 確かに、他の場に比べると、人の出入りが単調で、アキレウスもその場にとどまっているだけという気がしました。
 私が最初に思ったのは、お衣装のせいもありますが、『スパルタカス』の最初の場面 で、スパリタカスが奴隷から剣闘士として売られ養成所に連れて行かれる場面でした。まんなかにいるYANさんは、ほとんど動かず、周りが動いているうちに場面 が変って、着いてしまう・・・トップになるとご自分は動かなくていいんだ〜〜〜と、非常に印象的でした。(笑)へんな話・・・アキレウスの場面 にはそれと同じニュアンスを感じていました。  もし、YANさんがヘレネ以外で何を演ったらあうかな〜と考えると、このオレステスとアキレウスが1番、あっているような気がしています。(笑)オレステスの女殺油地獄の場面 も、『暗くなるまで〜』の迫力でこなせそうな〜〜〜あつ、でも樽に昇っちゃうかな〜?(笑)


[66] 名古屋グリークス第一部 投稿者:JUNやん投稿日:2000/09/30(Sat) 18:59

 行って来ましたよ!名古屋『グリークス』初日第一部。タクシーに乗り込んだ時、さっきまで無かった雨が降っていて、特に遠方からいらしている方たち、帰り大丈夫かしらと思いながら会場に向かいました。

 10時40分頃会場ロビーに入れましたが、係りの人の「ロビー会場です」の声に、ぎっしりとロビーにお客様が詰め込まれ、私は、人いきれと、朝から消えない頭と目の痛みに倒れそうでした。11時少し前に客席への扉が開いて、ロビーもかなり空きました。YANさんに会えないかなーと暫くそこいましたが、フラつくので、のろのろとお席に着きました。

 2階は分かりませんが、1階は9割強の入りだと思いました。だぶんですが、一階下手側端に寺島・尾上さんのお母様がいらっしゃいました。ショーットカットの髪に眼鏡をかけ、首が長くて大変美しい方だったので、ボ〜っとした私にの目にも止まりました。人違いだったらごめんなさい。

 11時10分頃、いきなり後ろから、カ〜ンとしっかりした発声の女性の声がして、驚いて見るとターコさんでした。とたんにヘロヘロの私の背筋にも何かが通 ったような気がしました。ターコさんは、長い髪の前を後頭部に結び、お洋服は黒の上下。見とれてる場合じゃないと思って後ろを見るとYANさんが!、お会いしたかったのよ〜〜(T_T)。髪はポニーテールで黒ぶちの眼鏡、白いシャツブラウスに黒のスリムパンツ、黒のショルダーバッグ。女子大生みたい。

 一階の通路あちこちで女性たちが台詞を言い合っています。グループごとに同じ台詞を交わしているようでした。カエルの歌状態とでも言いましょうか(へんな例え)。一番初めにかえるの歌が終わるのがターコさんグループ。にこやかに他のグループが終わるのを待って、客電が落ちるのと同時に静かに後方の入り口に消えました。

 舞台は客席に繋がる4〜5段の階段、舞台上には沢山の箱があり、箱の上から階段まで大きな白い布で覆われていて、それぞれの箱下方から明かりがもれています。布が取られると、それぞれの透明な箱から生まれるように、赤い衣装のコロスの女性たちが台詞を言いながら出てきます。イキイキとしていて、本当に少女のようにチャーミング。

 先ほど客席で台詞を言っていた女性たちも赤い衣装で、次々と客席通路から加わり、YANさんも。途中パリスになり、女神たちに口説かれ、最後アフロディーテのんちゃんに、大事そうに持っていたリンゴを渡します(私にちょうだいそのリンゴ〜!)。

 アガメムノン平さんが現れ、徐々に悲劇色が本格化して行き、どんどん引き込まれました。平さん、白石さん、渡辺さん、ターコさんは私などが言うまでも無く、さすがのうまさで素晴らしいです。イピゲネイア宮本さんは。小柄で可愛くて、いけにえになる事を受け入れるところは、けなげさと戦争の道具にされる腹立たしさとに涙が出ました。娘を殺された母白石さんの嘆きにも。クリュタイムネストラは過去にも、前夫とその間の幼子を目の前でアガメムノンに殺されていたんですね。

 アキレウス田辺さんは、どなると何を言っているのか分からなくなってしまうのですが、長身で姿がとても良く、母である海のニンフ・ティティス南さんとのラブシーンのような親子の場面 も美しく、親友を無くし自分の命も後わずかの時、敵方の女である側女プリセイスのんちゃんに「(自分が犯した)まちがいを忘れさせてくれ」(こんな台詞だったと思う)と言ってのんちゃんに重なるのですが、ウ〜ンこんな男いたら思わず惚れちゃうかも、と思いました。

 お名前を挙げませんが他の役者さん達も素晴らしかったです。

 さて、私たちのYANさんは、戦争が終わり、赤いロープに繋がれ、嘆き悲しむ青い衣装のトロイアの女たちの前に、艶然と微笑ながら白い衣装も美しく現れます。やわらかくウエーブのかかった髪はヒップまであり、戦争の原因になった自分を殺すために来た夫メネラオス菅生さんに対じします。私の席からはっきり表情までは見えませんでしたが、夫を見つめ台詞を言いながら上衣を脱ぎ、舞台中央に横たわると左肩を肌け、落ちないダメかと思うと今度は右肩を肌けて見せて誘惑します。そしたら落ちちゃうんですねメネちゃんってば、簡単すぎーー。もっとも私は最初から落ちてますから、メネちゃんの気持ちはよく分かります(笑)。

 最後、青いコロスの女性たちの熱演と絶叫で第一部が終わります。私も号泣しそうでしたが、声を出すのはぐっと耐えました。

 外に出ると曇ってはいましたが雨はやんでいました。2時15分頃でした。

 いつも皆様のご報告を読んでとても感動して、書いてくださることに感謝しておりましたので、自分もと思い書き始めましたが、なんてむずかしい!!感想を書くのも、内容を客観的に、しかも正確に書くことなど私には至難のわざです。まちがっているところがあったらごめんなさい。今日御覧になられた方、この後どうぞよろしくお願いいたします!。


[67] 帰りは近鉄電車で味噌カツ弁当。 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/01(Sun) 13:30

 昨日名古屋に行ってまいりました。帰りの近鉄電車で食べた味噌カツ弁当がおいしかったけど、やっばりカツはあたたかくないと・・・いえ、そんなことはどうでもよろしい!(名古屋グリークスのことはJUNやんさんが詳しく書いてくださったので、つい・・・(^^;))私は東京では3部だけ、昨日の名古屋は1部と2部だけしか見てませんので、演出の違いは良くわからないのですが、皆さん正面 を向いて台詞をおっしゃってました。あたりまえか・・・。(^^;)たまにしゃべりながら舞台の後ろのほうに歩いていき、また正面 に戻って台詞をおっしゃってたので、「ああ、ここはきっとコクーンでは舞台席のほうでしゃべるところだったんだなあ・・・と思いました。それと、コロスたちが舞台の階段の下でうずくまってじっと舞台の様子を聞いているところ、舞台奥にも階段があり、やっぱり舞台を取り巻く感じで潜んで登場人物たちの言動を見守っています。ヤンさんヘレネの「この体が殺せて」のところ、ヤンさんの頭は上手側でした。うわさの腹筋力!のヘレネ様でしたが、おみ足は思ったほど開脚されてなかったぞ〜。コクーンより純情目だったのでは?(けーてぃーさん、どうですか?)・・・ううっ、残念!(どんな期待してたんじゃ!>BYみなさん)タトゥは下手側が良く見えます。1部のオープニングの前はやはりロビーからヤンさんたちが普段着で、ターコさん、寺島しのぶさんと3人で雑談されながら入ってこられました。(JUNヤンさん、すみません。私たちはロビーでヤンさんを拝見できました。)ヤンさんはお二人の後ろでひかえ目に、コクーンとおなじ白いシャツに黒ぶちのめがねスタイルでニコニコと歩いてらっしゃいした。(私はなぜか白石加代子さんに化粧品のサンプルをもらってしまった。)

 やっぱりグリークスはすごくて1部、2部見終えて、まだぜんぜん疲れを感じず、3部を見ないで帰るのはとても心残りでした・・・。(大阪の田舎まで帰るには断念せざるを得なかったのだ・・(;;))「通 しで見たかったなあ・・・」と、一緒に行ったコンビと、足りない味噌カツのあたたかみとともに残念がりながら帰路についたのでありました。


[68] 白石加代子さんが化粧品を配ってるはずがありませんでした。 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/01(Sun) 23:33

 自己申告。 朝、書いた後で一緒に行った友達に電話したら、「化粧品のサンプルくれたのは、白石加代子さんちゃうで。ただのおばちゃんやったで」と教えてくれました。 白石さんたちがロビーでうろうろしてらっしゃったあとをついていって、慌てて席へ行こうとしたら目立つ化粧をした方が私の前にいたので「あっ、まだ白石さんらは劇場に入ってらっしゃらないんだ・・」と思って追い越さないようにしてたんです。そしたらその人が振り返ってにこっと笑って「これどうぞ」とくれたのです。 私はてっきり白石加代子さんだと思い込んでた。(^^;) よく考えたら、いくら化粧品会社が協賛をしているからって、おかしいですよね。ははは・・・。すみません。人騒がせで・・・


[69] 名古屋公演 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/01(Sun) 23:47

 2日続けて通し公演を観ました。 東京でも、1日と3分の2観た時は、回復まで3日ほどかかったので、無理かな〜と思っていたのですが、昨日の時点で元気で、今日も快調〜と思っていたら、終演後、ずしんときました。(笑) それでも、四方の観客のエネルギーが、劇場空間をうめ尽くしていたコクーンに比べると、プロセニアム・アーチで囲われ、エネルギー交換が直線上におこなわれるので、精神的にはかなりラクでした。そのかわり、演劇的な色合いは少しうすれ、お芝居っぽくなった気がしました。 役者さんの引込みの時にも拍手がわくし、お芝居そのものも、正面にむかってする部分が増え、照明もふんだんに使えるので、だいぶ雰囲気の違ったものになりました。
 お芝居的になったせいだと思いますが、ヘレネについても、今までとはちょっと違ったニュアンスを受けました。 1部の悪女ぶりはかわりませんが、それが、いわゆるファルファタール(運命の女)的な哀切があるように感じました。天性の美しさゆえに、男を滅ぼしてしまうヘレネは、その身を哀しく思いながらも、そういう自分自身を受け入れている・・という気がしてしまい、ちょっと切なくなってしまいました。 2部、ギリシャの人々は信じてくれないだろう・・・ヘレネはトロイアに行き男も女の苦しんだという物語が伝わっていくのね・・と言うヘレネは、本当に可哀相に思え、メネラオスの愛があってよかった!と、つくづく感じてしまいました。 そして、アポロンによって星になった時、すべての哀みから解放され微笑んでいるいヘレネに、神々しさも感じました。 しかし、普通はファルファタールなんていう役柄は、もっと粘着質な女優さんが演るものですが・・・・、体育会系でお茶目なファルファタールというのは、めずらしい・・・旦那さまのメネラオスの比重も、どんどん大きくなってきている感じがします。 大阪はどんな感じになるのでしょうね?楽しみです。


[70] もう千秋楽 投稿者:JUNやん投稿日:2000/10/02(Mon) 04:02

 終わったな〜〜。オリンピックと名古屋『グリークス』。

 今オリンピックは、開催期間中戦闘中止が実現されたそうですね。南北朝鮮合同選手団の結成、行進もありました。本当にこのまま戦争も軍拡も民族分断も止めて欲しい。戦争に強いことの一体何がそんなに偉いのか。なぜ男達は徒党を組んではいがみ合うのか…。大抵は相手が襲って来るから守るためと言って武装してますよね。

 でも実際は?欲しい物があればぶん捕って来るという戦争?。つい最近までのそれは植民地欲しさ、その後はイデオロギー戦争だったようですが。

 結局、どちらの宗教、民族が偉いかとか、狭い地域の縄張り争いとか、利権争い、「おまえが悪い」「いや先にやったのはおまえだ」の報復合戦といった戦争ばっかり。もしくは国内政治の失敗を外国を悪者にして金と地位 が欲しいエセ指導者のせいのように、ごく個人的な理由からとかね。

 どうしてそれが、意気揚揚と祖国のためと言って人殺しに出かけて行く理由になるのか。辛酸をなめさせた罪も無い人々にいったいどうやって詫びるのか。神はいったい何をしているのか…。

 そんなに戦いたいなら、心身を鍛え、ただひとり国を背負ってオリンピックにでも出なさい!昨今のボタンを押すだけのハイテク戦争よりよっぽどスリルがありますよ、徒党を組んでる暇にね。と私が怒ってもしょうがないんですが。

 『グリークス』を観るとどうしても考えずにはいられないですね。思考範囲が数千年前のように、市民(男性だけ)とその他と、大勢の奴隷、野蛮人(他国のこと)で構成されていたのなら、すぐ血気盛んな男達が戦い合うのも分かる気がするのですが、情報化が進んで、他国の人は不気味な化け物では無いし、選ばれた民族とやらが統治してやらねば立ち行かない幼稚文明でも無い。

 私たちと同じ、泣いたり笑ったりする人間だと皆知っているのに、なぜ未だに同じ過ちを繰り返すのか理解出来ません。私の頭では到底ムリ。ただ、自分の愛する男を戦争に送り出すような女にはなりたくないな〜絶対に。よその国の女の大切な男を傷つけることもね。

 2部はどうしても観られませんでしたが、今夜第3部観てまいりました。混沌とした世界観でした。知恵の女神アテナ白石さんが、名も無い女性たちに伝えたように「善か栄えますように!」と一人ひとりが自分の心と対じして、行動するしかないような気がします。それを言い伝えるのは、次世代を担う子を産み育てる女性たちだから、コロスに託したのかな。  蜷川「ロミオ&ジュリエット」でも、やはり物語を次世代に伝える役目を名も無いコロス(男女でしたが)に託していたような…。私もこうして経験してきた物語を、なんとか伝えようとしているのだから、りっぱな蜷川コロスだと思いました。

 名古屋でのお笑いヘレネちゃんについては、また書きます。ターコさんや、のんちゃんのこともね。すでに東京でのすばらしいご報告があるので、たいしたことは書けませんが。

 次はいよいよ大阪!!

 PS 前回のカキコミのまちがい、ごめんなさい!!・ロビー会場→ロビー開演 ・田辺アキレウスのセリフ「まちがいを忘れさせてくれ」→「恥ずかしいのを忘れさせてくれ」

 PS2 駄ねこさま、けーてぃーさま、お会い出来ませんでしたが同じ空間にいらしたなんて不思議に嬉しいです。開演前にYANさんにお会いできたのね、う、うらやましい〜〜。


[71] 愛しの…メネラオスさま 投稿者:うみせ投稿日:2000/10/03(Tue) 00:23

 きゃ〜〜!!JUNやんさま、けーてぃーさま、駄ねこさま。 『グリークス』 in名古屋のご報告ありがとうございました!ううう、やっぱり違う劇場で観たくなっちゃったよ〜お(@_@)そうですか…ファム・ファタールですか。あああああああああ!
 ヘレネちゃんと共に、私は日に日に、夫のメネラオスさんが気になっています。あ〜いうダンナ、ほし〜な〜(^^;)3部1幕では、奥さんにメロメロにへろヘろのクセして、2幕の初っぱなで、オレステス君の顔をグイッ!と持ち上げるとこなんざこ、これがさっきまで奥さんと一緒にすっとぼけてたおやじかっ?(失礼)と思ってしまうほど、カッコ良いんです。「公」の部分では、結構しっかり一国の王してて、「私」の部分では最愛の奥さんと娘に甘い、夫でありパパ。(でも親戚 にゃ冷たいぞ)本物のヘレネちゃんとの再会では、抱き合ってマットの上をごろんごろんしちゃって、ああ〜ヤン・ヘレネちゃんがプチッて潰されちゃうよ〜お…ってカンジなんだけど、ほんと、男としてカワイイやつ、なんですよね〜。ヘレネ「なんで好きになったんだろ?一番楽しませてくれたからだわ」に対しメネちゃん「なんで俺なんだろ?きっと金持ちだったからだ〜!」なんていう下りも、この二人らしい、というか…やってろ!というか…(笑)本当にお似合いのお二人ざんす。2幕のラストで感じた2人の別 れの場面は、ヘレネちゃんのお顔が見えなかったにもかかわらず、とても優しげな雰囲気が感じ取れました。
 でも>けーてぃーさま
 >すべての哀みから解放され微笑んでいるいヘレネに…見えるのですね…?う〜〜〜〜ん、それならぜひ観てみたいっ!さて、どうしよう…?月も半ばの土日、ドラマシティーに私がいたら…笑ってやってくださいね。


[72] 好きよ・メネちゃん 投稿者:JUNやん投稿日:2000/10/04(Wed) 06:14

 >うみせさま  そうです!メネラオスさまってば、可愛いオヤジでしたね〜 ( ̄o ̄)。私には『グリークス』に出てくる男性キャラで唯一嫌悪感が無い人でした。(田辺・尾上・合田さんたちには、思わず母性本能をくすぐられちゃいましたが、現代でお目にかかったらきっと引きます (^_^;)。

 なぜかな〜と考えていたら、多くの男性キャラは女性の気持ちなど考えないし、もちろん理解し心を通 じ合わせようなどと思いもしない。妻なら妻の、奴隷なら奴隷の、慰み者なら慰み者の役割を求めるだけで、彼女の思いも、個性という人間にとって大切なものはどうでもいいみたいでしたので。

 その代わり、ブランドにはこだわってました。どこの血筋の女かとか、乙女かどうか、美しいかどうか、敵方の名家の出の女かどうかとか。毛色の変わったところでは、アポロンの巫女とかね。要するに男社会で、自慢できる付加価値が問題なようです。面 白かったのは、操を守ったかどうかも大切みたいでした。男が力ずくで女を組み敷いて当たり前、それで男は男らしさがよみがえる、みたいな考えの時代に女の側にそれを求めるか〜?、神様だって姑息にだまして交わったりするのに〜と思いました。

 おかげでヘレネのママ・レダは、ゼウスにだまされてヘレネを身ごもったのに、ヘレネがさらわれている間に心労のあまり自殺。ヘレネはさらわれても、お墓に逃げ込んで操を守ったのに淫売呼ばわり。おまけにオレステス(尾上さん)に殺されちゃって・・・。お姉さん・クリュタイムネストラは夫の不実を恨み殺したれけど、嫌悪されていた理由には愛人がいた事が大きいようでした。この人も殺されちゃうし。

 夫・アガメムノンは浮気し放題、アキレウスの奴隷プリセイス(のんちゃん)まで、地位 を利用して取ろうとした為、あやうく戦争に負けるところでしたし、やっとおうちに帰ってきたら別 の愛人付き。強姦から結婚したテティスママに向かってアキレウスが文句を言うなんてのもありました。プリセイスの夫も家族も殺して、ウムを言わさず側女にしたのは誰やねん。おまけにマザコン。今の感覚だとなんて勝手な〜〜!です。

 そんな中で、メネちゃん・ヘレネちゃんカップルだけが、対等で、しかもラブラブ( ̄o ̄)。噛み合っているんだかいないんだか分からない、テンポの良いやり取りの中、寝取られ男と呼ばれたくないという世間体は気にしていましたが( ̄_ ̄;)、妻の話をちゃんと聞いていました。おバカ娘ヘルミオネに頼まれて、アンドロマケ(ターコさん)を殺しに行っちゃうし、愛する家族のためなら、がんばちやうオヤジさん像はホント憎めない 。

 わたしは宝塚退団後のYANさんの舞台を全部見ていないので分からないのですが、YANさんの相手役さんが、いわゆる二枚目さんでは無かったのって初めてでしょうか?。(以前はYANさんが二枚目さんだったし…)。

 そういえば疑問が・・・なぜネオプトレモスは殺されたんでしょう?ギリシャの勇者アキレウスの息子でしたよね。どうしてアガメムノンの息子に殺される必要があったのか(ヘルミオネのためかな?)。それについてなぜ罰せられなかったのか。ご存知の方どうかお教えくださいm(__)m。

 コロスの時のYANさん(アテナのお話を聞くところ)の表情は、上手側にいたので残念ながら見えませんでした。ケッタイな神さんのアポロンに連れられ階段で微笑んでいるお顔、夫と娘にお別 れで見せるお顔(夫に軽く首を横に振るところも)、赤いコロスで最後にゆっくりと踊りだすあたりの表情も見えました( ̄o ̄)。

 でも、一番好きだったのは、3部一幕ヘレネの独り言の場面。私はオペラグラスで必死に観ていたのですが、遅れて来られたお客様が何度も視界をさえぎり、何度目かに視界をさえぎられた後、パ〜ット目に飛び込んできたヘレネちゃんといきなり目が合いました。きゃ〜〜!!です( ̄o ̄)。勘違いでもいいのよ〜〜幸せなら(笑)。

 アサヒグラフ9・22号に、ファラオのお顔の上で缶ビールを持ち、寝っ転がっている写 真を御覧になった方はご存知かと思いますが、ちょうどあの視線のず〜と先に私がいました。オペラグラスの中にすっぽり入って、ふてて可愛いの何の( ̄o ̄)。このままお持ち帰りしたかった〜〜。ちっちゃい手乗りヘレネちゃんでも気が強く「なにすんのよ、とっとと帰しなさい!」とか怒られそうですが、きっと私は帰さないし毎日楽しいわ(笑)。

 でも必ず言われるでしょうね、低〜い声で「あ〜〜たいくつ!」。


[73] ただいま、移動中その1 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/06(Fri) 19:21

 ただいま、新幹線で移動中です。名古屋の2回連続遠し公演は、さすがに、心身共に疲弊し、JUNやんさんに「そうそう」と、お返事しながらも、口は動くが手は動かず・・・で、この長い道中(鳥取の地震で遅れてます)、やっと、手を動かしているのであります。
 >メネちゃん・ヘレネちゃんカップルだけが、対等でいやいや・・・・対等・・・ではないでしょう? メネラオスくんは完全にお尻に敷かれております。恋する人はいつも弱い・・・・私たちと同じ!(笑) なんといっても、ヘレネさんは世界一の美女!それも、お堅い美女ではなく、愛にあふれた美女です。 しかもスパルタという裕福な王家の家付き娘!父親は大神ゼウス!と、血筋もお金も権力も持っています。 その上、おりこうちゃん!ああ言われれば、こう言いかえす知恵と、いざとなれば、最終兵器で対抗する実行力。 つまり、アプロディテ、ヘラ、アテナの3人の女神の特性すべてを備えているのです。 そして、3人の持っていない(か、どうかは知らないけれど)お笑いのセンスも持っているし・・・ 天上天下、そんなヘレネちゃんに愛されたメネラオスくんは、宇宙一の幸せな夫だわ〜、あ〜羨ましい〜〜(笑)
 私は、テュンダレオス、クリュタイムネストラ、ヘレネ、ヘルミオネのスパルタ王家一家の、妙に合理的な体育会系思考にひかれてしまいます。 じいさんのテュンダレオスは、裁きは法にまかせるべきだと主張し、クリュタイムネストラは神がいないのなら祈ったって無駄 !と言い切るし、もちろんヘレネは私は悪くないも〜んと、悪びれず、ヘルミオネは男には女は1人で充分!と、しごくまっとうなご意見をお持ちです。 この人たちって、きっときっと何があっても、白は白、黒は黒と言って生きていくのだろ〜な
 >YANさんの相手役さんが、いわゆる二枚目さん・・・
「ダイヤルMを廻せ!」のトニーの大谷さんも、いわゆる二枚目さんではなかったですね。

 >なぜネオプトレモスは殺されんでしょう? それは、若者たちのいきがけの駄賃・・・といったものでしょうか? ただ、ヘルミオネはオレステスの妻というのは、アポロンが決めたもので、それを横取りした形のネオプトレモスを殺しても、罰は下らないのでは? おまけにネオプトレモスはアポロンの怒りにふれている最中で、オレステスたちはアポロンの庇護下にいるので、何をやってもけっこう大丈夫だったのではないでしょうか?


◆◆◆◆◆[74] 移動中 つづき 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/06(Fri) 19:30

 私はピュラデスくんが大のお気に入りですが、さらっと「殺そうか」と、すぐ言うところが、なかなか面 白い・・・・ 友情には熱いのに、人の命の重さなど感じてもいないところが、若さの残酷さかな〜と思ったりします。
 私は、「アンドロマケ」でテティスがペレウスを連れに来るところが、泣けちゃうんです。 歳をとって自分の愛する者たちを次々、見送ってひとりぼっちになって、自分の人生の虚しさを、全宇宙いっぱいの重さで受け止めているペレウスを観ていると、コワイ・・・人間って何だろう・・・と、辛い気持ちになります。
  それは次代に命をつなげていけるアンドロマケと対照的な姿ですね。


[75] しょにち?初日! 投稿者:うみせ投稿日:2000/10/07(Sat) 08:59

ドラマシティーをご覧になる皆さん〜!今日は壊れた報告、お待ちしています。 行けないのが悲しいので、それだけ言いに出てきちゃった…。へへ(^^;)


[76] 大阪初日! 投稿者:JUNやん投稿日:2000/10/07(Sat) 17:56

昨日の地震はすごかったようですね。地震の規模が大きいので驚きました。名古屋でも少し揺れたくらいです。もう災害も戦争もゴメンです。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 昨日こちらに窺わない間に、けーてぃーさんが私の質問に答えていてくださいました。ありがとうございます( ̄o ̄)。確かにメネラオス様ってば、ヘレネ様のおしりに敷かれておいででした(笑)。 交通が一時麻痺していたんですね。新幹線で無事着かれたでしょうけど、大変でしたね。麗しいお方のお顔をしっかり御覧になって来て下さい。 ネオプトモレスは初登場が骸で、あまりに???だったのでお聞きしました。アポロンを恨む人は沢山いたでしょうに、見せしめかしら。 それ以外にも第3部の展開には、意識をガランゴロンと転がされ、引きずり廻されているうちに終わってしまったような気がしましたので。だってねぇ、ああ〜そりゃない〜とか、え〜〜!そうくるか〜?とか、うっそ〜!とか気持ちの整理がつかないうちに、コロスが蓮を持って踊ってたんですもの(笑)。 一回観た位じゃダメだわーー。あ〜また観たいです。御覧になられた皆様のご報告をお待ちいたします。


[77] 期待通りですね! 投稿者:BOO投稿日:2000/10/08(Sun) 00:35

 本日大阪初日!

 あーなんで私はこんなに貧乏なんでしょう!1部しか観られないなんて!!その後も2部、3部と続けて観たくて、後ろ髪を引かれる思いで帰って参りました・・・。でも、今日はちょっとしんどかったんで、帰ってまた寝ちゃいました(笑)でも、よく考えたら、ほんの数時間前位 まで、舞台はあったんですよね。すごいですね。まあ、でも来週2部と3部を観るので、いいんですけど(笑) ついでに、もう一度1部を観ようかなぁなんて考えています。でも、来週は千秋楽の前日なんですよね、もう観られない・・・。「おいおい、通 しじゃん」とも思いましたが、後悔だけはしたくないので、がんばります!

 だから、今日の時点では1部しか観てないという事もあるし、なんだか、感想がまとまらない・・・。ただ、ただ出演者の豪華さと迫力に圧巻。また、ミーハーなので、どこをみていいのか分からない状態でした。特にオープニングなんて、下手側からターコさんとヤンさんが出てきて、上手側から南果 歩さんが出てくるし、後からノンちゃんが出てくるし、反対側の後ろからは中嶋朋子さんが出てくるし、白石加代子さんがいるし・・・。「すげー・・・、生だぁ・・・」って。ノンちゃんなんて、ほんとにすぐ側に座ってて、めっちゃまじまじと横顔を見つめてしまった(笑)やっぱきれいですねぇ。あと客席を使って、退場されるところなんて、私が座っていた席は、上手側の通 路近くだったんですね。ほとんどみなさんが退場される時に通られてたんで、この分だとヤンさんの顔も退場する時にまじまじと見られる!って思ってたら、なぜかヤンさんだけ逆でした(苦笑) その代わり、入場の時にまじまじと拝見しました。ちょーキレイ!!「はぁ〜顔ちっちゃー」って。

 あの、皆さんが壊れまくっていた場面!「これだー!!」って思って、固まりましたよ私は(笑) 「おお、おおー」ってまじであれはただのオヤジになっちゃいます。それにしても、男って情けないなぁーって思いました。それと同時に女ってすごい!!ってね。お芝居の内容に付いては、重い内容ですよね。戦争が引き起こす悲劇・・・。その犠牲はいつも、子供や女。ターコさんの演技には本当に圧倒されまくりでした。退場の時も、その息遣いまで聞こえてきて・・・。すごいの一言。  もう一度、いや公演期間中時間がある時には見に行きたいですよ。でも、その度に1万円かかってしまうと思うと、諦めざるを得ない・・。TV放送を待つしかないですね。

 今日、入り待ちにも行ってみようと思ったんですけど、やっぱり無理でした(笑)。出待ちも考えてるんですけど、何時頃出てこられるか、どなたかご報告をお願いします。時間帯によっては、バイトの帰りに行って見ようかなぁなんて思っています。  なにはともあれ、ヤンさんの元気なお姿を見る事ができて、本当に安心しました。今日から1週間、がんばって頂きたいですね。

 なんだか、ただのミーハー状態の内容を、だらだらと書いてしまいましたが・・・。今率直に感じている感想です。皆さんの報告を楽しみにしています。


[78] 波間にただよう・・・ 投稿者:なずな投稿日:2000/10/08(Sun) 09:07

 BOOさまにつづきまして〜〜。大阪初日!

 あーなんで私もこんなに貧乏なんでしょう!3部しか観られないなんて!一部も2部も続けて観れば良かったわ。前髪引っ張られる思いで自宅待機しておりました。ああ、早く行きてえ〜〜。

 というわけで、3部だけ観ることが出来ました。

 音楽がそう、波間にただようような・・・現代も古代も同じ水をたたえる海に、命がうまれた海にふわりふわりと浮かんでいるような・・・そんな感じがしてとても心地よかったです。アポロンがヘレネと踊る曲は雅楽の笛の音(ね)がきれいで印象的で、オレステスやエレクトラの慟哭と、舞台で優雅に舞うヘレネの姿に、いったい神とは・・・何?神は何をしようと言うの・・・?そんな気持ちにさせられてしまいました。アンドロマケの過酷な運命にもしっかり大地を踏んで生きていこうとする静かな力。ターコさん、本当に美しいです。蜷川さんがどこかのインタビューでおっしゃってた「アンドロマケは堂々と美しくなくてはいけないでしょ」。まさにその通 り!あんなに力を鼓舞していたペレウスでさえ、子や孫が次々に死んでいく運命に力尽きてしまったのに・・・。いつまでも美しいテティスに慰められ励まされ、母の胎内にもどれるかのようにはしゃいでテティスに連れられ海に帰るペレウスの姿も忘れられないものでした。ラストのアテナの言葉ひとつひとつが深く胸に沈む〜。1部、2部と通 して観る日にはさらにその感動が深まるのではないかと、12日を楽しみにしています。

 で、ヘレネさまですが、ああ〜〜〜ン、もお〜〜〜〜(←私は牛か!)綺麗!綺麗!綺麗!綺麗!綺麗!綺麗!綺麗〜〜〜〜〜の百連発だあ〜〜〜!!!

 カーペットに寝そべるヘレネはひたすら可愛く、メネラオスとの再会に喜ぶヘレネもひたすらに可愛く、テオクリュメノスに隠れてニカっと笑うヘレネもこれまた可愛く、そりゃあ、こんな奥さんがいたらいいわなあ〜〜と、つい鼻の下のばして客席でおやじになってまう、自分が怖い・・・(もう、慣れたかも^^;)2幕の水瓶もったヘレネも綺麗ですねえ〜〜。アップにした髪がとてもお似合いで、とても姉の死を悼んでるようには見えない・・(笑)寺島さんとの噛み会わないコンビ(byけーてぃーさん)いいですね。でも、一番綺麗!だと思ったのはアポロンの階段から降りてくるヘレネでした。そのまんまギリシャの女神!ヤンさんのファンになってからずうーーっと夢みてた姿!今まさに実現したんだわ!

 そうそう、コロス。これは“無垢”“無垢”が服着てそこにいる・・・って感じがしました。

 まだ、頭がぼお〜っとしてるのでとりとめなくてごめんなさい。


[79] 座布団持って・・・ 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/08(Sun) 11:33

 けーてぃーさんが前におしえてくださったとおり、座布団持参で昨日の大阪初日、通 しで見ました。 大阪初日ということか、それとも名古屋から1週間時間があったためみっちりお稽古し直されたのか、ドラマシティーの音響効果 のせいか・・・出演者全員の方の迫力がすごかったです! 私はシアターコクーンでは3部のみ見てましたが、ドラマシティーのふつうの舞台形式ではやっぱりコクーンで見たような立体感がちょっと弱かったけ気がしました。コクーンではコロスがほんとにあっちにもこっちにも・・・という感じで、ほんとに客席の私たちの心みたいだったのが、ドラマシティーでは気がつけば「あっそこにいらっしゃったの?」だったし、なんと言ってもオレステスとエレクトラがアポロンの裁きにより分かれていくところ、コクーンでは舞台席と普通 席に分かれて去っていって最後のエケクトラの「いや〜!」のせりふが一番感動的だったのに、ドラマシティーでは通 路は違うものの同じ方向に去っていくだけなので、客席はみんな舞台を見たままであの声をチラッとしか意識に入らないという感じだったり・・・とかでした。 でも、その分迫力でカバーしようという蜷川さんの意向が感じられた気がしました。 カーテンコールは総スタンディングで、すごい盛り上がりでした。というわけで、やっぱり通 しで見てその盛り上がりをいっそう共有できた気持ちでした。やっぱり1回は通しで見るべきです! カーテンコールで舞台の上から蜷川さんや出演者の方たちが何度も客席に向かって拍手をしてくださって「一緒にこの演劇を創り上げてくれてありがとう」と言ってくださってるようでジーンときました。・・・あっ、ヤンさんのこと書いてない。(^^;)
 も・もちろん!ドラマシティーでのヤンさんも一段とヘレネしてらっしゃって「この人がいなきゃこの話は成り立たない!」のインパクトを放ってらっしゃいました。 ブドウの食べ方、ますますお行儀悪くおなりで・・・(^^;)「だめよ!ヘレネちゃん。一粒づつ房からはずして、皮はちゃんとまとめておきましょうね。」とレダ様は教えなかったのね。(^^;) そういえば「レダが一番悪い」なんてほざいてらっしゃるヘレネ様にあの純情な5年前のレダ様の姿を浮かべてしまい「なに言ってんの!あんたが悪いんや!」と思ってしまうのはひとえにあの傲慢さを演じきってる元レダ様のうまさでしょう。
 とにかくヤンさんが出てらっしゃらなきゃたぶん見ることがなくてこんな感動を味わうこともなかったグリークス!ヤンさんに感謝、感謝です!!  ヤンさん、やっぱり好きよ〜〜〜〜!!


[80] 後ろの席はおいしいかも。 投稿者:なずな投稿日:2000/10/08(Sun) 13:54

 駄ねこさんにちょこっと付け加えてもいい?駄ねこさん「ええでえ〜」

 と、いうことで(勝手にセリフしゃべらすなあ〜!by駄ねこさん?)

 ↑のエレクトラとオレステスの退場なんですけど>オレステスとエレクトラがアポロンの裁きにより分かれていくところ、コクーンでは舞台席と普通 席に分かれて去っていって最後のエケクトラの「いや〜!」のせりふが一番感動的だったのに、ドラマシティーでは通 路は違うものの同じ方向に去っていくだけなので、客席はみんな舞台を見たままであの声をチラッとしか意識に入らないという感じだったり・・・とかでした。

 ところが、どっこい!私は22列という後方の席だったので、見えていたのですが、2列ある客席退路の下手側をオレステスとヘルミオネ(だっけ?)上手側をエレクトラとピュラデスがアポロンの裁定のあと退場していったのですが、客席中程14列と15列の左右の通 路で二人(エレクトラとオレステス)はもう一度お互いを求めあったんです。ヘルミオネとピュラデスがそれを引き止めるんですけどね。その時のエレクトラの「いやあ〜!」は今も心に残っています。・・・・少し、ヤンさんのオスカルを思い出してしまいそう・・。前のブロックの方には見えなかったのですねえ。もったいない話しじゃ・・・。だから、私にはそのふた組の姿と舞台上のアポロンとヘレネが実に対称的だと感じてしまったのです。

 カーテンコールヤンさんは緑の衣装の男の子の手をずっと引いてらっしゃいました。ターコさんが水色の衣装の男の子。何度目かのカーテンコールではヤンさんの出が少し遅れてしまい、後方になってしまったので、その男の子を高く抱き上げようとなさいましたが、上がらず、すぐ隣におられた背の高いお兄さん(どなただったかはわかりませんでした)が代わりに抱き上げておられました。


[81] まず,第3部から(なんでやねん!) 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/08(Sun) 14:39

 1部,2部,3部とバラで取ってたんだけど、それだと3部は千秋楽・・とっても千秋楽まで3部をまてませーん。それで初日の3部追加で見ました。まだ3部だけじゃ 大筋わかんないかなーと思っていましたが・・わかるんですねーこれが・・勉強のおかげでしょうか?
 いや,やっぱり,この作品,一幕一幕が独立していて,それ自体1つの神話だから、よくわかる。おまけに、「わたしはヘレネ・・」なーんて自分で説明してくれるから・・寝転んで,グータラしている,イケイケ姉ちゃんに「あんた誰やねん」とたずねる必要もなかったし・・分かりやすい・・
 結局,この作品って,統一したテーマがどうのこうのというよりは,人間がおろかしく、くりかえしていく,欲と嫉妬と,恨みからの争い,悲劇を,一歩引いた神々の高い位 置からながめたかったのねーと思いました。
 だから,並んでる並んでる愚かな争い,嘆きが・・私たちの周りと一緒です。
 たぶん、3部だけの特徴でしょうか・・結構,憎めない人たちがならんでる。
     ヘレネ・・無責任なかわいさ・・
     メネラオス・・愛にふりまわされる男のよわさ
     ヘルミオネ・・ワガママと軽薄
     クリュソテミス・・ことなかれの処世術
     ピュラデス・・一途な友愛(男同士の愛?)
など,こういうちょっと微笑んでしまいそうな、ヒロイックでない普通の人間の存在が光リ,勝っていたような・・エレクトラ、オレステス、イピゲネイアの大仰な激しさ,悲しさよりも・・また,アンドロマケの落ち着いた女の強さ,立派さよりも・・
 ストーリーよりも役者の方たちの存在感,セリフ術の素晴らしさは、まさに 演技の宝庫ですね(どこかに書いてあったけど)。すごい役者さんたちの聞きしにまさる生セリフが聞けて幸せでした。その中にヤンさんがいるなんて・・独特の表現方法でセリフまわし・・きっと皆さん新鮮に感じられたでしょう。(YANさんをはじめてみた方も・・きっと)「誰なんだろうこのひとは・・」と・・ほかの誰にもできないヘレネさんでした・・確かに・・しかも、どの衣装もどの髪型も際立って美しく・・(客席も納得したでしょう)最後の神々しい美しさと微笑みは(階段上の)何処までも美女の理想形にちかく(神になっても,足組んで,生足みせびらかせていたけど・・)かわいいコロスの姿を目に焼き付けて外に出て,出待ちに駆けつけると,薄暗い中黒のパンツスーツのYANさんがにこやかにほほえまれていました。で待ちをなさる方!急がないとあーっという間にヘレネさまは飛んでいかれます。 次は10日です。


[82] 泣きました!! 投稿者:照り焼き子投稿日:2000/10/08(Sun) 16:26

 お久しぶりでございます!!たった今、大阪から帰ってまいりました。昨日の初日、ホントすっごかったです。今まで、例えば四季とかで、カーテンコールでスタンディングオべーションに出会ったことはあったのですが、昨日はホントにボツッボツッっと人が立ち上がって、もう感動しすぎて自然に立ち上がってどうにもこうにも拍手したいよありがとう!!!というような気持ちが観客全体に満ちているように感じました。そして総立ち!!泣いてる人が一杯いました。でも、ケータイが鳴ったり、おしゃべりに迷惑する事が私の周りではいなかったし真剣な雰囲気が客席にもありました。
 舞台上でのすばらしい演技への観客からの返答のような気がします。自分の独り言ばっかですいません。
 五年ぶりに見た生ヤンさん!!はっきり言ってびっくりしました。それも良い意味で。男役の時のヤンさんと、同じだ!!と。もちろん女性を演じてらっしゃるんだけど、声とかあまり変わってないし(同じひとだからあたりまえだけど)、ヤンさんそのものですね!あー、なんと言ったらいいのか、言葉に出来ないんですけど、男役とか女役とかそんなことにこだわってた私は大馬鹿ヤロウでした。反省です。ただ、ヘレネ様の露出の多さには度肝を抜かれました。
 「そこまでー!?」いいの?言いたいけど、1人で行ってたので(1人の人、多かったです)ぐっと静かにしてました。第一部は後ろから二列目だったので、始まりのときに、後ろから久世さんとかが喋りながら入ってこられてびっくりでした!!一メール位 の距離だと思うとパニック状態。と思ったら前からヤンさん達登場!!はたまた向こう側から渡部美佐子さんたちが!!どこ見りゃいいんじゃーい!!しかも何言ってるか聞きとれーん!と思っているうちにすっかり幻想的世界にはまっておりました。結末をわざと見ずに行ったので、第九部(ターコさんのアンドロマケ)で終わりと思ってしまい、休憩のアナウンスに妙に感動でした。
 個人的な話ばかりですいません。ただ、九時間というのはやっぱりちょっと、最後くらいでお尻が痛くなってしまいました。(ちなみに私は二十歳です)だから、休憩時間には、うろうろ歩き回っていました。私も座布団持って行っとけばよかったなあ。
 とにかく三万円の価値はありました!!泣きましたよ、ハンカチ無かったので、袖で拭くしかなかったけど(涙)行ってよかったです!!出待ちもしたかったのですけど(そしたら皆さんにお会いできたかも)お腹がすいてしまって、コンビニに直行でした。ハハハ。また行きたい!!でも行けないから、皆さんのカキコ楽しみに見ます!!


[83] また行ってしまいそう 投稿者:クルミ投稿日:2000/10/08(Sun) 19:05

 大阪初日行って参りました。(書くの遅すぎ^^;ですがちょっとだけ) この素晴らしい作品を見ることが出来たこと、ヤンさんがこの作品に出演して下さったことを本当に嬉しく思いました。 もうチケット買ってないんですが、千秋楽までに突然行ってしまう可能性大・・・。 ヤンさんのヘレネ様。1部の登場では光り輝くような美しさ。3部のエジプトの場面 は可愛い〜〜(*^^*)お行儀は悪いけど。アポロンの場面ではもう神々しいまでの美しさでした。 下手側だったので、殆ど横顔だったのが残念でした。あと、コロスでの無垢な瞳も忘れられません(*^^*)  

>BOOさま
初日は入りは9時45分頃でした。出は、カーテンコールが終わったら楽屋口へ走りましょう!10分後位 にはもう出て来られました。

 今回初めて麻実れいさんを見たのですが、入りでは優雅で独特の雰囲気を纏って歩いてこられて、舞台は気品があり美しく、さすが!でした。


[84] 遅くなりました。初日行ってきました。 投稿者:マロン投稿日:2000/10/08(Sun) 20:06

 いや〜〜最後かな?予想したより帰るのに時間がかかってほとんど夜中でした。 待ちに待った『グリークス」これも予想をはるかに上回ってすごい! 私も昨日は3部だけ見ました。あとまだばらばらと3回行きます。(笑) あ〜これが例の振り子ね。エジプト模様のカーペット。 そして ヤンさん登場!な・なんて美しい!!!こんなにきれいだったかしら! ぶどうの皮をぺっぺっと飛ばしながら、バドワイザーでどっと笑いがきましたね。 天真爛漫で愛らしいヘレネでした。 メネラオスさん みなさんが言われていた通りですね。 妻を愛して娘をかわいがって、それでいてちゃんと王子に見えました。 ヘレネはみんなに誤解されてかわいそうだけどメネラオスさんはちゃんとわかってくれて良かった。 どなたも本当にお上手でびっくりしました。神様が出てくるところジャーンって感じで、照明がピカーっと客席にむかって光って、一瞬めくらましになるので迫力がありました。 蜷川さんの演出は飽きさせないでグーっと引き込んでいかれてさすがでした。端の端の方までせりふがよく通 ってレベルが高いですね。 ヤンさんも不自然な姿勢なのによく聞こえてヘレネそのものに見えました。 ターコさんも 存在感がすごくって 自然な演技で涙がでました。 ヤンさんとターコさん ギリシャ人かというくらいきれいでした。 今度は1部から見るのでノンちゃんも楽しみです。 コロスのヤンさん 前列の少し上手よりの中央にいらっしゃったのでもうずーっとみつめていました。(いろんなことを語りかけながら・・。)無垢で純粋な目をして遠くを見つめるその目に 貴女のファンで良かった と心の中でつぶやきました。
 出待ちもしていつものヤンさんにも会えたし、良かった。 ヤンさんが出なかったらこんなにすばらしい舞台を見ることはなかったと思います。 ヤンさんが出演されてこんなすごい上手い人たちのなかでしっかり独自のカラーを出して輝いてうれしく思いました。 次は10日に行きます。今もヤンさんヘレネがちらつく〜〜。


[85] えー、私も3部が観たい・・・。 投稿者:BOO投稿日:2000/10/09(Mon) 00:37

 私も3部が観たいですぅー。  皆さんの報告を読んでても、3部を観てないから、わからへん!!

 あの豪華パンフの写真と、頭の中の想像と一緒になって、おー!観たひ!!でもなぁ・・・・。1万やねんなぁ・・・。

 この1週間で(14日を除いて)3部を観る事ができるチャンスは、1日だけあるんですよねぇ・・・。そんで、唯一出待ちも出きるチャンス!!  あーめっちゃ悩みます!!

 >なずな様
前髪引っ張られる思いで自宅待機しておりました。めっちゃつぼにはまりました(爆笑)おもしれー!想像しちゃいましたよ(笑)

 >クルミ様
ありがとうございます。そうですか・・・。終演10分後ですか・・・。じゃあ、バイトが終わってから行くのは、絶対に無理ですねぇ・・。まあ、時間が時間ですのでねぇ。 14日に絶対に出待ちします!!  朝、頑張ってみようかなぁ・・・。


[86] 二日目の第一部 投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/10/09(Mon) 00:40

 熱気あふれるドラマシティー! 盛り上がるグリークス大阪公演です! 私にとっての初めての一部は夫の死 子供の死 国の滅亡 奴隷となる女など戦争のむごさを見せ付けられる場面 が続きます。アンドロマケのいたいけな息子の死の場面 この間のパレスチナの少年を思い出し涙がとまりませんでした。麻実さんの迫真の演技で会場あちこちからすすり泣きが聞こえていました。 これと同じことを今も繰り返している人間センソウハンタ〜イとこころが叫びはじめたころ 「メネラオス!」 澄んだ高い声とともに私の側の通路を通ってヘレネ様ご登場! キャー キレエー! 白いイメージで輝くばかりの美しさ ちょうど季節的に金木犀の香りがしそう・・・ 舞台に上がったヘレネ様はもう!!!皆様のいままでのご報告とおりへ((@。@へ))〜なのでありました!ほんとうに舞台の雰囲気を一転させる鮮やかなシーンでした(^o^)
 ところで関西版のプログラム舞台写真がたくさんはいっていてとても充実していますね。 ヤンさんもとってもいいお写真が何枚か。私のお気に入りはメネラオスとヘレネのツーショット! ほんとこのお二人はナイスカップルですね(^_^) だんな様のうれしそうなお顔と愛嬌のあるお鼻、奥様の美しい横顔とかわいらしさ なんかほのぼのと見とれてしまいます。 このヤンさんなんか新妻みたい(国へ帰って新しく出直そうとする妻だから新妻?笑)あと一部のするどい目つきのヘレネも美しく写 っています。
 あーーはやく 二部 三部 が見たいです。
 三部から一部へ逆行観劇すると(私だけかと思っていたら同じような方がたくさん!笑)いかに三部のコロスのヤンさんに癒されていたかよくわかります。 通し観劇したいのは山々なんですが・・ヤンビンボー&時間ビンボーなのがウラメシイ(^_^;) それでは 明日は いやきょうは休演日 ご出演の皆さんもファンのみなさんもゆっくりおやすみなさいませ(^。^)


[87] メネラオスと〜ちゃん 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/10(Tue) 15:14

 私は第3部は現代劇だと考えているのですが、第3部で俄然、実力を発揮するのがメネラオスだと思います。 アガメムノンは「将軍」と、呼ばれるように、軍隊を率いて国を拡大していく・・・という色合いの強い国王でしたが、メネラオスは完全に政治家です。 国が(略奪の結果ですが)富み、ギリシャ全体が団結して力を持った新しい世界を、戦争ではなく平和的に統治していこうとしていると思えます。 元々、エジプトでも難破をすれば、国王みずから食料探しをするフットワークのいいおっちゃんですが、帰国したミュケナイでも、甥のオレステスが「征服者といして戻ったのだから(何とか市民をおさえてくれ)と言うのに対し、市民と争い事をおこしたくないメネラオスは、「人情に訴えろ」とアドバイスをしています。 怒っている舅に対しては「われわれは皆、何かの奴隷なのです」と、ヘカベからの受け売りを言って、軽くいなされてしまうところが、なかなか可愛い。(笑) アポロンから、娘のヘルミオネの結婚相手はオレステス・・・と決められたのに、ネオプトレモスに嫁がせ、ちゃっかり同盟を結んでいる。ヘルミオネにせがまれて、アンドロマケの息子を捕まえはしたけれど、自分では手を下そうとはせず、また、ペレウスが現れ形勢が不利としると、さっさと引き上げることにする。 メネラオスがアンドロマケに「おれたちは似ているな」という時、アンドロマケもある意味では、生き延びる道をとった訳で、そんな風に思ったのかな〜?と、思いました。 もはや英雄の時代は過ぎ、新しい人間たちの時代になる・・・そのひとつの形がメネラオスにあるように感じています。
 ところで、私の密かな(?)ツボは・・・林檎をすでに食べる態勢でシャツで拭いているパリスくん。ボロを着替えて立派になったダンナを嬉しそうにながめるヘレネちゃん・・・です。


[88] 10日の第1部・・・ 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/10(Tue) 19:43

 さて,第3部を忘れて、すっきりはじめからと思っていたのに、YANさんの入りに遅れるは、ロビーのYANさん見逃すは、バタバタ状態で芝居に突入しました。ウーン、これは重い。コロスの導入で、物語がかたられていき、振り子とともに時が経過していく・・上手いなあ・・と思っているうち・・だんだん腹がたってきた。
 女の気持ちを一顧だにせず、女は男の慰み者と扱い。また、女はそれを受け入れる(生きるために)。戦いの時代の常とはいえ、むかついた。なんなんだーこいつらー。
 アガメムノン、アキレウスなんか最低ですね・・・大仰にわが身の不幸を嘆いてみても・・戦士としての、王としての立場を優先する。むしろ、メネラオス、オデユッセオスのような策略家、政治家のほうが許せる。一見、風見鶏のように、優しさをみせたり、愛に揺れ動いたりしながら、しっかり実を取っていく。相手の気持ちを理解するようにみせて、そのくせ自分の思いどうりに・・・
 どんな口をして、「ヘレネは淫婦」というのでしょう。自分の思うまま、男の道具とならず、男をえらびとっているヘレネこそ自立した女ではないでしょうか・・生きるために子をうしなっても夫を変える運命を受け入れるアンドロマケも自立した女・・
 蜷川さんのお
 ノンちゃん、楚々としてうつくしいですね。セリフも透き通っていました。われらがヘレネさんも息を飲む美しさ。顔はもちろん、身のこなしがちょっと違う。均整が取れた理想形に近い美女。(ノンちゃんも、ターコさんも体全体が美女してる。透明感がある。)
 なんか、ほこらしかったですね・セリフもりんとしてよくとおる・・1部は、笑えないぶん、すこし疲れましたが・・・これがあるから・・3部が救いになるんでしょうね。
 つくづくわたしって、現代人なんだな、女権主義者なんだなーと思えた今日でした・・・今度は12日・・・  
  >けーてぃーさん    ホント、メネラオスって政治家ですね。


[89] 男はつらいのよ〜 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/10(Tue) 21:23

 >しゅくこさん だいぶ、お怒りのようですが、私はおっちゃんたちの哀しみもわかるような気がします。(笑)もちろん戦争は絶対、肯定しませんが! ギリシャという国は何もないんですよ〜唯一あるのが「海」!海の音を聞いてごらん・・・何回も何回も出てくる言葉です。男たちは海の誘惑に勝てない・・・そこには果 てしない冒険がある。夢がある・・・しかし、貿易路はトロイアに押えられているのです。 トロイアは亡びたけれど、その富だって、他の国から奪いとったもの・・・エジプトでヘレネのそばに仕えていたギリシャの奴隷たちはトロイアに捕まった人々でした。男たちは船出していく・・・もちろん、財宝のため・・・でもあるけれど、祖国で待つ女たちのためでもあったのはず。 私は伝令使タルテュビオスに心を動かされます。歴史の名もない証人として・・・でも、彼は確かにそれを肯定します。メネラオスでさえ、エジプトで老兵にむかい「俺たちは苦労を共にしてきた」と、言います。 おっちゃんたちはそういう生き物なんです。それは、まさに必然・・・なんじゃないのかな〜? 女はいつの時代にもしたたかなもの。どこにいても、自分の根っこを下ろすことができるもの。アンドロマケはそういう女の必然を嘆くけれども、それを受け入れた時、彼女は本当の意味での幸せを受けとることが出来たのかもしれない・・と思うのです。 この物語には孤閨を悲しむ女がたくさん出てきます。日本人には、あまりにもあけすけ・・と思うけれど、きっとこの時代の女にも男にも大事な問題だったと思います。アポロンが人口調整のために戦争を起こした・・といった時、10年間、子供が生まれないってスゴイな〜と思いました。(そういう思考が25世紀も前にあったのにもびっくりしたけれど・・)
 ところで、アキレウスくんは、いきなりお顔に汚れのないアキレウスくんになっていたけれど・・・納得できない・・・傷や汚れがある方が、美貌が引き立つのに・・・


[90] 衣装が叫んでる 投稿者:うみせ投稿日:2000/10/11(Wed) 17:22

 けーてぃー様が、宝塚の公式HPでお衣装のことについて触れられていましたので、私も少し…。
 今回衣装で一番感動したのは、3部2幕のエレクトラのものでした。死にゆく運命を嘆き、神に訴えながら上衣をとると、ちょうど下腹部のところが内臓がえぐられているように赤くなっていて、この人は本当に心から、そして全身で苦しんでいるのがわかるようでした。同じくこの幕の、ヘレネの奴隷ニテティスが赤い(ギリシャ側の色)紐で足を縛られて自由を奪われていたり(これは1部3幕の「トロイアの女たち」でもそうでしたね)、3幕のアンドロマケが、ネオプトレモスが殺されて出てくる場面 で着ている衣装の胸の部分に、深く食い込むように赤い布が使ってあったり…。
 ギリシャ悲劇は言葉で多くを説明しようとするけれど、蜷川『グリークス』は役者の言葉と同じくらい、衣装も雄弁。だからわかりやすいのかにゃ。じゃ、ヘレネの白やイピゲネイアの婚礼の黄色にも何か意味が…?と思ったら、こちらは戯曲にそう載ってるだけでした。
 あんまりヤンさんと関係ない話でごめんなさいね。次の方、ど〜ぞ〜。(^^;)


[91] 阪急さんに書いたお衣装の件 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/11(Wed) 19:38

 うみせさんがご紹介して下さったので、多少、修正した書き込みます。 〜〜〜〜 『グリークス』の衣装デザイナーは小峰リリーさんです。かつての劇団四季(最近のことはわかりません)や、多くの蜷川幸雄作品でも、ご活躍のデザイナーさんですね。
 『グリークス』のお衣装の色については、元々、ギリシャの色合いというのは、私たちがイメージする「白」ではなく、極彩 色だったということ。実際にギリシャを取材された蜷川幸雄さんが、ギリシャの風土に過酷な自然を感じられたこと。ギリシャにあるものは、いっさい使わないで行こうと決められたこと・・・・から、アジア的、さらに言えばばチベット風・・・のものになったということです。 ギリシャは赤、トロイアは青、そして中立のトラキアの人は緑だったりしていますが、あの赤の色は特別 に染めに出されたということでした。東京公演のプログラムには、蜷川幸雄さんのインタビューでお衣装のことにも触れていられます。出演者全員、どこかにほつれた糸を付けていられますが、それは、【話は骨太なんだけれど、繊細で、神経が剥き出しになっている、電線の皮膜を剥いてしまっちょうなチリチリした感じ、額から血が垂れているようでもある。】(【】内、引用です)と、説明されています。コロスの赤のお衣装は、皆、違った着方をされていますが、基本の服があって、後は同じ分量 の布を渡され、各人の工夫で着ていられるということでした。(『グリークス』講座でイピゲネイア役の宮本裕子さんが教えてくださいました。ただし、宮本さんご自身はコロスをなさっていません。) またドレスには和服の生地がたくさん使われていますが、特にヘルミオネ(3部『アンドロマケ』に出てくるヘレネとメネラオスの娘)のお衣装は、かなりいい(高価)打掛けをほどいて作られたものだそうです。(やはり講座で、プロデューサー氏が泣いていられました。笑)ヘルミオネ自身、「私のこの服を見て!」というセリフで登場していますので、よく見てください。 〜〜〜〜〜〜
 イピゲネイアとポリュクセネは黄色の服を着ていますが、婚礼前の乙女(ポリュクセネのいけにえも神との婚礼ですよね)の意味かな〜と思っていました。  また、ヘレネとテティスはいわゆるギリシャっぽく、脚も出していられるのは、蜷川さんのご趣味ではなく(笑)、神様、および半分神様なので、人間との違いを出しているのかな〜・・・いずれにしても、コロス以外は赤も青もなく、結局、黒と白のYANさん・・・というのが、おかしい〜〜〜


[92] ヘレネ様が呼んでいる〜 投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/10/11(Wed) 19:48

 ほんとうにグリークスのお衣裳はよく考えられた不思議な感じがするものですね。
 私は昨日上手通路側の席だったので間近で見ることができました。毛糸のクシャクシャチリチリ!みなさんが体にばらまくようにつけていらっしゃってある時は髪の毛のようにも見えあるときは流れている血のようにも見えまた戦いの埃を吸ってボロボロに引き裂かれた衣類の一部のようにも見えました。不思議な効果 を与えていますね。
 また今回は和服地が多く使われているとのことですが一部のヘレネ様の白いお衣裳 綸子の地模様のある和服の白生地とストライプの薄地を重ねていらっしゃるようでした。プログラムのメネラオスさんとのツーショットのお衣裳も金銀の鶴の日本刺繍がほどこされていますね。これも打ち掛けなのでしょうか?いずれにしてもヘレネ様 和洋折衷のこれぞヘレネズムファッションですよね(^_^)
 さていよいよグリークスも最終コーナーにさしかかってきましたね。
 ヘレネ様はもはや美しき独走態勢・・見るたびに美しくおなりです!スゴイゾ〜明日も星の間をうねる道伝いにまいりま〜す!
 キヤーーーーー すんません(^_^;)


[93] 12日入り 投稿者:なずな投稿日:2000/10/13(Fri) 08:05

 12日の入りは9時50分頃〜☆  紫のスーツ!キャピ!ふわりと髪を揺らせながら、クールな空気漂わせてご登場!差し出されるお手紙を口元に微笑をうかべ受け取られ、手をふってドアの向こうへ・・・・スーツのウエストがキュッとしまり、スラリとした後ろ姿にうっとりこん〜〜ポッ。
 ああ、昨日はええ日でした。
 yan−yan−BBSに書き込めなかったので、とりあえずこちらに入り報告でした!


[94] おじ(い)さまフェチ? 投稿者:なずな投稿日:2000/10/13(Fri) 09:19

 1部、2部は初めて、3部は2回目の観劇となりました。
 ヘレネさまのおのろけは後でたっぷり書かせていただくとして、昨日、胸キュンだったのが、プリアモスおじさま。「息子ヘクトルの遺体を返してほしい」とアキレウスの天幕にやってきたおじさま(おじいさま)です。動かぬ 息子のそばによこたわる、プリアモス。その背中をなでてあげたいような気になってしまいました。
 先日の観劇ではペレウス(アキレウスの父、ネオプトレモスの祖父)に胸キュンだったし、・・・そんな自分にちょっとびっくり。
 メネラオスを見ているとなんだか家が恋しくなってしまう。アガメムノンやアキレウスが自分の誇りや義務と、身内のはざまで苦しんだり、嘆いたりしているのに、メネラオスはそれが“必然”なのか、妻や娘にその愛情を注いでいる。やっぱり夫婦っていいよなあ〜〜、ナンテネ!
 ヘレネさまですが、そりゃあもう、綺麗なの。って、みなさんすでにおっしゃってるけど、さらに言う!
 一部のヘレネ。ゆうやけさん、曰く雰囲気を一変させるその登場に、ローブを脱いで下さらなくとも、お御足見せて下さらなくとも、ひれ伏してしまふ。3部よりきつめのメークで、ヘレネをののしるヘカベをにらみつけるその美しくも刺すような視線には似姿であることを思わせるような心が欠けている感じもしてドキリ。明日はもっとじっくり見ます!

 


[95] おじさんフェチその2 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/13(Fri) 10:38

 何気に光る、タルテュビオス、老兵、テオキュルメノス王、トアス王。
 最初の場面でアガメムノンが老人に向かって、「誰もお前の名前を知らない」というセリフがありますが、その言葉に象徴される人々たちが、(コロスも含めて)、大きな存在だと感じます。タルテュビオスも老兵も、ず〜っと主君と一緒に行動してきて、実際の苦労をしてきた人達。役名はついていますが、実はたくさんの無名の庶民をあらわしているような気がします。
 「ヘレネ」でのヘレネ、メネラオス、老兵のやりとりは、だんだん深くなってきて、涙ぐんでしまうことも、しばしば。それに、簡単にだまされてまうおとぼけ王ふたりも好きです。エジプトとタウリケ、極暑と極寒の土地の王で、ギリシャからは遠い地です。ギリシャ劇というのは、世界が広いな〜という気がします。


[96] 見逃した部分 投稿者:える投稿日:2000/10/13(Fri) 11:38

 昨日が、初見しかも1部だけでした。
 みなさまからの情報のおかげ(ありがとうございました!)で、入り待ちも初体験でき、ロビーでの芝居風景も余裕で見れ順調だったのですが、、、ヘレネさまの登場でオペラグラスを覗いてしまい、足を開かれた瞬間のメネラオスさんの表情(反応)を見逃してしまいました。Yanさんのファンであったがために見る場所が狭くなっていました。(^^;
 白石さんや渡辺さん、平さん、宮本さんほかの皆さんの台詞は、心に中にしみいるように入ってくるのに、Yanさんの出番では、ファンモードになって、やっぱり余裕がないみたいです。焦るというか。焦ってる間に終わってしまったという感じです。あ〜〜、いつものYanさんの綺麗な声!いいぞ、よく声が通 ってる!とか思って安心し、台詞の内容はうわのそらで、ヘレネ様のからだの動きに気持ちが集中してしまってました。メネラオスの気持ちになれなかったのが、ちょっと残念でした。
 明日、3部を見ます。


[97] なんと!2部だけ昨日みました。 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/13(Fri) 13:10

 1部と3部に気を惹かれながら、2部だけ昨日みてきました。
 帰り道、友とつぶやいた言葉・・「3部がいいね!見たくなった。」ヤンさんファンだからじゃないんです。(それも、あるけど・・)
 国の大罪である戦争を描いた1部・・翻弄される女たち、大義のために突き進む男たち、流される血・・でもそこには、納得できないまでも意味はあった。
 2部に流される血は、なんのため!戦いに勝利しても、個々の心に渦巻く人間の業には勝利できない・・はてしなく続く殺戮を切り取ってみせる第2部。おもいっきり強烈に血まみれ、水まみれの復讐劇。蜷川さんはそのむなしさ、地獄絵を視覚に訴えた。糊のまざった水の中を這いずり回る出演者・・客席にまで飛び散る水しぶき・・(あとかたずけが大変だ・・つぎはヘレネさまなのに・・)
 ただ、ひとりクリュソテミスの正気が救い・・(あ、それとコロスの平常心が・・)1部、2部は3部のためにあるのねと思いました。 3部ではじめて神話が簡潔する。1部に引き続き「ヘレネがわるい!」のセリフ。みーんなヘレネのせいにされてる。個人的恨みまでも・・はやく3部が見たい。救いが欲しいという気にさせられた2部でした。
 3部でもそうですが、1部のコロスのヤンさんの瞳、水晶みたいですね。パリスになって水槽の上の時の目、一瞬ハーヴェイJR.の少年の頃の目をおもいだしました。(水晶のように傷つきやすい純真無垢な瞳)かわいいパリスでした。
 劇場関係のお友達が「ヤンさんのヘレネ、大評判だってね」っていってくれました。わたし、うれしい・・・
 
>ゆうやけさま だいぶ前になりましたが・・パンフレットの舞台写真の中でダントツにだい好きなのは、やっぱりヘレネとメネラオスのツーショットです。だって幸せそうだもんね!


[98] へなちょこ観劇記 投稿者:コ−キ−投稿日:2000/10/13(Fri) 19:47

 皆様、今晩は。う−ん、どう書けばいいか。。。丸3日経ってもあの迫力に圧倒されたまま、いや、時間が経つにつれますます膨らんできて・・・気がつくと、ぼ−っとしてしまう次第です。1部しかチケット取ってなかったんですが、2部、3部も取るべきだった。当日券売場で、かなり悩んだ末諦めて帰りましたが、この選択ミスは先々(というより、もう既に・・・)後悔し続けるだろうなぁ。。。

 しかし、いざ自分が感想を書こうとすると難しいですね。改めてけ−てぃ−さんや、うみせさんの文才に脱帽です。

 まず、客席に入り席を探すとなんと、最前列。ひぇ−と思ってるうちに、JUNやんさんの仰るとおりカ−ンと響くタ−コさんの声。(ホント、このお方の声には背筋がしゃきっとします。・・・上司にすると恐ろしいわ)そして、ヤン様が目の前に・・・!!!!! 手を伸ばせば触れる程の距離で、舞台のヤンさんを見る  のはもちろん初めてで、あまりの美しさにそのままパニック状態・・・終わってみれば、ヤンさんだけがどんな格好してたかも、何言ってたかも覚えていない始末。。。情けねぇ・・・おまけに、皆様総倒れのヘレネちゃん誘惑?のシ−ンは、目の前のコロスに完全に塞がれ、足先と頭のてっぺんがちらちらと見えるのみ。・・・太もも・・・楽しみに・・・いやいや 。

 が、しかし。グリ−クス。まいったよ、あたしゃ。
 こんな凄まじいエネルギ−を感じた舞台は初めてで、優れた才能が揃うと、ここまで素晴らしい空間がうまれることに、ひたすら感動と感謝。誰も彼もが凄い迫力でしたが、特に久世さんのトロイアを見つめ涙を流す表情は、ぐっときました。彼女の舞台はウタコさんの月組時代しか知らないのですがいい役者さんですね。びっくりした。

 ヤンさん、グリ−クスに出てくれて有り難う。でも、3部を観たかったわ・・・太もものタトゥ−も・・・

 ヤンさんの感想を述べたいのですが、パニックでしたのでただただ美しかったことしか覚えてまへん・・・・次はもうちょっと、後ろの席で観ます(贅沢な悩みですが、へなちょこコ−キ−には、その方が宜しいようで・・・)


[99] 別れの予感 投稿者:ゆうやけ投稿日:2000/10/14(Sat) 00:30

 99番だ!グリークスのほとばしり出るような舞台から皆それぞれいろんなことを受け取っていらっしゃるのですね。コーキーさん 最前列からのご報告すご〜いです*^^*しゅくこさん ヤンさんが大評判・・・わかっていてもやはりうれしいです!!
 さていよいよ今日明日の通し公演で幕が降りるのですね。私に残されたチケットは千秋楽第3部一枚となりました。非情な時の伝令使 大きな振り子が私の目の前に降りてこようとしています。ヘレネ様 どんなに引き止めてもはるかな時のかなたに消えていかれるのですね。イケナーイ ミュケナーイ イッテハイケナーイいつまでも見果 てぬ夢を見続けさせて〜
 あー別れの予感が・・・(T_T) しのびよる落ち込む気配・・・(笑;)


[100] がんばりました! 投稿者:BOO投稿日:2000/10/15(Sun) 04:43

行って参りました!通しで観劇して来ました。 最初は初日に1部を観て、今日・・昨日ですね。昨日3部だけ観る予定だったんです。 初日の1部終了後、「2部も観よう!」となって、 14日の2部のチケットを購入。何と3列14番!!そう、最前だったのです。そして、観劇日前日、「やっぱり1部ももう1回観よう!」と前日にチケットを予約し、結局通 しで観劇しました。疲れたぁ〜!観るだけで疲れるのに、演じている役者さんの体力ってすごいですね。正直、時々睡魔に襲われ、睡魔との戦いもあって、疲れたというのもあります(笑) 私は正直言いますと、ロビーでのヤンさんはじめ、役者さんたちを見逃してたんですよ〜。いつ出てくるのかなぁと思ってて、大阪は違うのかなぁ?何てことも思ってしまいました(笑) 今考えると、私が勝手に見逃したんだと思って、先に席に着いてしまってたんですね。前回の失敗があったので、今回は本当に粘って、ロビーに立ってましたら、同じ目的の方々が大勢いらっしゃった(笑) 「な〜んだ」と思って、私の超ミーハーの性格が出てきまして、役者さんたちを見つめまくりましたよ。もちろん、ヤンさんもバッチリ見つめました。皆さんがおっしゃっていた通 り、早かったですね。今考えれば、板付きっていうんですかねぇ、の為に出ていらっしゃってたんですよね。だから、席が上手だったので、のんちゃんや、南果 歩さんや、中嶋朋子さんを座席に向かう時も見つめてしまいました(笑)中嶋さんがあんなに小柄な人とは思わなかったなぁ 。
 1部の内容は把握しているので、見逃したところなどをもう一度確認ができました。前回観た時から思っていたんですけど、最初のコロスの衣装を着て出てくる所、ヤンさんってかっこいいですよねぇ。前髪を上げてターバン?を巻いている所が、なんか似合うよなぁって思っているのは私だけでしょうか?3部の時は前髪の上から巻いてますけどね。 1部の途中からお腹が鳴り出して、ちょっと恥ずかしかったです。たぶん、聞こえてると思う・・・。私もマクドに行きました(笑)  さて、2部ですが着席した瞬間「うぉー!何で1部じゃないんだぁ〜!!!!!」と心の中で叫びまくりました。席も大変満足しましたが、いやいや、寺島しのぶ、尾上菊之助姉弟は素晴らしい演技でしたねぇ・・・・。圧倒されっぱなしでした。もちろん、白石さんにも・・・。こわかった・・・。
 3部は、皆さんの報告から、本当に楽しみでオペラグラススタンバイOK!って状況で観劇しました、なんかほとんどオペラグラスを覗いてましたよ。友の会にとって頂いたチケットなので、周りもヤンさんファンの方みたいで、行動が同じだった気がする(笑)1.2部と違って、少し楽な感じでしたし、なんといってもヤンさんのコメディセンスが光ってましたよね。何て間がいいんだって思いながら観ていました。いいコンビでしたね。それにしても、かわいらしいヘレネでしたね。やっぱり、ヤンさんがしてるから、どうしてもヘレネを贔屓してしまうんですよねぇ。ギリシャ人やトロイヤ人が「ヘレネのせいで」と言うセリフが出てくるたびに「違うんだよ〜。ヘレネは悪くないんだよう」って思ってしまいました。
 お芝居の感想って、テーマが壮大すぎる感じで、上手く言えません。本当に、観てよかったって簡単な表現になりますけど、それ以外言葉が見つからないんです。皆さんおっしゃっているように、ヤンさんに感謝です。きっとヤンさんが出ていなかったら、観なかったであろう、この作品に出会えて本当に良かったと思います。
 でも1つだけ感じたのは、戦争は悲劇しか生まないって事。それがわかっているはずなのに平和が訪れないのは、人間が愚かな生き物だっていう事もあると思うけど、もしかしたら本当に神がこの世に多すぎる人間を排除する方法として戦争を引き起こしているのかな?なんて思ってしまいました。韓国の大統領がノーベル平和賞を受賞する一方で、パレスチナの扮装がまた激化している世の中ですからねぇ。やはり恒久の平和ってないんでしょうか?
 最後に・・・。きっと、これだけのスターが揃った舞台を観る事も、今後あまり無いと思います。カーテンコールの時に思いました。どこを見ても、主役を張っている役者さんばかりですもんね。何て贅沢な舞台なの!って改めて感動しました。そして、ヤンさんは舞台から引っ込むのがとても、とても早いですね(笑)最後は上の方からだったので、よく見えましたが、前の方だったら見えなかったかも。ラストのカーテンコールで引っ込む時は走ってましたよね(笑)おもしろかったです。あと、南果 歩さん、始めて舞台を観ましたが、なんかノリがやっぱり関西人だなぁって思いました。かわいかった。  そうそう、一番うれしかった事!!3部のラスト、コロスの退場の時、みんな客席から退場されましたよね。あれは神々の名前を唱えてたんでしょうか?私の席が何と下手側の退場通 路側だったんですよ。しかもヤンさんが先頭で上がってこられて、もう「きゃー!!」状態です。だんだん近くなって、目の前を通 っていかれて、手に蓮の花を持たれているのが私の頭上に来て、ほっんとに、感動でした。なんか今年の最高のバースデープレゼントを頂いた気がします。あんなに間近で見たのは今回が初めてだと思います!!もうあれだけで、今回のお芝居はよかったって言えるぐらい(笑) 蜷川さんの立場ないけど(笑)
 あー、最後のはずなのに、すいませんめっちゃ長くて・・・(^^ゞ出待ちしましたよ!ほんとに早かった・・・。10分位 で出てきましたよね(笑)思わず「はやっ!」って言っちゃった(笑) 今回私、初めてお手紙を直接渡す事が出来ました(^○^) ヤンさんはかっこ良かったです!だから、今日は久しぶりに最高に、最高な気分で帰ってきました!!月もきれいだったなぁ〜。
 めっちゃ長くなりました。それでも今いろいろと思い出しています。なぜかこんな時間ですけど、ゆっくりと寝ます。おやすみなさい(^^)


[101] がんばりました!2 投稿者:なずな 投稿日:2000/10/15(Sun) 09:18

通し観劇!BOOさんもいらしてたんですね。
すると、3部の退路下手通路側はヤンさんファンでいっぱい だったわけだ・・・(笑)
行動が同じ・・・多分、・・・私も・・・同じだったでしょ う(笑)
では、少しだけ報告。 入りは黒いスーツでした。超かっこいい!(あたりまえか)
ヤンさんファンじゃない友人を二人引きずって来ましたが、
彼女たちも「うわあ〜〜、かっこいい〜〜〜!!」 そうじゃろ?そうじゃろ?と満足いたしましたわん。*^^ *
1部、2部、と今日は舞台にのめり込んでしまったような気 がします。若い友人がイピゲネイヤと父親アガメムノンに すっかりはまってしまって目を真っ赤にしているし、3部の アンドロマケには眼鏡がじゃまになるくらい涙がこぼれる し、トロイア陥落のヘカベの「わたしたちの国にはもう名前 がない・・」ふりしぼる声にまた涙・・・。 殺人のヘカベの「ううう〜〜」という獣(けだもの)のよう なうなり声にはもう胸がしめつけられるような思いでした。 エレクトラとクリュタイムネストラの母娘の姿はそのまま現 代にもあるような気がしましたし。 (自分の生を謳歌する母親と、母親を求めて満たされず道を 迷う娘・・・) 3部はほっとしますね。 全部、「良かったね」と笑顔で見終えることが出来るんだも の。 ヘレネとメネラオスの退場には拍手を送りたいんだけど・・ 勇気がない・・^^; ヘレネさまはますます美しく脳天気におなりでした。 第98場タウリケの王が逃げたイピゲネイヤたちをつかめよ うとして、舞台左右に分れておびえるコロスを引きずり出す でしょう? あの時ノンちゃんとヤンさんが引きずりだされたように思っ たんですけど。ちがってたらどなかか訂正お願いします。 下手からノンちゃん、ヤンさんは二人のコロスの方にかばわ れるように隠れていらっしゃったのに、そこから無理矢 理・・@@@・・・え???と思ってしまいました。 (もしかして、これは私の妄想かもしれにゃいが・・・) ということで本日はゆうやけさんに同じく3部を観に行きま す。


[102] がんばるコロスさん。 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/15(Sun) 13:38

 >なずなさん
  >あの時ノンちゃんとヤンさんが引きずりだされたように思ったんですけど。ちがってたらどなかか訂正お願いします。
 その通りでした。
 いつもは若い?コロスさんが引っ張り出されるのに、昨日は最初が寺島さん、そしてノンちゃん、ヤンさんが引っ張り出されようとしました。
 で、ヤンさんコロスは「意地でも出るもんか!」みたいにがんばってらっしゃいました。力強い・・。(*^^*)
 昨日の楽屋出もめちゃお早い。
 ヤンさんファンはカーテンコールで心ゆくまで拍手したい気持ちは、「考え抜いた気持ちではない。直に心から出てくる気持ちだ」なのに、途中で「気もそぞろといったところ」で、終われば「いい加減にして急ごう」と余韻に浸る間もなくダッシュ・・・「とろいや(んか)」では間に合わない。
 あーきれいな(ヘレネ様のファン)って、いや・・・
 では、そろそろ私もドラマシティーに出かけます。


[103] がんばらないで 投稿者:らんだむ投稿日:2000/10/15(Sun) 13:46

 ひきずりだされてほしいなあ・・(^^ゞ
 きょうはどうだろう・・・ワクワク
 では、わたしもそろそろドラマシティにでかけます。


[104] 終わったな・・・ 投稿者:ACHI投稿日:2000/10/16(Mon) 01:20

 どーでしょーか
 感動 感激は無論のこととして
 皆様 結構冷静な 感想文で
 おとなだなぁ。
 こわれちゃったモードのお言葉も聞きたいな。
 ん?ら〜〜〜んちゃん?!


[105] いつまでもいつまでも貴女を見ていたかった 投稿者:なずな投稿日:2000/10/16(Mon) 08:16

 終わってしまいました。
 今も目をつむると白い衣装で婉然と微笑むヘレネ、葡萄をつまむ可愛いヘレネ、メネラオスとの再会に喜ぶヘレネ、夫婦漫才さながらの中睦まじさ、喪服のヘレネ、念願かなった女神ヘレネ、赤いコロスの純な瞳・・・が次々に浮かびます。
 大阪でしか観なかったけれど、この9日間グリークスにどっぷりつかり、充実の劇空間に大満足。ありがとうございました。
  実は昨日は「これでヘレネさまとお別れなんだ!」と思うと一場面、一場面、終わってしまうのが悲しくて、頭の中で勝手にリプレイしてたり、してました^^;
 エウクレイア、覚えていますか?(笑)エジプトのおばちゃん。昨日はにゃんとふところからおもむろに取り出してきたのはバナナ@@でした!!
 タウリケの場面、(駄ねこさんフォローありがとう!)今日はどなただったのかなあ〜?トアス王も迷っておられたみたい?
 カーテンコールも5回で3回めには蜷川先生も舞台に上がられ、バースデーパーティー!ケーキのろうそくにターコさんやヤンさんが火をつけてらっしゃいました。ナイアガラのような花火が突然ふってきたり、ブラボーの声もたくさんかかり、熱い熱いカーテンコールでした。
 出のヤンさんも素敵でした。(午前様覚悟の出待ちしちゃいました)ヤンさーん!の声に振り返ってくださったし・・・イヒ!
 もっと壊れちゃったモード<ACHIさま、に入るかと思ったけど、入らなかった・・・。じわ〜〜〜っとした感動にまだ浸ってるいます。


[106] 私の心とビラビラが燃えた! 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/16(Mon) 10:49

 ひょっとして、関西の民衆は3部と出待ちに集結していたのか・・(期せずして)
 「憎しみと愛は、1つのものです」「正しい人間は・・・神々にも愛され、幸せになれるのです」のアテナの言葉と女神になったヘレネの姿を私の心に残して、グリークスは終わりました。
 初日のカーテンコールの時も。ヤンさんはだんだん最前列から位置を後ろにずらせていって、最後列になるやいなや、帰り支度にダッシュされていました。そして、わたしも・・ ところが、今日は蜷川さんのバースデイ・・盛り上がって・・花火がふってきて・・あれれ、舞台上部に旗のようにぶらさがっているビラビラが(のし?お札?)が1枚、燃え上がって、燃え尽きました・・私の心と一緒に・・(消防法大丈夫かな?)
 初日の3倍ぐらいの出待ちのひとだかり、首尾よく楽屋入り口の端っこに陣取り待つこと15分ヤンさん登場!絶好の位 置取りのためやん
 ヤンさんの右横顔全部2秒ほど、私ひとりで独り占め・・(と、隣のひとも思っていたかもね)完璧に笑顔で、お手紙を1つ1つ受け取りゆっくり・・車の方へ・・ファンの波の中を・・「ヤーンさーん、お疲れさまでしたー」と黄色い声ならぬ ・・けっこう低い声軍団が、楽屋出口階段上に、7,8人、熟年パワーを響かせました・・ヤンさんはその声に立ち止まり、伸び上がるように片手を差し上げ、振り返り手をふられました。・・そのシルエットに私は感動しました・・・
 ひょっとしてその熟年軍団の中に、皆さんおられたのでは・・・?わたしも その階段すぐ下にいて、唱和していました。
 いろいろなところから、人が集まってきて同じ場所で、同じようにヤンさんをみつめ、同じことを唱和する・・不思議ですね・・・
 「これが、神々のなさり様かもしれません。」


[107] 終わったな・・・byエリオ 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/16(Mon) 15:38

 牛に縁があるのでエリオくんにもご登場、願いました。
 も〜〜〜(牛の声ではありません)、書きたいことは山ほど・・・だけど、疲れた・・・・入り待ち2時間、公演10時間半、出待ちのためのダッシュ(さすがスパルタ王妃・・・ファンの鍛錬も推奨・・・)今世紀最後の出待ちは・・・・少々・・・しばしの打ちあげ・・冷酒3合、1時就寝、4時半起床、6時18分の新幹線で通 勤・・・・なのに、今日は暇で・・・・疲れてしまった・・・・
 ということで、メジャーリーグさんのサイトの笹部博司さんのページに、舞台稽古のお写 真を見に行ってきました。髪をブリジット・バルド〜にしていないヘレネさんが可愛い!

http://www1.linkclub.or.jp/ ̄hyaku/top/main.html


[108] でもギリシャには通えない… 投稿者:うみせ@6時大阪発「ひかり」で通勤投稿日:2000/10/16(Mon) 20:14

 本当にはまった『グリークス』が、とうとう終わってしまいました。 (そうよ!やっぱり観に行ってしまったわよ!「来たわね」と笑って下さった皆さん、ありがとうございました ^^#)
 シアターコクーンで観たときは、舞台構造(四方に客席がある)に、蜷川さんの意図する「生贄の祭壇の上で行われる演劇」的な要素が強く感じられたのに対して、今回は、役者一人一人のパワーがびゅんびゅんと一方向(客席)に飛び込んでくる、まさに20世紀最後の、最高の役者たちによる演劇の競演…(狂宴?)という感じがしました。役の感情が分散されず、まっすぐに心に飛びこんできて、も〜〜〜(あなたも牛?>けーてぃーさま)感動しまくってました。
 これまで何を観ても、ヤンさんの演じる○○、ってのがあった気がするんだけど、今回は(何度も書くけど)「安寿ミラ」という、舞台女優の素材の可能性に魅入られたカンジ…。これって私の中では、『検察側の証人』ローマイン と同じくらい『グリークス』安寿ミラ が好きかも…。蜷川さんの意図した「生贄の祭壇の上で行われる演劇」という観点で言えば、祭壇の上で、踊り、話し、わめき、涙を流してるのは、そこに集められた出演者たち。とくに、女が大きな意味を持つこの芝居では、女優全員が生贄の祭壇に上がり、それぞれの役を演じている 感もありました。だからこそ、コロスでは、ただ一人の安寿ミラという「役者」…つまり○○役のヤンさんではない、初めての、そして、私が一番見たかった顔を見せてくれた舞台だったから、これだけ惚れこんだのだと思います。そう気づいた時、はじめて「コロスが主役」という意味がわかりました。
 新聞なんかで「日本演劇史上に残る…」という書き方をされてるとすごい嬉しいですよね!その中で主役を張った一人…という実績。ヤンさんは、これからもそんなことに拘らずに仕事をしていくと思うけど、このステップと実績は、大事にしてほしいと思います。ここではじめて私たちに見せてくれた、役の名のない女優の顔が、また新しいステップに上るためのきっかけになればいいのだけれど。
 でも補足として云うならば、ヤンさんは、とてもエンターテイメント性の強い舞台人なので、この両方をうまく見極めて使って下さる人の舞台を選んで、飛びこんでいってほしいな…とは思いますが…。『グリークス』のヘレネは「安寿ミラだからできるヘレネ」だったしね。(でももちろん、ヤンさん以外に今日本で「ヘレネ」やれる人はいない!…って私が断言してどーする…?)

 ちょっとカタイことになってしまったぞ〜〜!どなたか、元に戻してぇぇ〜〜〜!!!


[109] 皆さんお疲れ様です〜 投稿者:BOO投稿日:2000/10/17(Tue) 00:39

 いやー素晴らしい、新幹線通勤とは。でも、私も某ロックバンドにはまっていまして、昨年まで東京ー大阪間を夜行バスで往復しそのまま出勤をした覚えがあります。当時のことを考えると、「今はできへんなぁ〜」と思ってしまうのですが・・・。すごいですね。やっぱり愛 さて私、話を14日に戻しますが、
 >なずなさん
 あの時引きずられたのは、やっぱりヤンさんですよね。のんちゃんはわかったんですよ。
 でもね、ヤンさんは「・・・あれは、もしかして・・・」状態だったんですね。あのコロスの塊のなかに、まさかもう一人出てくるとは思わなかった(笑)ヤンさんらしき人が出てきた時、「まだ、おったんかい!!」って思ってしまいましたので(笑)
 千秋楽はどうだったんでしょうかね?
 あー終わってしまったんですね。私は今日帰る時に、電車の中から、ホテル阪急インターナショナルの建物を見つめながら、「もういないのね・・・」ってちょっとだけ、感傷に浸ってしまいました。
 今回も、やっぱり安寿ミラはいい!!という結論に達しました(笑) 今度は、グリークスのTV放映の日が楽しみですね。


[110] うみせさん、同感です! 投稿者:える投稿日:2000/10/17(Tue) 09:19

 >うみせさん
 >コロスでは、ただ一人の安寿ミラという「役者」…つまり○○役のヤンさんではない、初めての、そして、私が一番見たかった顔を見せてくれた舞台だった
  私もそうなんです。
 3部の最後のコロスのYanさんを見れて、もう、むちゃくちゃ幸せな気分なのです。あの表情が一番好きです。さっきまで王妃や女神をやってた人が、みなコロスになって、客席のかなたを神々のほうを吸い込まれるように見つめている。なんて清らかな表情なんでしょう。あれは、ほんとに神様を見ている表情ですよね。
 それに、コロスは観客に非常に近い存在だと思うので、最後に役名を持った登場人物もコロスになることで、身分の違いはあっても、神様から見れば、みな同じ人間であったという感覚、舞台と客席に一体感を持たせ、観客も、共に神を見て天上に昇っていくような幸福感を味わえたような気がします。
 大阪の客席から見ていると、舞台のセンター前列から奥に向かって縦一列にYanさん、ノンちゃん、ターコさんがほかのコロスたちに混じって座り、アテナの託宣を聞いているところも、感動してしまいました。この感動は、またちょっと違うのですが、この並び方に、「蜷川さん、ありがとう!」でした。宝塚時代なら、こんな並び方は考えられません。
 『グリークス』では、Yanさんだけでなく、ほかの役者さんたちの迫真の演技も観れましたね。
 平さん、渡辺さん、白石さんたち真の実力ある演劇界の重鎮、女優として円熟味の増したターコさんがご出演されなければ、この舞台は成功しなかったと思います。キャストの年齢の幅もありましたが、演技的には若い方たちも全く引けを取らない熱演で、バランスがうまく取れていましたね。誰か独りだけが非常に目立つということがなかったように思います。どの役の方も、コロスもそれぞれが、平等に存在感が与えられていたように思います。
 蜷川さんってすごい演出家だと、つくづく思いました。
 最後に『グリークス』バンザーイ! Yanさん、バンザーイ!って叫ばせてください。さぁ、皆さんもご一緒に。。。


[113] 行って来ました! 投稿者:らんだむ投稿日:2000/10/17(Tue) 09:39

 通しのカーテンコールを体験したい。それならいっそ、千秋楽に、と思い、15日の3部だけ見に行きました。
 真面目な感想も多々あります(ほんとか〜?)が、ACHIさんご要望の壊れモードでご報告いたしましょう・・・。
 BOOさん、昨日飛行機通勤した私です。(^^ゞ残念ながら、千秋楽では引きずり出されませんでしたわ。ああ、残念。でも、下手最前列だったわたしの目には、上手の端っこで、両側からコロスの人にはさまれて、逃げ惑い、震えている(^_^;)ヤンさんが表情まではっきり見えて美味しかったです。時々、顔をそむけたりなんかするの・・ううジュル。
 この席は、エジプトのヘレネのシーン、もう中身丸見え状態でございました(^^ゞ。しかし、エジプトのヘレネは豪快じゃった。ぶどうはベリーAだし。それをかぷかぷと食べて、ぶっと皮をはきだすと、そのたびに笑いが。りんごもなんか大きかったような気がする。ヘレネにかぎらずいたるところで笑いが起きるのは、やはり大阪の反応なのかな。東京ではクスっていうようなシーンが、がはがは笑いになってたような・・・。
 そのあとの白いドレスは、間近で見ると、内掛けのような鶴の刺繍の入った反物なんですね(よく和服のこと知らないので言い方違ってたらだれかフォローしてね)、わーステキと思って見てたら、「黒の服に着替えてくるわ」と言いながらひっこむシーンで、その刺繍のとこをがばとつかんでおっとり刀のような雰囲気で走りこんでいくの。オイオイ・・・って感じで、ほんと、ここのシーンはメネちゃんとヘレネの漫才かいって感じです。
 アポロンの階段のシーンは、もう階段の真下で、足がほとんど見えず・・・(;_;) でも、美しい横顔はばっちり見つめさせていただきましたわ。
 さて、わたし的に今回一番お気に入りのコロスちゃん。まずまん前にターコさんが恐れ多くもひざまづいてくださっているというのに、片目はヤンさんの頭を探す・・このシーン、ヤンさん頭を低くさげてるから、見えないってわかっているんだけどね。アテナの言葉を聞くシーンでは、表情がよく見えて、また気持ちはいっしょにコロスをしてしまいました。ここのヤンさん、ほんとうに大好きです。(その意味と演劇的解説はうみせさんの書き込み参照・・・オイオイ、おまえはミーハーなだけだろうが。byうみせ)
 コクーンでは反対方向だった、蓮の花をもって退場されるヤンさんも近くを通っていかれて、声も聞けてうれしかったです。最後のドアに行き着くまで後ろを振り返って見てました。後ろの席の方、ごみんなさい。
 カーテンコールは、1回目からスタンディングで熱かった。3回目で蜷川さん(ターコさんと果 歩さんが客席に呼びに行かれたんでしたっけ?)があがって来られると、ケーキが出てきたけど、ろうそくの半分ほどが風で消えてたようで、蜷川さんが残っている火でご自分で火を移してたら、そばにいたヤンさんとターコさんが手伝っておられました。みんなでハッピーバースデーを歌ったあと、蜷川さんがご自分でケーキのワゴンを押してひっこんでいかれました。
 ヤンさんはそのあと、どんどん後ろに下がってたけど、4回目のときかな、後ろから子役の子を抱きあげて、前の人の頭の上に出そうとしてましたが、やはり無理なので、前に押し出していました。
 出待ちは、すごいたくさんの人。一番にヤンさんが出てこられるだろうから、ということで、ドアから車まで長い、人のトンネルになりました。ヤンさんが出てこられて、なんとか幕間に書いたお手紙を渡し、去っていく後ろ姿を見ていると、後方ドアの近くから「ヤンさ〜ん!」の声が。すると、ヤンさんは振り返って手を振ってくれたの。うれしかった。そっか、あれはなずなさんの声だったのか。ありがとね〜。
 あ〜、やはり、冷静な報告になってしまったかしら。(どこが〜)
 これで、ヘレネ様との逢瀬も終わりか。今まで以上に、なんだか、ヘレネとのお別 れが寂しい。また会いたいな〜。


[114] 新幹線通勤はラク 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/17(Tue) 10:10 

20年くらい、夜バス(大垣行き夜行列車もあり)、入り待ち、サバキ待ち、観劇(またはお稽古待ち、前売)、出待ち、宿泊、入り待ち、サバキ待ち、出待ち、夜バス・・・を続けてきた私には、新幹線なんて極楽、極楽・・・
 トップになってからは、夜バスで帰るのをやめ新幹線で帰るようににしたけれど、それでも入りは夜バスじゃないと間に合わなくて・・・・おかげで、退団された途端にその疲れが一気に出て、今はもう、新幹線とお友達です。
 夜行に乗るとよく、X−JAPANのツアーおっかけの人達と遭遇しました。すでになりきりスタイルだったから、すぐわかった。あとは、ジャニーズ系・・・・未確認情報の交換をしてたりして、同じだな〜と思ったものです。(年齢は違うけど・・・笑)
 うみせさんのコロスのYANさんのお話は、わかるけど、私は少し違う感じを持っています。
 ・・・というより、私は「安寿ミラの演る○○」という風にあまり思ったことがない・・・ショーのようなものは別 として・・・・・。いつでも、その役の人(ソニアならソニアに、マーゴならマーゴ)にしか見えなかった。もちろんYANさんが演じているからこんな性格の人にはなるんだろうな〜というのはあったけれど・・・。
 ただ、私は昔から、たくさん中にいるYANさんが好きで・・・『ベイシティ〜』の街中にまぎれている場面 ・・たくさんのハーヴェイみたいな男たちがいて、YANさんは一番うしろにいるシーン・・・・それで(だけじゃないけど)コロスはすごく私の好きなYANさん!という気がしてました。
 中心人物でない(セリフをいってない)YANさん・・・て、その表情で、その場面 の空気をスゴク感じさせてくれるの。私は「耳のいい芝居」って、勝手に名付けています。


[115] じんときた・・ソロ唄 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/17(Tue) 10:42

 書くの忘れてました・・ヤンさんのソロ・・「無実の罪・・・私の名誉・・誰か・・返して・・」(でしたっけ?)いつものように、歌詞のはっきりわかる、語りのような歌唱で、唄われて・・1見、軽薄そうな愛らしいヘレネが気の毒に思える歌詞でした。その訴える内容に じんときました。・・ 
 セリフのなかに突然挿入されているのに、違和感もなく客席もしんとしていましたね・・ 
 この歌だけ取ってみても、ヘレネはヤンさんよりほか考えられない・・美と歌とコメディセンスと芝居・・みーんなそろったヤンさんの力の発揮場所でしたね・・グリークスは・・  それにダンス・・いや・・踊りもあったし・・(アポロンは踊っていたのでしょうか?・・  テレビのステージドアでも「歌とダンスと芝居のどれが欠けてもダメ」と言われてましたが・・是非・・その姿勢をつらぬ いていただきたいと思いました。その力こそヤンさんの武器ですもの・・ 
 あのほとんど伴奏のない歌の歌詞にヘレネの思いとヤンさんの心が見えてじんときました・・。


[117] ありがとうございました 投稿者:みりん投稿日:2000/10/17(Tue) 20:45

みりん、といいます。いつも皆さんの報告、楽しませてもらってました。とうとう終わっちゃったんですね。みなさん、お疲れ様&ありがとうございました。生で観劇できなかった私も、少しばかり壊れています。後は、TV。さて、どのようなアングルでとってあるんでしょう?とても楽しみです。


[118] 第3部「がみがみ」 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/17(Tue) 22:06 

ここはエジプト・・・じゃない富田林。大阪のはずれ。ヤンさんの舞台がとけると、思い出が心にあふれ出して、遠い国(東京)のヤンさんを思うのです。
 私の名は駄ねこ。この名前はたった一つ、「ヤンさんのとりこ」
 ゼウスが白鳥になってレダと愛を交わしたという話、5年前から知っているでしょう?そのレダが男だったというけど、それは本当かもしれないし、違うかもしれない。
 ヤンさんは有名よ。あんなに偉大な舞台でも輝いているんだもの。ファンは誰もがヤンさんを思いめぐらすでしょう。だって数々の舞台で感動させてくれたんですもの。
 覚えているでしょう。4人のトップスターの中で誰が一番ハンサムかみんなで審判した話。あのころは私たちは「彼」に恋していると思わされました。でもあれは「彼」ではなく男の似姿でした。あれは「彼」ではなかったのです。「彼」でもない。「彼女」でも・・・そう「安寿ミラ」様です。
 あのときのことははっきり覚えています。手に持った桜の花を振ってお送りしました。でも ヘルメスがすぐに美しい女性に変身した私たちの天使を戻してくれました。
 あなた方は信じられないと思っているのでしょう。でもそれは間違いです。
 ヤンさんだって、だてに「安寿ミラ」をやってらっしゃるんじゃないわ。性を隔てて人間を好き勝手に演じられるのです。何だってできる。絶世の美女の役だって。だから「安寿ミラ」様なのです。
 ヤンさんの美しさは私たちファンばかりか見る人をすべて魅力の深みにはまらせてしまった。この顔を絵のようにスポンジでふき取って、ヤンさんの顔を描いてもらえないかしら。
 ああ、美しいヤンさんのファンって、幸せ!
 はまった深みの中で思う存分喜ぼう。
 <はまりすぎてるヘレネダネコ>


[119] 泣き笑い〜! 投稿者:JUNやん投稿日:2000/10/18(Wed) 00:13

 皆様とうとう終わってしまいましたね〜。連日素敵なご報告、本当にありがとうございました!( ̄o ̄)。私もさまざまな思いが、後から後から湧いてくる作品でした。
 今ここにお邪魔しましたら、駄猫さんの素晴らしいYANさんとヘレネちゃんへのラブレターがありました。それから下へ読み進むうち、もうなんだか分かりませんけど、笑いながらボロボロ泣いていました( ̄_ ̄;)。
 YANさんが素晴らしいのはもちろんなんですけど、YANさんを愛してやまない皆様の、なんて素敵で可笑しいことといったら!!。やっぱりどこか皆様YANに似てません??(笑)。皆様のことも愛してやまない私でございます( ̄o ̄)。
 『グリークス』のTV放送本当に楽しみですね。早くやってくれないかな〜〜。


[120] 終わってしまったね 投稿者:マロン投稿日:2000/10/18(Wed) 09:04

  皆様のお陰で自分が観た何倍も楽しませていただきました。>駄ねこさん 最高です!! くすくす にやにや ホロリとさせられました。桜の枝を振って涙したあの日、こんなにきれいなヘレネ様を見れる日がくるなんて思いもしませんでした。
 パリスの少年のような顔、似姿の美しく傲慢な顔、エジプトのヘレネはきれいでかわいくてセクシー コロスのヤンさんは透明な無垢なお顔・・本当に飽きない見所いっぱいでしたね。
 作品については あまりにたくさんのテーマが絡んでいて すごいものを観た〜と言う風にしか(笑)うまく書けないのですが。親子が絡むと一緒になってオイオイ泣いてしまいました。
 ヤンさんがこの作品に出てくれて良かった。そして 同じ想いの方達の熱い報告 とてもうれしかったです。


[121] 頭から離れない〜 投稿者:らんだむ投稿日:2000/10/18(Wed) 12:01

 しゅくこさんのおかげで、昨日から、ヘレネの歌が頭をグルグル ( ̄o ̄)して離れない〜かなり思い出しました。
 ウソ歌ってるとこもあるかも、だけど。「・・・男も女も死んだ、男も女も責めるの。すべての悲しみはヘレネのせいと。私は無実よ。悪いのは男よ。奪われた(傷ついた?)私の名誉を返して。」
 これより前は思い出せないの。
  誰か、奪われた記憶を返して。(年のせい、年のせい)←アンドロマケで読んで。


[122] らんだむさんがお返事している・・・けど・・・まっ、いいか・・・ 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/18(Wed) 12:15

 >しゅくこさん そのフレーズは
 ♪私は無実よ 悪いのは(バドワイザーを飲む。千秋楽は飲まなかった)男よ
  傷ついた私の 名誉を返して♪
 だと思います。ケラケラしているように見えるヘレネの本当の哀しい気持がぐっとくる歌ですね。
 1部のヘレネは、私たちを単なるオヤジ(笑)と化してしまった東京初日からどんどん変化していって、千秋楽はまさに「女神」として崇められる存在になるのも納得・・・というヘレネだったと思います。
 千秋楽前に思ったことですが、ヘレネは神々から人間への「いけにえ」だったのではないかと・・・人間が神々に対して不信や反抗心を持たないように、ヘレネという存在を与えたのではないか・・・と感じたのです。いけにえの役割を終え、ヘレネは女神として迎えられたのかな〜?と・・・(もちろん、私の個人的な感じですが。)
 そう思うと、ヘレネがメネラオスに対して胸を見せる・・・(いや、見せたのはお肩と腹筋でしたが・・・)というシーンが、やはりいけにえとして神に捧げられたイピゲネイアとポリュクセネの話を思い出させました。
 ふたりの様子はタルテュビオスによって語られます。
 イピゲネイアについては「慣わし通り、服をぬごうとされました。アガメムノン様と軍勢はこうべをたれ、目をふせました。私もです。」ポリュクセネは「そして慣わし通 り服を引き裂き、前を広くあけた。乳房が見えた、美しい乳房だった」と、将軍の娘に対しては礼をつくし見ないようにするのに、奴隷の王女には男の好奇な目を向けている描写 が細かい点ですが、スゴイな〜と感じていたのですが、いけにえが服をぬぎ胸を見せる・・・という点と、ヘレネが胸を見せる(もっとも当時のギリシャの高貴な女性の服装はトップレスだったのですが)という点に、不思議な符号をみました。
 そんな風に思った理由のひとつに、千秋楽のお席がヘレネがローブ(?)を脱いだ時、後ろ肩が見える上手のサイドの席だったからです。
 美しい肩・・・千畳敷ではありましたが・・ごめん(笑)・・・に思いがけず、ヘレネの哀しさを感じてしまいました。
 前に、YAN YAN BBSにいらした、ほら貝さんのページで、ほら貝さんが、「蓮っ葉ぎりぎりのところで、悲劇味をただよわせるあたり、ただ者ではない。」(引用させていただきました)と、批評されているのを読んだ時は、もうひとつ・・・・「いばってるだけじゃん?」(・・・・ぼ〜げん、陳謝(笑))と、思ったりもしていたのですが、千秋楽のお肩に見たのは、まさにヘレネの悲劇だったような気がします。
 前にも書きましたが、ファムファタールであるヘレネ・・・神々からのいにえであるヘレネ・・・男の欲望の対象でありながら、誰からも愛されず孤独なヘレネ・・・・
 悪女でありながら、何物にも汚されない透明感が哀しかった。
 でも、私をこんな気持にさせときながら、似姿だったのね〜〜(笑)
 >駄ねこさん
 ステキ!!!
 私は大阪の初日のカーテンコールで、保母さんとなったYANさんが「高い高い」をしようとして、坊やを持ち上げるのを見ながら
 「ねえYANさん、あなたは自分が女なのを忘れているわ。子供は娘役より重いのよ。(全体重をかけてくるからね)」
 と、心の中でつぶやいただけでした。
 でも、こんなのはただの言葉よ・・・どこかのファンがほざいた言葉・・・
 無謀な保母さんは千秋楽には3回も「高い高い」をしておりました。(笑)


[123] 著作権に触れるので・・・ 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/18(Wed) 13:53

出だしだけ・・・
ほほを伝い落ちるは 死者をいたむ涙
>らんだむさんすべての悲しみ→苦しみ
だと思います


[124] 男を釣るえさ=ヘレネ 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/18(Wed) 17:06

>らんだむさま、けーてぃーさま 
ありがとうございました。頭の中をぐるぐるさせてごめんなさい。すっきりしました。・・・私の名誉を誰かかえして〜〜だと名ーんか、歌謡曲ですよねー。うんうん。    
>けーてぃーさま 
 私も ほら貝さんの文を読んだとき、「ふーん、そういう風なんだ- 」と思い、(わたしは、その時点で公演を観てませんので・・)男の人(ほら貝さんって男性ですよね?)って、ヘレネをそう捕らえて・・ヤンさんを「只者じゃない」っておもうんだーって思ってました。実際、1部のヘレネは、私の印象では、「強い悪女」というよりは、開き直った「悲しい、痛々しい強がり女」としか見えませんでした。男の前にむねを広げて誘惑するしか、生き延びるすべを知らない「哀れな女」と・・・
 そう。けーてぃーさんのおっしゃるように神々からのいけにえという感覚もようくわかります。ヘレネが黄色い衣装を着けていたら、完璧でしたね。わたしは、むしろ、ヘレネは戦いを起こす男たちにあたえられたえさであると・・・思いました。
 神々が与えたえさであるのに・・すべての悪の根源のようにさげすまれ、恥辱される、ヘレネを哀れんで・・永遠に民衆のアイドルとして称えられるよう、愛に包まれていられるよう神にめされた・・神のヘレネへの償いですね。そう、解釈してましたが・・・ 
 一緒に観劇した、結構単純な(ごめん!)熱烈ヤンさんファンの友が一言・・「なーんだ!アポロンもやっぱ、ヘレネに惚れてたんじゃなーい!」とのたまった。「メネラオスからヘレネを取り上げちゃって-」と・・ああ、そういう解釈もあるのかーと・・ 神々のなさり様は・・わかりませーん。ついでにわが友のも一つ強烈な言葉・「アポロンもアテネもきったならしい・・じいさんとばーさんで神だとおもえなーい」 
 うん、神も人間もあまり変わりないものかもしれませんねえ。


◆[125] 期間限定 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/18(Wed) 18:40

 この掲示板の期間を今月末までにしたいと思います。
 その後、1〜ログを並び変えて閲覧用にGaoGaoLandのYAN−YAN−YANにアップしていただくことになります。
 >しゅくこさん
 いけにえの黄色い服はきっと乙女の色なのでしょう。子持ちの王妃さまには、やっぱり白がお似合い。◆◆◆◆◆[126] 期間延長ありがとうございます! 投稿者:なずな投稿日:2000/10/19(Thu) 20:11 千秋楽後しばらくは寂しくてぼお〜っとしてました。でもみなさんのお話毎日読んでいました。コロスのヤンさん、ヘレネの歌、ヘレネっていったい何?そしてヘレネダネコさまの抱腹絶倒のつぶやき・・・。あれは、どういったお衣装でどのようなカーペットの上でおっしゃっておられるのでしょう(笑)おつまみの果 物は?
 *グリークスは女性のドラマであるということでしたが、何故か私には男性がみなとても愛おしく感じられました。その代表はなんといってもメネラオスさん!そしてペレウスさんに、プリアモスさん。アキレウスもマザコンでそれに重点をおいて見るとまさに現代にもいそうな今どきの若者ですよね。ホメロスさんにお願いアキレウスとパトロクロスの一大叙事詩を書いて下さいな。
 *主軸から少しそれるかもしれないけれど、女性でふとイイナと感じたのはクリュソテミス。狂気や憎しみを避けるには関わりあいにならないこと!と言ってのけ、家庭を大事にし、やさしさを愛す女の心に調和をもたらす、炉端の女神ヘスティアを敬っているという……。・・・こんな風に生きていけたら、家族は喜ぶだろうなあ〜〜しみじみ〜〜〜。憧れてしまうわ。ザ・日本人・・遠いギリシャにもやっぱりこんな人はいたのね。
 *ヘレネの胸を出すというのは、姉のクリュタイムネストラも息子に向かって見せるので、さすが血は争えんのやなあ〜とそんなふうに思ってました。
 生け贄!と強く感じたのはカッサンドラで、アポロンの巫女だった彼女が結局ギリシャへ捧げられた生け贄でありアトレウス家の崩壊にも一役買うという皮肉な生涯。この舞台では、生け贄としてその血や肉を自分のものにしたアガメムノンの平さんが、やがてカッサンドラが敬愛していたアポロンとなり再び登場されるのもおもしろいなあと思いました。
  ☆それにしても、ヘレネの肩だしは色っぽかったわあ〜〜〜。でれえ〜〜〜〜〜。14日には両肩をお出しになられるんですもの。オペラグラスを握る手に思わず力が・・・(笑)そして通 路を颯爽と退場されるヘレネさまはツンとあごを上げ「この美しい私を殺せるわけがないじゃない」と言わんばかりの傲慢さを振りまいていかれました。通 路に出てそのままついて行きたかった・・・ヘレネさまあ〜〜〜
 ・・っとっと、またおやじモードに入ってしまいました。
 グリークスってほんとにいいですよね。おやじにもなれるし、文学少女(←どこが少女?)にもなれるし、演劇通 になったみたいに思えるし、九時間も見たんだぞ!ってえばれるし(*^^*)
 お目当てはもちろんヤンさんだけど、平さんや白石さん、渡辺さんのような演劇界の大ベテランの方々のお芝居を見れたし、もしかしたらこれから先もあまり観ないかもしれない歌舞伎の御曹子、菊之助さんの若さあふれる芝居とお身体(?・・照りが出てなかなか素敵だったわん^^;)寺島さんのなんていい声セリフ廻し、かっこいい田辺さん、可愛い南さん、ホタルちゃんの中嶋さん、そしてそしてターコさんにノンちゃん!!(ノンちゃんの声って超やさしげ!)ああ、なんてぜいたくなの!!
 家計やりくりして観に行った甲斐があったというものです。
 今夜もヘレネさまとメネラオスさんのツーショットの夢が見れますように・・。だってとてもお似合いだったんですもの☆☆キラキラ!!
 そうそう忘れてた。私はあのとうもろこし頭のアポロンの君もアテナばあさん(←女神とおっしゃって!by白石さん^^)も大好きです!!


[127] ギリシャのゴージャス姉妹! 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/19(Thu) 21:08 

私たちはふたりとも有名よ・・・・露出も多いわ。
 私はなぜか白石さんには縁がありませんでした。(今回のいわゆるメインキャスで舞台を1度も観たことがなかったのが、白石さんと田辺さんと菊之助さんでした。)
 白石さんは本当に素敵!素のお顔はベティちゃんみたいな雰囲気かな〜と思うけれど、舞台ではすごく美しく、慈母の優しさを見せたかと思うと、悪鬼の凄惨さを見せる・・・媚びた色っぽさは見せずに、「女」を見せる。娘イピゲネイアを思いながらも、夫と娘の間の愛の交換に嫉妬する・・・自分の情念のままに生きる女クリュタイムネストラをここまで、深く見せてくれた白石さんに、フォーリン・ラブです。
 夫の血を全身に浴びたときの、「歓喜!」が聞きたくて2部を観ていました。夫を殺し若い愛人との充実した7年間。あの艶然たる微笑み・・・・う〜ん、せっかちお嬢ちゃんのヘレネちゃんには、まだ15年先のお楽しみ・・・かな〜?
 ボロをまとった女神アテナが光の中、す〜っと立ったあの神々しい姿を観るために、どんなに後ろの席でも、その瞬間だけは、オペラグラスをはずしてました。
 YANさんのおかげで、こんな素敵な女優さんに会えたのを、感謝!感謝!です。


[128] クリュソエミス投稿者: けーてぃー投稿日:2000/10/20(Fri) 09:51

 クリュソテミスが信仰する炉端の女神ヘスティアは、ゼウスを中心とするオリンポス12神にも入っている偉い神様なのだけど、実はゼウスと同じクロノスの子供です。ゼウスの妻であり姉のヘラと同じ立場でになります。アキレウスの母のテティスはゼウスより前の第1世代の神様。
  炉端の神だけあって、各家の台所にいて神殿を持たなかった・・・・のが敗因・・・・なのか、時代が下るとともに、だんだん忘れられていったらしい。
 そして、新興勢力のディオニソスが現れ、ギリシャ全土を震撼とさせます。オリンポス12神と同等の扱いになる、またはヘスティアに変わって12神にむかえられたといわれているそうです。
 もともと、ギリシャ悲劇はディオニソスに捧げられたもの。ディオニソスはマイナスと呼ばれる信女とともに、ワインと殺戮の宴をしながら、信仰を広げていきました。この信女たちは、おもに家庭にいて生活に疲れた(得に子育てに)女たちであったということですが、そういう女たちの神が、家庭を守るヘスティアにとってかわった・・というのは皮肉な暗示のような気がします。


[129] 良識の人クリュソテミス 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/20(Fri) 11:05

 >なずなさま 
 そうなんですよ!私もクリュソテミスがなんかいいなー。と思っちゃって、で、男ではメネラオス。やっぱり、自分がマイホーム系のよき妻よき夫が、好きなだけかもしれないけれど。初日第3部を見たときも、2部を観たときもこの女優さんもいいな。と思いました。 
 それで、注意を払っていると、初日はそうでもなかったけれど、千秋楽には、ヘルミオネを舞台前面 に押し付けて、「ほんとーに、あんたって・・うちの一族ね・・いつでも極端!!」と思いっきり強く、母が娘を叱るがごとく言ってのけ、大いに客席の笑いがきていましたが。きっと、クリュソテミスは、このために存在しているんだと思いました。2部でオレステスや、エレクトラをいさめる時も誰にも一顧だにされないけれど・・ヘルミオネを押さえつけた時は、一瞬良識の勝利でした。痛快で・・ このクリュソテミスはどこかに、後から三女として書き加えられた人物であると書かれていましたが・・まさに、この物語のあまりに極端な有名な人々の中にこういう人物を放り込むことで、人間のあまりに愚かな行いを浮き上がらせたかったのでしょう・・ 
 目立たないけれど、彼女をみるとほっとしました。メネラオスをみてもほっとしましたし・・一般 民衆に近い存在・・コロスに誓い存在でした。(心情的に) 
 ほかにもそのような役割をもった脇の人々がたくさんいましたが・・やはり、有名で歴史をうごかすのは、少々極端な人々なのでしょうか・・それとも・・この一族だけの特徴かしら・・


[131] ギリシャ風グルメ 投稿者:うみせ投稿日:2000/10/20(Fri) 16:08

 『グリークス』が終わってもうすぐ一週間になろうとするのに、余熱どころか、ますます燃え上がりそうな、うみせでやんす。仕事場での休憩中も、ランチの時も、あの分厚い戯曲を持ってって読みながらシーンを反芻しています。うちのランチタイムはシフト制なので、いつも一人なのがこんな時には嬉しい。でも、パンをかじりながら、カップラーメンをすすりながら(『グリークス』貧乏なのよっ!)一人にひゃにひゃ(^-^)してるのは、やっぱ傍目にも気味が悪いでござろう。
 今日はちょっと気になって…。3部2幕でヘレネがクリュタイムねーちゃんに供える「乳と蜂蜜とぶどう酒を混ぜたもの」のお味はいったい…?しかもお墓にかけるんですと?!うわ〜べたべたやん!4幕でも、イピゲネイアちゃんがアルテミスのご像に、弟を偲んでかけてらっしゃいましたね。あの後、どうしても舞台まで上がって、イピゲネイアちゃんのお手てをフキフキしてあげたくなってしまうワタクシです。すいません、くだらんことで。


[130]  投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/20(Fri) 11:51

 >駄ねこさま
 おなかを抱えて笑いました。ヒットですね〜駄ねこさんの絶世のファンぶりが、目に浮かびます。富田林のところを東園田に変えたかった・・・


[132] そういえばギリシャ風ランチはどうだったの? 投稿者:なずな投稿日:2000/10/20(Fri) 18:25

 コクーンでは確か、特別ランチメニューの予定があった筈・・。どなたかお召し上がりになりまして?
  >しゅくこさん
 クリュソテミス観、ありがとう!
 >うみせさん
  私も気になっていました。
 >「乳と蜂蜜とぶどう酒を混ぜたもの」
 おいしそうな感じはするの。カルピスをお酒で割った感じかなあ〜なんてね。ベタベタはすると思うんだけど、タウリケのイピゲネイヤちゃんの指先から散ったものはサラサラした感じでしたよね。(あたりまえだよね、本物が入ってるはずないんだもん)あの手はいつ何で拭くンんだろう?って思いました。お衣装は巫女なので、カッサンドラとお揃いのお札ヒラヒラファッションでしたよね。お札の一枚がタオルになってんだろうか?とかね。・・・なんでこんな役に立たないこと考えてしまうんでしょう・・・。
 もうひとつ気になってるんですが、2部のヘカベのトラキアの王、ポリュメストルも予言者なんですかね?カルカスが予言者だというのはわかってるんですが・・・。
  ヘレネの美しさって誰がお与えになったんでしょうね。私には「キレイなのってイヤ!」なんて心情には全然縁が無いから、どなたか、キレイな方、おせーて(笑)


[133] オリンポスの12神、調べてきました。 投稿者:なずな投稿日:2000/10/20(Fri) 22:18

 >けーてぃーさん
 炉端の女神ヘスティアのこと教えていただいてありがとうございました。オリンポスの十二神、と言われてもすぐにピンと来なかったので調べてきました。
全能の神     ゼウス→ヘレネのおとうさまですね。
天上の女王    ヘラ→ゼウスの姉であり正妻…
戦争の女神    アテナ→グリークスでは知恵の女神… 
太陽神      アポロン 
鍛冶の神     ヘファイストス
狩猟の神     アルテミス→アポロンとは兄妹なのね
戦争の神     アレス
美と愛の女神   アフロディテ
竃の神      ヘスティア→  
神々の伝令役   ヘルメス→ヘレネをエジプトに送った神
大地の神     デメテル
海洋の支配者   ポセイドン
 日本でも12神将っていいますよね。《12》って神と縁のある数字なのかしら?
 ヘスティアにとって変わったというディオニソスは酒と演劇の神?白石加代子さんの心の旅という番組はそのディオニソスを訪ねるというものでしたよね。
 ・・・こうやってヤンさんがご出演になった題材に関しては限り無い好奇心(?)がむくむくと・・・・。
 ずっと以前に読んだ楠見ちえこさんの本にはヘレネとメネラオスのものといわれているお墓について書かれていました。墓石の前面 には仲良く寄り添うヘレネとメネラオス。後ろには仲良く見つめ合いつつヘレネの胸に剣をつきさしているメネラオス・・・だったと思います。(また図書館で調べてきます)


[134] 神々のなさりようは、わけがわからんものですなあ。 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/20(Fri) 23:50

 >なずなさん
 神々の説明をありがとうございました。グリークスの予習でギリシャ神話から読み始めたのですが、まったく頭に入りませんでした。嫉妬や愛欲などと、いやに人間くさい神々ばかりで、「ほんまに神々?」と思うことばかりでしたよね。(神々の悪口は言わない方がいいわよ!>byヘレネ)
 >けーてぃーさん
 ネタバレBBS管理ほんとに、ご苦労様!!女神ヘスティアのご説明、興味深かったです。うちは母が昔、かまどの神様にご飯をお供えしてました。(古い!(^^;)もうずいぶん昔・・・記憶ももうあやふやだ・・・)今は炊飯器だから、日本のヘスティア様もいつの間にか消えてしまったなあ。。。
 >しゅくこさん
  私は、クリュソテミスって、ひとりその辺にいるおかみさんっぽいと思いました。「私、争いごとは嫌いよ」と言いながら、なんやかやと口出しをするのよね(*^^*)。
 先日のヘレネダネコのつぶやきは「あほなことを書くのはええかげんにせえ!」と「がみがみ」言われると思って題名を「がみがみ」にしたのだけど、みなさんにお褒めいただいて、もううれしくて、雲に乗ってる気持ちです。(雲のヘレネ「重いっちゅうねん!」)
 >再びなずなさん
 ヘレネダネコは、猫のひっかき後だらけのナショナルホットカーペットに寝ころんで、近くの友達が「裏の山でとれてんけど食べる?」と持ってきてくれた柿を食べながらしゃべりました。(^^;)


[135] がみがみもだてにがみがみ言っていない? 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/21(Sat) 20:18

  ヘレネも「神々とは何か?と誰でも思い巡らすでしょう?」と、言っているし、なずなさんが12神について調べてくださったし、駄 ねこさんもガミガミと言っていられるので、私も考えてみました。
 コロスが「あの林檎の日以来、神々にも争いがあるという」と、言いますが、そもそも林檎とはいったい何でしょう?私は林檎・・とはやはり実=収穫なのではないか?と思いました。神々の争いというのは、収穫=領土をめぐる戦い・・・もちろん神々ですから、信仰の領土です。
 前にも書きましたが、新興の神であるディオニソスが勢力を伸ばしたのは、殺戮で人々を震撼させた理由と別 に彼らが葡萄酒の製法を持っていたからでした。アテナが「タウリケのイピゲネイア」でコロスたちに、復讐の女神たちをあがめよとご託宣をするのは、オレステスの裁判で、復讐の女神たちを丸め込むために信仰の約束をしたからでしょうか?アテナは復讐の女神たちに慈み(めぐみ)の女神たちという名前への改名をすすめ、神域の約束をしています。結果 、復讐の女神たちへの信仰をアテナの聖地、アテナイにとどめました。
 3人の女神・・・と言っても、その出自もまったく違う土地です。信仰を広めるということは、その民族や都市が勢力を持つということだったのではないでしょうか?
 アテナの勝利は都市国家アテナイが覇権を握ったということなのでは?そういえば「トロイアの女たち」で、自分たちがどこへ送られるか?という話をした時に、「アテナイは素晴らしい所よ」と、賛美していましたね。
 もちろんこれは私が勝手に考えたこと、当たっているかも知れないし、そうでないかも知れない・・・・


[136] ついでに・・・・がみがみのなさりよう 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/21(Sat) 20:46

 エジプトのヘレネさまは、寝っころがってインターネットをやってたの?というくらい、情報通 ですが、これはきっと、ヘルメスが定期的に情報を持ってきていたに違いない。そして、ついでにヘルメスはスカーフを売ったりして行商していたに違いない。(笑)あのマットレスのブランドもエルメス?
 「ヘレネ」のラスト、舞台上で笛を吹くパクさん。彼の帽子にもアポロンと同じ藁(?)が付いていました。そしてアポロンは音楽の神です。(アポロンは竪琴を弾きますが、それはヘルメスがアポロンにくれたものです)
 だから、あのパクさんは実はアポロンかな〜と思っているのですが、違う?
 ヘレネをエジプトに送ったヘラは結婚の神様でもあります。ヘレネがパリスのもとに行くのは、結婚の神としても許せないことだったのかな?ギリシャ悲劇の専門家の山形治江先生は、ヘラはお嬢タイプと言ってられましたが、エジプトのヘレネはまさに操正しいお嬢(言動はともかく)。アプロディーテはAV女優タイプ・・・「トロイアの女たち」のヘレネは露出度タップリ・・そして、アテナは宝塚の男役タイプ・・・そのものずばり!
 ヘレネって、3人の女神すべてのタイプを備えている正真正銘の「美」だったのですね〜。


[138] つれづれに〜 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/22(Sun) 18:57 

ギリシャ悲劇の上演形式の進化をたどると、元々はコロスと呼ばれる合唱隊が、詠みあげていくものだった。そして、その中のひとりが神がかった状態になり、コロスから独立しコロスと対話をしていうようになり、それが俳優の起源となった・・・というなのですが、今回の『グリークス』では、故意か偶然かわかりませんが、その様子を実感することができました。
 1番最初は、今現在の劇場のロビーから始まるので、ここでは、まだメインキャストの皆さんは、芸名の本人でもあります。(すでにギリシャの浮浪者(?)となっている中島朋子さんチームもいますが)
 場内に入り、ギリシャの遺跡を巡る私たちと同じ存在として、天地の起源を語っている間に、古代ギリシャにさかのぼってコロスたちが蘇ってくる時にはメインキャストもコロスになっていて、ギリシャ劇が始まります。ここのコロスの中にも名前のある人はいますが、それは単なる記号と考えて、とりあえずはいいと思います。
 しかし、アルテミスはすでにコロスから抜け出している存在です。コロス同士の対話から、ひとりの役を演じる俳優対コロスの会話になり、そこからアガメムノン、 クリュタイムネストラ・・・・といった俳優たちの芝居につながっていきます。
 ところで、↑でとりあえずいい・・と書いたのですが、それは『タウリケのイピゲネイア』のコロスに渡辺美佐子さんが入っていたことに、つながります。ここのコロスはギリシャから拉致されてきた老婆ばかりなのですが、いくら年長者だからといって、メインキャストを演じている渡辺さんが、なぜ入っているのだろう?と、疑問に思ってきました。そして、戯曲のト書きを見たところ、最初の場面 でエウリュノメを演じたコロスが入っている・・とありました。(戯曲はまだポツポツ読んでいる段階なので、間違ったらごめんなさい)渡辺さんが演じられたのはエウリュノメではないのですが、要するにアウリスにいた女たちのひとりが、年老いて、タウリケにいる必要がある・・・・というふうに解釈しました。
 コロスの中に名前のあるキャストが入り込んできて、そして、他のキャストがこの場面 に再びコロスに集約されていきます。
  そしてメインキャストたちは、古代ギリシャから生と死の輪廻を象徴するかのような蓮の花をお土産にもらって、現代の劇場に座っている私たちの中に帰っていき、他のコロスたちは、眠りにつきます。
 これはただの演出上の構造であって、物語には何も関係ないことかも知れませんが、私は、劇中、なんども語られる、無名、有名・・・と呼応するもののように感じ、面 白く思いました。
 さらに思えば、ターコさんの演じられたアンドロマケは幾度も結婚をし子供を産む女・性を強く感じさせる存在であるに対し、コロスで演じられるアルテミスは厳格な処女神であること。ノンちゃんのブリセイスは男性の欲望対象の女で、自分のその美と愛を疎ましく悲しく思っているのに、コロスではその両方を謳歌するアプロディーテであること。YANさんはパリスとヘレネであることは、ちょっと違うけど、正反対の役柄を演じていられたことにも、興味を持って観ていました。


[139] 考え過ぎかもしれないけれど… 投稿者:うみせ投稿日:2000/10/23(Mon) 03:26

 このごろここを開こうとすると、「サーバーがうんちゃらかんちゃら…」という悲しいメッセージが出るので、ちょっと淋しい。「…私が悪いのか」(…どっかで聞いたセリフ ^^;)
 で、またコロスの話をしちゃうんですが、相変わらずけーてぃーさまの深い読みには、恐れ入谷のアルテミス。[138]の最後に仰られていたことに、私は実は一番興味を持ってました。プロローグのコロスの台詞と、その後のメインになってからの役柄とに、意味が持たせられてるように感じてたんです。これは、前回私が舌足らずだったんだけど、この演出の面 白さは、生贄の祭壇の上で名も無い俳優たちが、神の前で演じていくうちにコロスとして、演じ、興じていたものが、本役になっていくというところだな〜、と思っていたんです。それが「コロスが主役」ということなのかな〜…と。極端な話をすると、ヤンさんは「ヘレネ」役を演じる「コロス」を演っていたような気がするんです。つまり「ギリシャ悲劇の起源=神の前で演じているうちにコロスの中の者が神がかった状態になり、独立して他のコロスと対話し、それが俳優の起源となった」(すみません、ほとんど引用させていただきました。著作権料お支払いしなければ…)というのを、2500年越えた今、目の前で展開される面 白さ、演劇の楽しさを実感できた感じ。
 それからもう一つ。プロローグでは、のちにメインとなる役者さんの担当する台詞は、殆どといっていいほど前の台詞を否定しています。…というか、悪いほうへ話を持って行こうとしているみたいなの。それを良い方に持って行こうとするのが、名の無い者たち。あと、何度か「悪いのは○○よ」という台詞が出てきますが、これを割り当てられてるのは、のちにクリュタイムネストラとヘレネの姉妹を演じる役者…そう、白石さんとヤンさんだけなんです。これに気付いた時、この物語でのコロスの存在意義が少しだけだけど、わかったような気がしました。(BS中継でお確かめ下さいネ)そんなこんなで「コロス」が「主役」なのか〜!そっかぁ〜!…となったわけなんすよ。…でも>けーてぃーさま>そしてメインキャストたちは、古代ギリシャから生と死の輪廻を>象徴するかのような蓮の花をお土産にもらって、現代の劇場に>座っている私たちの中に帰っていき、他のコロスたちは、>眠りにつきます。という考えに、「これよ!」と思いました。アンドロマケの台詞を借りていえば「これがこのお話のまとめです」ってとこでしょーか。 ^^;


[140] 私にも聞かせて 投稿者:うみせ@もういっちょ投稿日:2000/10/23(Mon) 03:27

 ところで、『グリークス』冒頭の4組のおねーさまがたは、どういう組み合わせだったか覚えてらっしゃる方、教えていただきたいのです〜。
 まず麻実さんチーム(ギリシャの遺跡旅行の、助教授と大学生?)エウリュノメ・ツッコミ(^^;)・ウラノス神話の順に麻実さん・寺島さん・ヤンさん
 白石さんチーム(親・子・孫三代女系家族?)白石さん・南さん・市川さん
 立石さんチーム(レゲエさんズ) (ここはどなたが何をされたかわからなかったの ;_;)立石さん・中嶋さん・???(蓬莱さん?)
  渡辺さんチーム(近所仲良し主婦風チーム)渡辺さん・???(山口さん?)・久世さん
 ほんっと皆さんそれぞれのチームの特色があって面白かったですよね。


[141] 笹部さんのページを見たら… 投稿者:うみせ@またきちゃった投稿日:2000/10/23(Mon) 20:56

 出演者が、最初に発表された出演予定者のままで 、そのなかに、とんちゃん=毬谷友子さん の名前があってびっくり!!
 ヤンさんと同期ですよね〜?
 ま〜〜!一緒に出てたらすごかったわね〜〜!(…って、何が?)
 演るとしたらなんの役だったんでしょう? まだ南 果歩さんや、中嶋朋子さんの名前が入ってなかったから、 テティスか、カッサンドラだったのかな?
 とんちゃんの妖精的なものや、狂気の芝居も観たかったけど、 今となってはあのカンパニーで本当に良かったと思います。(^^;)


[142] 葡萄の思い出 投稿者:なずな投稿日:2000/10/24(Tue) 14:02

 1番、小指の思い出
〜♪〜あなたが食べた、葡萄が欲しい〜
かじりかけた〜、りんごも欲しい〜♪
 2番、夏の思い出
♪葡萄を見ーると思い出す〜、遥かなギリシャ、遠い国〜
スモークの中に浮かびくる、かすかなタトゥー蝶もよう。
赤い蓮の花が、咲いている、コロス見て咲いている、水槽の
ほとり〜♪
 
  あーあ、終わってしまったのよね。
 スーパーで葡萄を見るたびヘレネさまの艶姿を思い出してし まふ・・・。葡萄シンドロームか・・・ 12月まで待てなーい!NHKさま、楽しみにしています。
 >うみせさん、けーてぃーさん
 それぞれのコロス論、大変興味深く読ませていただきまし た。見終わったあとで戯曲を読むと新たな発見がありおもし ろいですね。 日常会話ではない凝縮された言葉、セリフにいろんな仕掛け があり、観るがわによってそれぞれ心に残るセリフも違って くる。ほんとに飽きないです。
 冒頭の4組のおねえさま方の組み合わせ・・・、私も知りた いな。 (でも、わたくし、まじで中嶋さん、おめでただと思ってた ^^;)
 あのレゲエの方が立石さんだったのねえ。あのお姿好きでし た!
 
笹部さんのページは宝島みたい*^^* 舞台裏、お稽古場も含めて「これがグリークスだ!」みたい な写真集が出たらいいのになあ〜〜。 後日談的座談会がおまけに載ってたりする・・・。


[143] リンゴの歌 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/24(Tue) 23:32

3番。
♪赤いリンゴに唇寄せて
がぶりとかじったその後は
なぜか大きいかじりあと
ヘレネかわいや
歯茎も強い。♪
あほなこと書いてますが、けーてぃーさんやうみせさんのコロス論
を読ませていただいて鳥肌が立ってます。(みごとに的ををズバリ
と射たお上手な表現なので)
なるほど、なるほど・・・。
うんうんうんうん。
私もコロスは「時の妖精」みたいに思ってみていました。
ああ、もういちど会いたいなあ。


[144] やっと来れた\( ̄o ̄)/  投稿者:らんだむ投稿日:2000/10/25(Wed) 00:27

 最近、ドアの前で足踏み状態だったのですが、 今日は、よく開くわ〜、このお部屋。あなうれし。
 では、さっそく行きます。
 4番。
♪りんごの皮もろとも、かぶりつくヘレネ
君の歯は強いな、僕にもわけてくれ♪
(by最近歯槽膿漏気味の夫)
 5番
♪りんご〜の汁が飛ぶ。ライト〜に光ったよな〜♪
(by見逃さないファン)
  ああ、葡萄の歌が思い出せない・・・。あ、これだ!
 6番
♪ギリシャのあなたの想い出が
葡萄の間からこぼれてきます
あなたのためにお墓のうえで
操守ってきました♪
(by貞淑な妻ヘレネ)
  グレープってことで・・・(^^ゞ
 ほな、さいなら。


[145] ↑元歌(^^ゞ  投稿者:らんだむ投稿日:2000/10/25(Wed) 09:47

 あまりにも駄作なので、元歌がわからんという声が・・・(^_^;)
 
 4番「♪りんごの花ほころび・・」タイトルなんだっけ?
 5番「♪りんごの花びらが〜」ひばりちゃんの歌
 6番「精霊流し」
 あら、タイトル書かなかったはずだ、書けなかったんだ・・・


[146] Re[141]: 笹部さんのページを見たら…  投稿者:ヒロシ投稿日:2000/10/25(Wed) 13:26

> 出演者が、最初に発表された出演予定者のままで
> そのなかに、とんちゃん=毬谷友子さん の名前があってびっくり!!
> ヤンさんと同期ですよね〜?
> ま〜〜!一緒に出てたらすごかったわね〜〜!(…って、何が?)
> 演るとしたらなんの役だったんでしょう?
> まだ南 果歩さんや、中嶋朋子さんの名前が入ってなかったから、
> テティスか、カッサンドラだったのかな?
> とんちゃんの妖精的なものや、狂気の芝居も観たかったけど、
  マリヤさんの名前が残っていたのは、こちらのミスです。
 誰だったかは御想像通りかな。


[147] 替え歌が作れない〜〜 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/25(Wed) 13:33

  >らんだむさん
 カチューシャの歌
  りんご追分
 でんな。


♪わたし ニテテイス
 オレステス 嫌
 ヘレネは 消えた
 アイアイアイ アイアイアイ〜
 でお茶をにごそう・・・


[148] Re[146]:そんなヒロシに騙されて(by サザン) 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/25(Wed) 13:58

 『グリークス』を10回通しプラス2&3プラス1&3(計3部 は12回らしい)も観てしまった。 (もっと、多い方もいるの おかげで、給料日の今日は、支払いですっからかん。。。
 それでも、人生は「歓喜!」。
 と、訳のわからぬことを言って、ご挨拶にかえたいと思います。 (爆)
 わざわざ、お越し下さり、ありがとうございました。
 しかし、今日は「ねずみちゃん」の千秋楽では?


[149] ギリシャ観光ツアーの皆様・・・  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/25(Wed) 16:04

★れい、ミラ、しのぶチーム
 大学の考古学研究室のグループ
   麻実先生は、助教授でお子さま2人。
   安寿助手は麻実先生に憧れて、嫁にも行かず研究室に残るがいまだに助手。
  寺島研究生は大学を卒業したての ぴちぴち。
★夏江、加代子、果歩チーム
 親子三代グループ
   たぶん、ばあちゃんはパーマ屋さん
   おかあさんはヘアー・デザイナー
  娘はエステティック・サロン経営
★凉子)、照子(かな〜?)、朋子チーム
 レゲエ・グループ?
  遺跡にやってくる観光客目当ての近所に住む人々。
  この方たちのお話はお題目のようで、なかなか聞き取れない。きっとギリシャ語なのでありましょう。
★美佐子、夏穂(かな〜?)、星佳チーム
 ここが1番、わからない。
  年齢、雰囲気、バラバラ・・・ときたら、タカラヅカ・ファン・グループか、『グリークス』講座の カルチャー・センター仲間しか、思い浮かばない〜(笑)
 
 私は立石凉子さんのコロスは大注目でした。
 ロビーのあぶない眼のレゲエおばさんから、こわかったけどね!
 各場面、素晴らしかったんだけど、特に印象的だったのは「アガメムノン」の場面 。 10年も夫が帰ってこない寂寥感で、神経がおかしくなっている女・・・ なのに領主の妻であるクリュタイムネストラは情夫をひきいれていることに、道徳的にではなく、嫉妬と不条理感(?いい言葉が見つかりません)から、怒りを覚えている。 トロイア陥落のニュースを聞いても、若い娘たちほどには、喜ぶことが出来ない。 もう、すべてにおいて、絶望感が強く、喜びに反応する心の動きを失ってしまったかのような表情を見せる。 アガメムノンに対し、それを訴えようとするが、半分、どこかに行っていまったような精神状態で。それもうまく出来ない。なのにクルタイムネストラとアガメムノンのやり取りを聞きながら、少しズレた無感動な笑いを浮かべたりする。
 とにかく、スゴイ!と思いました。
 立石さんのコロスはどの場面(トロイア人でもギリシャ人でも)でも、失った夫や子供の話をしていました。
 1番最初の場面で、アプロディーテを讃え、ラストにアテナにりんごを渡すのも立石さんのコロスでした。


[150] 私もひとつ・・・  投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/25(Wed) 21:39

 7番
  私は 真っ赤な りんごです。
  お国はとーおい 北の国
  りんご畑で 晴れた日に
  お船に乗せられ シュラシュシュシュ〜〜
  とーおい エジプトに着きました
  りんご りんご りんご ヘレネかわいや
  独りごと〜〜 
 ほんとーにヘレネは17年間も操を守りとーしたんだろうか?
 上の元歌は「りんごの独りごと」だっけ?


[151] ヘレネちゃんの「かわらぬ思い」  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/25(Wed) 22:38


はるかスパルタを ひとり あとにして
今日も聞こえる 大きな声
嫁に おいでと言うのか エジプト王の
何が幸せか 生きる そのわけを
すでに語れる夫もなく
約束もないけれど
流れゆく噂のまにまに
浮かんでは 束の間 息ずく
私 変わらぬ 愛ならば
メネラオス その愛を信じられる
生まれた奇跡を 思いおこすなら
母のレダも  メネラオスにも ひとは誰も
生きて欲しい
遠いエジプトを  ふたり背を向けて
17年の 思いは皆 コロスとともに
彼方へ もう捨ててきた
何ができるだろう 今も呼ばれてる
悪いと言われる ヘレネの名を
あの誤解のために
きらめいた夜空の星へと
アポロンと 互いに 旅立つ
生まれ変わった 命なら
もう一度 さようなら メネラオス

 う〜ん、いまいち・・


[152] アポロンさまご登場?! 投稿者:うみせ投稿日:2000/10/26(Thu) 00:16

…なんで私の書き込みが再掲されてるんだろうと思ったら…。
!!!!!
アポロン・ササベ様のご登場ですね(^^;) あ”あ”あ”〜〜〜びっくりしましたぁ〜。
変なことに突っ込んじゃったようで、失礼いたしました。
去年の今ごろ、『グリークス』第一報を聞いたとき キムラ緑子さんの名前があったのは覚えていたのですが、 毬谷さんの名前もあったのですね。
私は、彼女の舞台は83年博品館での「シェルブールの雨傘」しか見たことがありませんが、(まだ宝塚の現役時代に 出演されたと記憶しています)テレビなどでもとても透明感のある 女優ぶりを見せて下さるので、また舞台を観てみたい…とも
ヤンさんと、何か一本やるとしたら、どんなのができるだろう? そんな想像も膨らんできました。
>けーてぃーさま
プロローグ三人組の解説、ありがとうございました。
立石さんのチームを間近で観る機会に、一度も 恵まれなかったんですが、な〜んか想像できます。 ロビーで、レゲエ姿の立石さんとすれ違ったとき、 …といっても近くにいらっしゃるのに気付いて、びっくり!! したんですが、なんかもう目が据わってらして、 なり切ってらっしゃいました。 本当にギリシャ語はなしてもおかしくないカンジ。
渡辺美佐子さんチーム。
私は、ご近所仲良し主婦チーム、に見えたのは、 主婦…というのが頭にあったからかもしれません。
やっぱり麻実さんチームが、一番設定的には しっくり来るかな〜?
 あのプロローグ。 蜷川さんのいってらした「1秒間で2500年飛んで下さい」 というのが、あの芝居の離陸部分として、すごく素敵に 表現されていたと思います。


[153] ヘレネの返歌 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/26(Thu) 07:35

  わたしは きれいなヘレネです
   お国は とーおいギリシャです
   緑の牧場で 晴れた日に
  雲に運ばれ シュラシュシュシュー  
  遠いエジプトに 着きました
   ヘレネヘレネ りんごおいしや
  独りごと
  りんごさん、あんたはほんとーに青森産?

ヘレネの独りごと  (7番への返歌)


[154] アプロディーテ・のんちゃんの歌 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/26(Thu) 12:05

 東京公演中に作ったのを忘れてましたわっ!
 『牛飼いの男のコ』
 ♪真っ赤なリンゴを ほおばる
  ねじりはちまき 白シャツ
  アイツは アイツは 可愛い
  牛飼いの男のコ
  淋しがり屋で 生意気で
  憎らしいけど 素敵なの
  (註・あくまでも歌詞よっ!歌詞っ!)
  そのリンゴを 投げなさい
  私が1番 好きでしょ
  はっきり聞かせて
  ヘラもアテナもポケっと
  私がもらうの 見ている
  アナタは アナタは おっかない
  上級生の男役〜
 ♪

 女のコ編もあるんだけど、いまいちなのよね〜(笑)


[155] 童謡もいってみよう。  投稿者:けーてぃー 投稿日:2000/10/26(Thu) 22:36

♪像さん 像さん お鼻が高いのね
 そうよ ヘレネの似姿よ
 像さん 像さん トロイアへ行ったのね
 そうよ 私が行ったのよ
 像さん 像さん 誰が作ったの
 ヘラが 雲で作ったの
 像さん 像さん ヘレネが悪いのね
 いいえ 私が悪いのよ
 像さん 像さん お空へ帰るのね
 そうよ 役目を果たしの


[156]・・・・・・投稿者:ACHI 投稿日:2000/10/27(Fri) 09:57

なんなんでしょーか
この替え歌攻撃の嵐は!
ひとつずつ つい口ずさんでしまう私もなんなんですが。
こうしてこのネタバレページの終焉をむかえるのね。
あまりにも素敵!
愛読者より。


[157] カラオケ・スナック「グリークス」へ、ようこそ! 投稿者:けーてぃー 投稿日:2000/10/27(Fri) 11:33

>ACHIさん
ちょいと1杯のつもりで飲んで いつの間にやらはしご酒は、のんべの必然よっ!
まだまだ、おうちへ帰れない〜
『タカラヅカのグリークス3姉妹』
(セリフ)
みなさん、覚えていますか
むかしむかし、しょうゆのくしだんごという
3人の名高い兄弟の歌があったことを
私たちは宝塚の同窓生、グリークスの3姉妹です

いちばん上は 麻実 (麻実)
いちばん下は 久世 (久世)
間にはさまれ 安寿 (安寿)
グリークス3姉妹 (姉妹)
アンドロマケは 王妃 (王妃)
気高く優しい 母 (母)
だけど力も 強い (強い)
タルテュビオス 気をつけて (つけて)
ブリセイスは 側女 (側女)
男ふたりが 取り合い(取り合い)
耐えてる心の 中 (中)
ぶっとばして やったろか (たろか)
ヘレネは世界一の 美女 (美女)
お肌も出すから たいへん (たいへん)
腹筋きたえて おいっちにっ (おいちにっ)
飲んで食べて 食費浮く (浮く)
前に 生まれて来たときは
そろって トップ男役
花 月 雪を ひきつれて
たくさん 女を 泣かせてた
愛を知らない フィリップ 
アブナイ魅力の ミハイル 
純な乙女を 無理やりに
妻にしたのは ヴィットリオ
妹 愛した チェザレー 
屈折人生 ニコル 
おなかの大きな 恋人を 
子分に押し付け 銀四郎
浮浪児 ジゴロに奴隷
記憶喪失 マフィア
ストーカーに もぐり医者
牛にさされた 闘牛士
昔はみんな おじさんで
渋くてあぶない 悪いヤツ
今じゃ 素知らぬ顔をして
女優街道 まっしぐら
おしまい!


(註)
ターコさん:フィリップ『碧き薔薇の軍神(マルス)』、ミハイル『彷徨のレクイエム』、ヴィットリオ『はばたけ黄金の翼よ』
のんちゃん:チェザレー『チェザレー・ボルジア』、ニコル『WANTED』、銀四郎『蒲田行進曲』
YANさん:浮浪児『あかねに燃ゆる君』(茜丸)、ジゴロ『琥珀色の雨にぬれて』(アラン)、奴隷『スパルタカス』(スパルタカス)、記憶喪失『心の旅路』(スミシィ)、マフィア『ベイシティ・ブルース』(ハーヴェイ Jr.)、ストーカー『冬の嵐』(ヘルマン)、もぐり医者『ブラック・ジャック』(間黒男)、闘牛士『哀しみのコルドバ』(エリオ)


[158] いよっ!家元! 投稿者:らんだむ 投稿日:2000/10/27(Fri) 12:13

 さすが、家元、けーてぃーさんでんな〜。半端じゃありません、馬鹿受け〜\( ̄o ̄)/Takarazuka Performancesが知りたいというアンドレアさんには、この157番を読んでもらえばいいのでは、と思っちゃうくらいよ。
 >こうしてこのネタバレページの終焉をむかえるのね
 ほんとねー。舞台の間壊れてる、終わってから真面目な考察、そしてアホな考察(?)、最後は替え歌、というパターンですね。
 私は、アホ部門だけエントリーしておこう。
 あ、けーてぃーさん 
 154の女の子編もお願いします


[159] 面白すぎ! 投稿者:みりん  投稿日: 2000/10/27(Fri) 19:52

 どうも、面白すぎです。このコーナー終わっちゃうんですよね。次は、替え歌コーナー?
 リクエストしたいくらいに、皆さん素敵。


[160] 替え歌合戦掲示板 投稿者:駄ねこ 投稿日:2000/10/28(Sat) 01:11

 11月1日より・・・なんて、
 さすが!尊敬!の替え歌家元けーてぃーさん検討してくださってないですか?(*^^*)
 私もまた歌いに来たかったけど、この2,3日風邪気味で声が出なくて・・・ゴホン(^^;)
 歌えるかな?
 
 一応「ふるさと」(サブタイトル「出待ちの思いで」)
  ヤンさん追いしあの道
  時間苦しかけあし
  外まで階段めぐりて
  楽屋口で息切れ。
  いっぱいいますもうそこ 
  すぐに出ますヤンさん 
  夢のようなひとときの
  出待ち楽しグリークス
 (お聞き苦しくてすみまへん。)


[161] 替え歌掲示板ですかぁ? 投稿者:けーてぃー 投稿日:2000/10/28(Sat) 10:56

  >駄ねこさん
 1日1曲、作詞してくれる〜?(笑)掲示板を残すのは出来るので、試験的にやってみましょうか?でもネタがあるのかな?
 では、らんだむさんのリクエストにお答えして・・・ コホッ・・・ ♪真っ赤なリンゴを ほおばる
  ぶどうの皮を 散らかす
  アタシはアタシは 可愛い
  スパルタの女のコ
  淋しがりやで わがままで
  口 悪いけど 好きでしょ
  そのうえに 力持ち
  30Kgまでの羽なら
  今でも 背負(しょ)えるわ
  ダンスを踊れば ビシバシ
  シリアス お笑い OK
  私は私は カッコイイ
  アナタの アンジュミラ
 ♪


[162] 通ってしまう・・・ 投稿者: コ−キ− 投稿日:2000/10/28(Sat) 13:08

 
 あかん・・・おもろすぎ・・・!!!
 >ダンスを踊れば ビシバシ<
 シリアス お笑い OK
 さっきから、ついつい口ずさんでしまって・・・こりゃ、常連になりそう。仕事終わらせて、バ−ボン飲みながら皆様のお歌をゆっくり聴かせて頂きます。今日は、はよ帰ろ。
 ・・・いやぁ、しかし、おもろいわ。


[163]レパートリーはやっぱり童謡 投稿者: けーてぃー投稿日:2000/10/28(Sat) 14:47

 すごくつまんない(笑)のが出来たので、歌います。
 ♪まいごの まいごの ギリシャ人
  あなたのおうちは どこですか
  「おうちは 遠いスパルタよ
  王妃は 可愛いヘレネちゃん」
  やんやん やんやん
  やんやん やんやん
  喜んでばかりいるメネラオス
  門番のエウクレイア
  困ってしまって
  「お通り お通り
  お通り お通り」  まいごの まいごの ギリシャ人
  あなたはどこへ 行きたいの
  「人は道を 見失う
  人は皆 何かの奴隷です」
  やんやん やんやん
  やんやん やんやん
  受け売りばかり言う メネラオス
  妻のヘレネちゃん
 「ごちゃごちゃ言わずに
  さっさと 逃げよう さっさと逃げよう」


[164] ♪おかあさんと一緒?〜♪ 投稿者: なずな投稿日:2000/10/28(Sat) 20:37

童謡続けます!
 ♪アーイアイ!(アーイアイ)
  アーイアイ!(アーイアイ)
  わたーし、ニテティスよ〜〜
  アーイアイ!(アーイアイ)
  アーイアイ!(アーイアイ)
  ヘレネの奴隷よ〜〜〜
  アイアイ(アイアイ)アイアイ(アイアイ)
  言葉わかーらなーい!
  アーイアイ(アーイアイ)
  アーイアイ(アーイアイ)
  ヘレーネどこですかあ〜? CMソング歌います!
 「バイトするならフロムA」
 ♪いれずみするならヘレネやで〜
  まーぶしすぎるがええらしい〜
  いれずみするならヘレネやで〜
  まーぶしすぎるがええらしい〜
 
 ↑ひょっとして関西だけの放送? グリークスいろはがるた
 ・2階からアポロン(叉はヘレネ、アテナ)
 ・客も歩けばコロスにぶつかる
 ・カルカスも予言のあやまり
 この掲示板、あと少しでしたよね。
 わおーん、大変!もっと遊ばなきゃ!
 シリアスな話題ですが、
 第2部、4幕のヘカベ
 コロスたちがヘレネを呪って―海で溺れるように、だとか、顔がつぶれろだとか、肉をかもめがつつきますようにだとか、言うんですが、‥‥‥ああ、恐ろしや〜〜〜これが全てヘカベの最後の息子ポリュドロスの身の上に起こってるんですね。これに気付いた時ぞっとしました。
 だから
 「神々の悪口は言わないほうがいい」のかしらね。*^^*


[165] ギリシャの女神  投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/29(Sun) 09:29

  ギリシャは日暮れて夕波小波
  アポロンのもとで 女神になるの
  おまえのせいだと 皆は言うけれど
  女神になるから 大丈夫なの
  段段ばしごを のぼっていくのよ
  夫も娘も 行くなと泣いた
  ギリシャは日暮れて 夕波小波
  きれいなままで 女神になるわ
 「きれいなのって いやっ!!!」


[166] ヤンさんファンのファンです。 投稿者:あんぶれら投稿日:2000/10/29(Sun) 19:01

 みなさま、こんばんは。
 替え歌合戦の真っ最中に、久世ファンの二度目のおじゃまです。前回、けーてぃーさまより私のハンドルに愛を感じる・・なんて嬉しいこと言って頂いて、ハンドルを 安舞レラ にしようかと・・真剣に(?)<br>考えました。(¬ ¬)〜〜〜⇒
 この実に楽しすぎるページも終わってしまうのですか?朝晩覗かないと落ち着かない・・・・・のんちゃんページより先に覗いて、お勉強させて頂いたり大笑いしたり、この処はパソに向かって大笑いしながら聞いたこと有るような、歌詞が??みたいな歌を唄っているアヤシイおばさんになっていました。(*_*)
 ヤンさんファンって、明るくて愉快で楽しそうでいいですぅ〜 すっかりみなさまのファンになってしまいました。
 のんちゃんは『グリークス』のお稽古場で、舞台で、楽屋で、ヤンさんにお教え頂きお世話さまになっていたことでしょう。のんちゃんファンはこちらの『ネタバレ』でお勉強させて頂き大笑いし、共々感謝・感謝でございます。
 又いつの日にかご一緒させて頂けます機会を楽しみにしながら、31日までこのページを楽しみに覗かせていただきます。いろいろと沢山・沢山有り難うございました。ヤンさんと、ファンのみなさまに幸多かれとお祈りしております。
 それでは失礼いたします。おじゃまいたしました。(●^0^●)


[167] 江戸時代もギリシャ悲劇が・・・ 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/29(Sun) 21:18

 >安舞レラさん(笑)
 よく、いらっしゃいました。毎日、ブリセイスさんのおのろけを聞かせていただく約束でしたのに(←してないって?それはBLUFF?)、
 「やっと迎えにきてくださったのね!」(by ヘレネ・・・どこへ行くんじゃい?)。
 こちらは31日までで、その後はカラオケ・スナックに模様替えの予定ですので、どんどん歌いにいらしてください。
 『牛飼いの男のコ』、気にいっていただけましたか?この歌は懐かしいバウ・コンサート『薔薇の花のように』で、みつえちゃん(若央りささん)を入れた3兄弟で、熱唱された歌でもあります。 ところで、話はガラっと変わりますが、さっきまでTVで「葵 徳川三代」を見ていました。オレステスくんが豊臣秀頼を演じていられた番組です。その番組の最後に、物語にゆかりの場所を紹介するコーナーがあるのですが、そのバック・ミュージックがとっても懐かしい響き・・・イランの笛の演奏でした。
 『グリークス』では主なる音楽はすべて、イランの笛・・・・音楽の笠松さんがおっしゃるには、よしずをばらして手作りした笛でした。
 そして、説明は千姫(秀頼の妻)ゆかりの姫路城。千姫は落城する大阪城から助け出され、2度の政略結婚のあと、江戸城で生涯を終えています。大阪では秀頼との間の幼い息子を殺され、道具としてあちこちに嫁に行かされ、江戸に戻ってからは、夜な夜な男を引き入れる魔性の女という醜聞を捏造され(実際には非常に素晴らしい女性だったらしい)ました。
 まるでアンドロマケとブリセイスとヘレネ3人をあわせたような生涯だな〜と、ふと思いました。


[168] あははは  投稿者:有子投稿日:2000/10/29(Sun) 22:15 

ぶぁははは。もう歌わずにはいられない(笑)
 訓練で歌をうたうこともあるんですが(これが簡単な曲がへたくそになっちゃったのよ〜)←今までは上手だったことを前提としてる(^_^; ここにあるの歌いたい〜。けーてぃーさんの替え歌(だけじゃないけど)才能はしっていたけど、みなさん、ほんとお上手〜(^○^)
 明後日でおしまいのネタバレだけど、カラオケボックスに模様替えしてね(^^


[169]AUTOMATIC(綴り合ってる?) 投稿者: 駄ねこ 投稿日:2000/10/29(Sun) 23:11

  7粒目のふどうでも文句を言う君
  名前を言わなくてもすぐにわかってしまう
  君はヘレネ世界で一番美しいと
  うらやましいことをほざいてくれる
  一人でとってる笑い
  行儀の悪さは吹っ飛んじゃうよ。
  君に会えたら超ラッキー
  メネラオスもほんとに幸せ者だ
  it’s automatic
  そばにいるだけでその目で見つめられるだけで
  言うことは全部信じてしまう
  it’s automatic
  抱きしめ転がると君はパラダイスにいるみたい?
  こらこら独り占めいいかげにしろ
  こんにゃろー!
  it’s ファン心理


[170] ギリシャの空も茜色? 投稿者:けーてぃー投稿日: 2000/10/30(Mon) 00:58

 >駄ねこさ〜ん
 むずかしくて歌えませ〜ん。
 それでは、メネラオス丸の歌を・・
 ♪悲しい時は 空をみあげよう
  ヘレネを求め 空をみあげよう
  きっときっと 答えてくれる
  ヘレネの星は 答えてくれる
  ヘレネの星 ヘレネの星
  へレネの星 愛する星
  ♪


[171] う〜む 投稿者: ACHI投稿日:2000/10/30(Mon) 01:10  

数多ある傑作のインパクトもさることながらなんか好きだなぁ165番さん!
 これ ずっと読めるよね?いぃわぁ。


[172] 女の応援歌 投稿者:しゅくこ投稿日: 2000/10/30(Mon) 09:51

  女はみんな生きている 生きているから強いんだ
  女はみんな耐えている 耐えているから哀しいんだ
  手の平をアポロンに かざしてみれば・・
  真っ赤に燃えてる 女の血汐
  ヘレネだって へカベだって アンドロマケだって
  みんな みんな 生きているんだ 友達なんだ〜


[173] 女の応援歌その2 投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/30(Mon) 10:10

  女はみんな燃えている 燃えているから怖いんだ
  女はみんなすねている すねているからきついんだ
  手のひらを復讐神に かざしてみれば・・
  真っ赤に燃えてる 女の血汐
  へカベだって エレクトラだって
  クリュタイムネストラだって
  みんなみんな 燃えているんだ 友達なんだ〜


[174] 童謡好き・・  投稿者:けーてぃー 投稿日:2000/10/30(Mon) 11:55

 「おうまはみんな」という童謡が好きなのですが、知っている人がどれだけいるか?ちょっと不安・・
  ♪
  1
  やんさんは いつも たったか歩く
  たったか歩く たったか歩く
  やんさんは いつも たったか歩く
  どうして歩く
  どうしてなのか 誰も知らない
  だけど
  やんさんは いつも たったか歩く
  たったか歩く たったか歩く
  やんさんは いつも たったか歩く
  追い付けな〜い
  2
  やんさんは いつも たったか歩く
  たったか歩く たったか歩く
  やんさんは いつも たったか歩く
  どうして歩く
  どうしてなのか ファンは知ってる
  だって
  やんさんは たかこ たったかたかこ
  たったかたかこ たったかたかこ
  やんさんは たかこ たったかたかこ
  はやあした〜かこ
 ♪
 (最後のフレーズの「はやあし」の部分には、お好みによって、本名の姓に変えられても可愛いかと思います。)


[175] 歌い続け〜〜ぜいぜい 投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/30(Mon) 12:45

 『ベサメ・ムーチョ・・・別に・・・』(振付)
▽アンニュイに歌いましょう
 ♪別っに〜 さびしく〜ない
  今は やんさんに 会えなく〜とも〜
  別っに〜 さびしく〜ない 
  だけどそれは ただの強がり〜
  FEMALE 燃えた
  スージー 泣いた
  ヘレネ ドキドキ〜
  今年もまた クリスマスは
  あなたと 過ごす〜
  う〜(▽ここで、「歓喜!」のポーズをとる)
  だっから〜 さびしく〜ない
  今は あなたに 会えなく〜とも〜
  別っに〜 さびしく〜ない
  だけど それは ただの強がり〜
 ♪


[176]お姉さま方に負けてはいられない…ぜいぜい 投稿者: なずな投稿日2000/10/30(Mon) 18:10 

 『フニクリ・フニクラ』歌います!
 1番『トロイア戦争の歌』
 ▽元気に歌いましょう
  ♪赤〜い火を吹く城壁をのぼろう!のぼろう!
  そこ〜はトロイア、金の国、のぞこう!のぞこう!
  でか〜い木馬が出来たので 誰でも〜入れる〜〜
  かく〜れる兵士が飛び出す おたけび〜あげ〜て〜
  行こう!行こう!トロイアへ!
  行こう!行こう!金の国!
  ヘレネもヘカベもアンドロマケも
  カッサンドラもブリセイスも〜〜〜〜〜〜〜
  みんないただき、ギリシャの勝ち!
 
 2番『コロスのうた』
 ♪赤〜いコロスは美女ばかり、そうかな〜、そうだよ〜
  そこ〜は舞台の箱の中、狭いぞ〜、苦しい〜
  コク−ンシートが出来たのでお安く見られる〜
  お客はいいね、楽しそう、たまには〜見てよね〜
  ヘレネ、ばかり、見てないで!
  コロス、たまに、見てちょうだい!
  見てよね、見てるわ、見てよね、見てるわあ〜〜〜
  見てるわああ〜〜〜〜!!
  コロスが好きよ、グリークス!
 やっとこ、マイページ書き上げました。ぜいぜい
 この掲示板も明日までなのね。けーてぃーさん、いろいろありがとう!有子さんのHPに残るんですね。有子さん、ありがとう。あと1日かあ〜♪螢の光りを歌いなくなってきたわん。そいじゃ。


[177] ♪ギリシャがだんだん遠くなる〜  投稿者:けーてぃー投稿日: 2000/10/30(Mon) 21:03

 カラオケに興じている間に、人は皆、進むべき道を見失う。
 >なずなさん
 なぜ、ポリュメストルが予言が出来たか?ということですが、私はこう考えてみました。ポリュメストルはヘカベやトロイアの女たちに襲われて、目が見えなくなりました。目が見えなくなったひきかえに、心の眼が開き、未来を見通 せるようになったのではないでしょうか?
 『オイディプス』の中に出てくるテイレシアスという予言者は、アテナ(かアルテミス)が水浴びしている姿を見てしまい、盲目にされますが、そのかわり予言の能力を与えられます。また、オイディプス自身も自ら目をつぶしたことにより、心の眼でものを見ることができるようになります。
 人間は自分の目だけで見ている間は、目の力を過信し、真実が見通せないのかもしれません。私たちが見ているのは、ほんの少しのものなのに、それが世界のすべてだと信じてしまうのです。ヘレネはメネラオスに再会した時に
 「なぜ自分の目を信じないの?」
 と、聞きますが、これは心の眼。
 メネラオスの目は自分で見たことしか信じていません。(まあ、この場合はメネラオスはせめられませんが)エジプトに囚われたギリシャ人のコロスたちが、神について語るとき、真実の混沌の罠にはまっていきます。心に残る素晴らしい場面 でした。(なんか、まとめた?)


[178]でもまた、12月に会える 投稿者:うみせ投稿日: 2000/10/31(Tue) 00:26

 けーてぃーさんがまとめてくださったのに、しゃしゃり出てきてしまった。
 私を「不粋」と呼ばないで。本当にこのネタバレは、楽しかったです。明日からは、けーてぃー・駄 ねこの「替え歌コーナー」になってしまっても。
 まだ毎日戯曲を手放さず、ヒマがあると開いて、ギリシャに浸っています。読めば読むほど、驚きの新発見があって、本当に同じカンパニーでの再演を<br>望まずにいられません。でもギリシャでやっても良いから、凱旋公演もしてくださいね。>アポロン様
 まだまだ書きたいことも有るんだけど、とりあえず、なんでそんなこと考え付くの〜?と、いろいろ笑わせてくださった皆さま。私の拙いコロス論を読んでくださったみなさま。そして、ここを立ち上げて下さったけーてぃーさまに、深くお礼を申し上げます。
 「私の愛するネタバレ…あなたをたたえて、お別れします」
 「ああ…まじめなのって、イヤ」
 by ウミセネイア


[179]まだまだ19時間ある! 投稿者:けーてぃー投稿日: 2000/10/31(Tue) 03:17

 >うみせさん
 まだ、終わらないのよ〜。まとめたのは、私のお話だけ。ちょっと酔っぱらっていて、訳わかんなくなったのさっ)。アンドロマケさまだって、「これがこのお話のまとめです」と、おっしゃった後、もう1話(?)あったじゃない。まだまだ、書こう!


[180]♪タウリケの春は何もない春です〜 投稿者: けーてぃー投稿日: 2000/10/31(Tue) 03:56

 アガメムノンの娘のイピゲネイア。
 私はこの人とヘレネにすごく共通点・・・というか符号(これは、私の独特な感じかも知れない。1見、関連ないふたつのものに符号=連想点を見てしまう)を感じます。
「タウリケのイピゲネイア」は、ほら貝さんも指摘されていたように「ヘレネ」に、似た点がたくさんあります。これはエウリピデスの自己模倣とも言えますが、ひとつの演劇的テーマに物語の方ををくっつけたのだとも言えます。
 それ以前に、ヘレネとイピゲネイアには、似た要素があります。ふたりとも、ほとんど舞台上に姿を現しません。しかし、その名前は、常に語られています。ふたりとも実態のないイリュージョン的な存在ともいえます。
 ヘレネもイイゲネイアも神によって人間の目を欺き、遠い地で、17年間、孤独に生きることを強いられます。深読みかも知れませんが・・・・・現存するギリシャ悲劇は教会で保存された生き残ってきたものです。従ってワイセツな表現だらけのギリシャ喜劇の方は、ほとんど残っていません。ヘレネもイピゲネイアの17年間、さいはての地(ヘレネは暑いエジプト、イピゲネイアは寒いロシア)で尼さんのような(イピゲネイアは文字通 り尼さんでしょうが)生活をしてきたので、この2編は後世まで残ったのでしょう。
 まあ、それはともかく、ふたりとも17年間、囚われ人であったのが、夫や弟という親族の男の手によって解放されたのです。それまで人々の頭の中だけの存在であったふたりが、いきなり現実の姿となって戻ってくるというのは何を象徴しているのでしょうか?
 イピゲネイアを演じられた宮本裕子さん。私は昨年の蜷川幸雄版『パンドラの鐘』で初めて出会いました。『パンドラ〜』での役・たまきが、ヘレネ的な女性だったので、そう思ってしまったのかも知れませんが、宮本さんのイピゲネイアにはヘレネの裏返しのようものを感じました。もし違う人が演じていたならば、また違う感じを持ったかもしれませんが、それならば余計にこの蜷川版ギリシャ劇では、そうなんだという気もします。
 ・・・♪ま〜だまだ続く〜よ ど〜こまでも〜


[181]あと9時間〜 投稿者:なずな投稿日: 2000/10/31(Tue) 15:19

 >けーてぃーさま
 ポリュメストルの予言のこと、ありがとうございました。オイディプス王にそんな話しがあったのですね。知っていたらその分楽しめてたのに、残念だわ。〜〜って、オイディプス王については、グリークスの始まるずうーっと前に予習用文献(勝手に命名)として「週刊朝日百科、世界の文学52」に詳しく出てるではありませんか!前に読んだはずなのになあ〜〜。^^ゞゞもっぺん読もう!
 もう時間がないけど、もうひとつ聞いてみたいことがあるの。
 コロスが顔を隠す時と隠さない時、鎖につながれてる時とそうでない時、があったと思うんですが、その訳はなんとなく、なんとな〜〜〜く?わかるような気がするんですが、きちんと説明しろ!って言われると首をかしげてしまふ・・・・。それに今となってはいつどうだったか、って言うのも…『不確かすぎて』……テレビ放送まで待つしかないかな?
 >うみせさん
 戯曲、読むの楽しいですね。それに改めて気付くこともたくさんあっておもしろいです。
 >同じカンパニーでの再演を望まずにいられません。でもギリシャでやっても良いから、凱旋公演もしてくださいね。>アポロン様
 わたしももう一度観たいです。あの空間にもどりたい、存在したい・・です。
 それでは。


[182](もしかしたら)似ているかもしれないシリーズ 投稿者:らんだむ投稿日:2000/10/31(Tue) 15:35

 わたしはねえ、ヘレネとアンドロマケにけっこう共通点感じちゃうのよ。
 登場人物の中で、唯一(神様をのぞいて)自己完結してる2人でありながら、まわりの人間は決して、それを受け入れてはいないってとこが。
 アンドロマケは、女としての生の意味を真っ正面に受け止め、未来への希望をもって進もうとする、それは観客にはとても満足感を与える「まとめ」だけど、同時代人であるまわりのコロスはやはり泣き悲しんでるとこが、見たとき、おもしろいなって思ったの。アンドロマケは一人先に立っていく先達者で、孤高の人だったかもしれないな。
 ヘレネは、満足げにアポロンと踊ってるけれど、ご存知のとおりコロスには石まで投げられてるし。(^^ゞ
 対照的な2人なのに、他人に同情されることを求めず(グリークスの登場人物の中では珍しい存在)、自分のしょって立つところが(どこであれ)しっかり決まった人間で、まわりの人々はそういう存在を受け入れがたい・・・ってとこが、似ている気がするのね〜。


[183]あと8時間15分 投稿者:らんだむ投稿日: 2000/10/31(Tue)

 >なずなさま
 きょうの毎日新聞の蜷川さんの連続伝記物語(そんな名前じゃないって)は、ちょうど「王女メディア」のギリシャ公演の話でした。ナントカっていう伝統的な劇場で、7000人の観客の前で演じたのですって。(もの覚え悪くてごめんなさい。誰かフォローしてね)
 そこって、出来が悪いと、カーテンコールで出てきた演出家に座布団の雨が降るらしいですわ・・・(^_^;)
 もちろん、蜷川さんは絶賛の拍手の嵐だったとか。


[184] あくまでも私論だから、信じすぎないでね。 投稿者: けーてぃー投稿日:2000/10/31(Tue) 16:43

 >らんだむさん
 ヘレネとアンドロマケに似てるの〜?いいな〜(笑)
 アンドロマケはね〜ターコさんが演じられているから、私たち、眼がハ〜トになってごまされているところがあると思う。だって、アンドロマケって、うるさいおばさん・・・(ターコさんファンの方々、許されて〜〜)よ。奴隷になって明日をも知れぬ のに、二夫にまみえるなとか言うし、ヘルミオネには夫に対してつくし方が足りないとお説教するし、私は夫の浮気の子供を育てたのよとかいうし、女大学かしら〜。ギリシャ悲劇の研究家の山形治江先生も「アンドロマケ」って、つまらない話なのにね〜と、おっしゃっていました。(そして山形先生はどうやらターコさんのファンになってしまったらしかった・・・・)
 私は東京の初日から思っていたのですが、ギリシャ人の中に被制圧民族であるトロイア人に対する優越感があったような気がします。「トロイアの女」でも「アンドロマケ」でも、他人の不幸は蜜の味・・・安心して悲しみにに酔うことが出来る・・・ことが、悲劇を陰影深いものにまで彫り込めたのではないでしょうか?
 それは、神様であるヘレネをあまり悪く言えない(遠慮がある)のと対照的だと思います。ターコさんの持つ上品さと人間的深みが、アンドロマケを素晴らしい人物像に造りあげたのではないでしょうか?(もし、YANさんがアンドロマケだったら、どんな手段を使っても・・・・タルテュビオスをユ〜ワクするとか(笑)、子供を連れて逃げてしまうような気がするのは、私だけ?)
 ラシーヌの名作に同じ題材の『アンドロマック』(フランス語よみ)があります。昔、劇団四季で上演され、何回か写 真を見ました。アンドロマックは市原悦子さん。ネオプトレモスは平幹二朗さん。ヘルミオネは渡辺美佐子さんでした。この物語では、オレステスがヘルミオネを恋し(だからネオプトレモスを殺す)、ヘルミオネはネオプトレモスを恋し、ネオプトレモスはアンドロマケを王妃にしようとしている。アンドロマケは息子のアステュアナクスの命を助けることを条件に承諾し、婚礼の席で自刃するつもりでいる。
 ネオプトレモスがアンドロマケを好きになった理由は、寡婦の持つ魅力だと、阿刀田高氏は「ギリシャ神話を知っていますか」で述べていられましたが、それはアンドロマケの言う「あの人が死ぬ と、ギリシャ人が言い始めたのです。『あの男はいい妻を持っていた』と」という言葉にその意味が含まれているような気がします。(しかし、ターコさんには、あまり寡婦の何とやらは感じないな〜市原さんなら、ありそうだけど・・・)
 と言うわけで、アンドロマケのおっしゃることは、他のもっとひどい目にあっているトロイアの女たちから見れば、ちゃんちゃらおかしい訳です。ブリセイスからみれば「あ〜たはいいわよね〜、アタシなんか、どんな目にあってるかわかるぅ〜〜〜」てなもんでしょう。しかし、そんな風には誰も思いません。だってターコさんがステキだから(爆)。そして、トロイアの女たちも、テティスの予言をきいて、アンドロマケに自分たちの失った未来をかける・・・その夢を託すことになるのです。
 つづきはあとで・・・


[185] ♪コロスがかくれんぼ どんなに上手にかくれても大きなブリセイスは見えてるよ〜  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/31(Tue) 17:05

 >なずなさん
 『グリークス』の戯曲(今回の改訂版)では「アンドロマケ」のブリセイスのセリフに「私は昔アキレウスに愛されたけど」の後に「今は奴隷の私たちみんながするように仮面 をつけている。」と、あります。
 このセリフは舞台ではカットでしたが、ここで言う仮面は心を隠す仮面という意味ももちろんあるしょうが、やはり物理的な仮面 を奴隷は付けていたのでしょう。
 仮面を付けさせることで、個人としての存在を抹殺させたのでしょう。・・・それをあのずきんを被ることで表現していたのでは?
 あと、悲しみの表現の時にも、顔を隠していましたね。(ポリュクセネ、ヘカベ)


[186] お知らせ 投稿者: けーてぃー投稿日:2000/10/31(Tue) 17:57

 せっかくカウント・ダウンをしてくださっているのに、申し訳ないのですが、お部屋の模様替えは、明日の午前中にする予定です。従って、今晩中は書込が出来ますので、テレホウダイの方も安心してお書込ください。m--m


[187]あと4時間半 投稿者:投稿日: える2000/10/31(Tue) 19:24

 >らんだむさま
 >出来が悪いと、カーテンコールで出てきた演出家に座布団の雨が降るらしいですわ・・・(^_^;) もちろん、蜷川さんは絶賛の拍手の嵐だったとか。
 へえー、座布団の雨が、、、日本の伝統の大相撲みたい。そういえば、コクーンの特設舞台も土俵を(舞台)四方から囲む座席でしたよね。なんか繋がりがあるのかしら。
 >なずなさま
 >コロスが顔を隠す時と隠さない時、鎖につながれてる時とそ<br>うでない時、があったと思うんですが、
 ほんとですね。私もなぜ顔を被り物で隠しているのかと思いました。蜷川さんに伺うことができればねぇ。 テレビの放送でどの場面 でそうなってるのか確認しても、その意図<がわからなかったら、すっきりと21世紀を迎えられない気持ちになってきました。もしわからなかったら、その時は、3部の最後の蓮の花を持った純真無垢なコロスたちを思い出しましょうね。


[188] 顔の無いコロスと顔のあるコロス  投稿者:しゅくこ投稿日:2000/10/31(Tue) 19:25

 実際にあの時代に奴隷たちはベールをかぶっていたのでしょうか?よく目にしますよね、中世の時代や、中近東(小アジア)の世界では、女たちはハーレムで、顔にベールをし、体は逆に露出気味で・・ギリシャもそうですね!時代考証とは別 に、わたしも舞台を初めて観た時、コロスが布をかぶっている場面で(他の場面と比べて)やはり、視覚的に奴隷たちに痛々しさを感じましたね・・たぶん蜷川さんもそれをねらっていたのでしょう。痛々しさと哀れさ。顔の無い奴隷たちが物あつかいされているようで・・
 覚えているのは・・
 アガメムノンがクリュセイスをとりあげられるかわりにブリセイスを所望するところ・・戦利品たちの顔の布をめくり、顔の品定めをしてブリセイスを選ぶところ・・
 個々の名も無い女戦利品のなかから彼女を選び、その後はブリセイスは布を脱いでいたし、クリュセイスもはじめから布も、体も結構露出していた。男の相手をする女たちは、どんどん脱いでいき、奴隷と言っても、水汲みや、日常生活の下働きをする人達は、身を覆っていたのではないでしょうか?
 次に、アガメムノンがギリシャに凱旋して帰った時、カッサンドラ以外の戦利品たちは、やはりぬ のをかぶり、鎖をつけ、馬車につながれていた。これもおなじ。
 も1つ。ヘレネがエジプトにいるとき。まわりのコロスは名も無いギリシャから連れてこられた奴隷女たちは、布をかぶって下働きをしていました。
 コロスの個々が名を持ち、一人一人の思いをいう時、顔をもち語らせる蜷川さんの演出であったでしょうし、それが個人を無視される(戦いに敗れたがゆえに、いかに高貴の出であっても)悲哀を、視覚にうったえていましたね。非常に、非人間的に布に包まれた物のようで・・
 顔の無いコロスと、顔のあるコロスは非常に効果的でした。また、役者が少ない時は、トロイアの奴隷にも、ギリシャ人の奴隷に
も掛け持ちできる利点があったのでは・・・
 でも、わたしたちって(わたしも含む)ほんと、芝居ずきよね・・あきれるくらい・・YANさんが1番好きだけど、もちろん
(YANさんがでてくださったからだけど〜)
 >らんだむさん
へロデス・アティコス劇場です。大劇場が3つも入りそうで三階席までありそうですね。・・フォローしました。(毎日新聞より)
わたし、フレッツ・ISDNしてるから、いいんだ〜テレホーダイじゃなくても   おわり


[189]顔のないコロス。顔を隠さなくていい駄ねこ 投稿者:駄ねこ投稿日:2000/10/31(Tue) 23:27

 高尚な話になると出て来れない駄ねこ。
 でも、ネタバレBBSはもうカーテンコールにはいっているし、ちょっとだけ「何ピントずれたこと言ってるの!」だけど・・・。
 顔のないコロスの時は、個人じゃなくて大勢のコロスの声って感じ<br>がしました。一人が何役もやってらっしゃるような・・・。顔のないコロスたちが輪になって回りながら嘆くところ、たった10人ほどだったのに(でしたよね?)何千人の奴隷たちが嘆いているように思いました。人数を多く見せる演出でもあったのではないでしょうか?それとやっぱり奴隷の女たちは、元貴族の美しい女たちだし、戦利<br>品として品物のように自由に襲う男たちをなるべく刺激しないため<br>のずきんだったのでしょうか。元貴族の高貴な女たちのせめてもの抵抗かも・・・。駄 ねこなら奴隷になっても誰にも襲われないからずきんはいらないなあ・・・(^^;)
 ということで、やっぱりまた程度を落として歌いますけど、「せっかく高尚になってきたのに・・・まあほっとこ!」と無視してください。
 難しい歌で「へれねちゃん」(さっちゃん)
  へれねちゃんはね、
  ギリシャの人なのほんとはね。
  だけどエジプトまで
  神様につれられて来たんだよ。
  かわいそうね、へれねちゃん
  へれねちゃんはね、
  ブドウが大好きほんとだよ。
  だけど無精だから
  皮ごと口に入れるんだよ。
  おかしいね。へれねちゃん
  へれねちゃんはね、
  卵から生まれたってほんとかな?
  だけど去年の暮れ
  みんなで見たよね、あのおへそ
  うそつきね、へれねちゃん
  けーてぃーさん、グリークスネタバレBBS提供してくださって感謝感謝でした。\(*^0^*)/


[190]25世紀ぶりの必然・・・  投稿者:けーてぃー投稿日:2000/10/31(Tue) 23:31

 顔の見えないコロスが出てくるのは「アキレウス」、「アガメムノン」そして「ヘレネ」でしょうか?
 確かに顔は見えないのですが、しゅくこさんのおっしゃるように顔を見せているコロスが語るのは、ひとりひとりの個人の悲しみ、そしてこの顔のないコロスたちが物語るのは、民族の悲しみのように感じました。
 「アキレウス」では、ブリセイスがトロイアの敵であるアキレウスを愛し始めてきたと言った時、憎悪を。ヘクトルの死体を見て哀しみを、そしてプリアモス王には敬愛を示します。「アガメムノン」では、アガメムノンがトロイアの陥落を述べた時に、悲しみの声をあげます。そして「ヘレネ」では、神について、その不条理を嘆きます。
 いずれも声なき民の哀しみの声のように思えました。
 ところで、私はこの20世紀の終わりにこの物語に出会えたことに、不思議な感慨を覚えました。
 ギリシャ悲劇が完成したのが、25世紀前として、トロイアの戦争があったのは、そのさらに5世紀も前です。そして、わずか130年前にシュリーマンがトロイアの遺跡を発掘するまで、いつからかはわかりませんが、おそらく20世紀近く、人々はこの物語を、おとぎ話だと思っていたのです。
 今、この『グリークス』に出会った私たちは、かつてあった国、民族だと知って見たのに、この2000年、トロイアはお話の中の国だった・・・・ヘカベはトロイアの陥落に際し「これでもう忘れられることはないし、闇に飲み込まれてしまうことはない」と、言っているのに、トロイアがあったことを知っているのは、今世紀に生きている私たちだけだったということ・・・・とっても、とっても不思議な必然・・と思うのです。