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《期間限定BBS》 2002年12月 ハムレット 〜2/2〜

みなさん、投稿ありがとうございました。
閲覧用として再編集したため改行位置などが意図したのと異なっていると思いますが
どうぞお許し下さい。 (2002/011 有子

発言ナンバー[51]〜[104]


[51] より深く、より熱く、より面白く 投稿者:しゅくこ 投稿日:2002/11/08(Fri) 23:26  
変更部分は前半に多いような気がしました。
歌やいろんな趣向があって、ハムレットの悩みの台詞が
分散され勝ちだったのが、前半ハムレットの台詞の気持ちのながれが整理され、ストレートに際立ってきたように思いました。

初めて前の方の席だったので、わくわくと席に着く。神戸より、より深く、より熱い舞台になっていたような気がします。
特に後半、レアティーズとクローディアスの謀略の相談。ライトの中、唾、涙、汗が飛び散り、白熱し、そのクローディアスの心のおののき、怒り、叫びとレアティーズにけしかける企みの迫力が
すさまじかった。
それに引き換え、ハムレットの白熱はあかあかと燃えるんだけど、
一陣の風のようなさわやかな激しさで、これが男と女の違いなのか
なと思った。男優が演じる者たちは、脂ぎってぐいぐいと押しが強く、女優たちが演じるものは、スタイリッシュで強いがためらいがちで、ためてためて一気に鋭く心に入り込む。
やはり、キャッチに有ったように、純な心と美をもつ女優と、どろどろとした現実に生きる迫力の男優たちの特性がみてとれた。
ガートルードとハムレットの場面もハムレットの苦しみと煩悶がいちじるしくなり、後半圧倒されるほど、熱い舞台だった。

今日のめっけもん
・一座の余興?のシーン。天宮さんがコータローさんの頭上を飛び越えるところで、タイミングがズレ見事失敗。「もう一度」といって、再度挑戦。飛べたがコータローさんの頭のてっぺんの毛がとれた(笑)・・・
しばらくの間、全員の顔から笑いがとれなかった。
・早口言葉のあと、息継ぎをしていなかったのかハムレットは
おもいきり「ハアハア・・」とあえいでいた。
・丸坊主の植本さん。ショールをもって日本物風踊り?振りが
ハードですね。汗びっしょりでため息。
・カーテンコールのイスとりで、ハムレットがタイミングおくれ、
オフィーリアがイスに座って喜んでた。
・後ろ向きで縦列クロスするところ、なんどもヤンさんとロムさんの背中と背中がぶつかり、お二人ともにやけていた。

きょうは、すっかり舞台を深く堪能でき、きてよかった〜〜と
満足して帰りました。


[52] 旅役者のみなさま 投稿者:うみせ 投稿日:2002/11/08(Fri) 23:48  
ホレイショーとホレイショーの手から離れて、登場人物を経て、またもとの手に戻っていくもの
この意味が分かってから、観ることが「発見」になり、楽しみも増してきましたが、それはまた後日。

今日は旅役者さんたちの人物像を…。
ここではハムレット役者は、女優。
オフィーリアに至っては女形。
ガートルード役は、基本的には女形だが、すでに声変わりをしてしまったのでしょう…。
身の軽さを活かして、立ち回りも得意な男優も演じられる。
ただその色っぽさは、長年の「女優」業のクセが抜けないらしい。
男優として舞台に立っているときは、とても楽そうに見える。
ポローニアス役者はたぶん座長…芝居のタイミングを計り、美味しいとこは持っていき、
しかし脇を固める重鎮でもある。でも舞台化粧は年々(?)雑になっていく…。
何年も白粉を塗りたくっていて、もうそれが地の色になってしまっている風。
墓堀人やローゼンクランツなど何役もこなせる役者は、とても器用。
ただし一座をまとめあげるだけの力量はなく、使い勝手が良いだけで一生を終わる、
どこの芝居一座にも一人は居るタイプかもしれない。
レアティーズ役者は一座の中では一番若く、まだ駈け出し…といったところ。
役者の修行中でもあるので、一番思い荷車を引っ張らされてたり、早替わりが多く
大道具小道具の扱いも勉強していたりする。
オフィーリア役者は楽器を担当していたりもする。女形であることに誇りは持っているが、
何しろこの旅一座の看板役者は美しく凛とした女優である。主役が演じられないことへの
ある程度の葛藤と、あきらめと、その女優への賞賛と尊敬とが綯い交ぜになって、少し屈折してもいる。
ハムレットを演じる女優は、結構コメディアンでもある。本当は喜劇をやりたかったのかもしれない。
ただその風貌がそれをゆるさない…。儚げで繊細そうな反面、ちょっと男っぽい顔立ちなので
こういう役ばかりが多くくることも吝かではない。
無理せず女に見えるオフィーリア役者に嫉妬心があるようだ。

こうやって見ると、なかなか個性的な面々でありますな〜。


[53] 東京の3回目を観ました。 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/08(Fri) 23:52  
おかあさまのバック転が復活していて嬉しかった・・・。
ハムレットさまの狂気の深さに一緒に溺れてしまいました。
男の方々はたいへんな汗ですが、3人の女優さん(ハさん、ホさん、オさん)はお顔に汗をかいていません。
美しい・・・


[54] ホレイショーからホレイショーへ 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/08(Fri) 23:58  
>うみせさん
神戸で私が一番、最初に感じたものです。
それでは、書かないでうみせさんのご報告を待ちます。


[55] 死に憧れる人たち 投稿者:うみせ 投稿日:2002/11/09(Sat) 01:08  
生きてとどまるか…消えてなくなるか。
ハムさまがこの有名なせりふを言っているときの、まわりの旅役者さんたちの表情に、遅れ馳せながら先日やっと気づきました。
皆さん、立って、虚空を見つめています…同じ方向を。
それぞれが心の中でこの台詞を反芻し、想いをはせているのでしょうか?
飛ばす想いは人、役者それぞれ…そして自分の納得のいくあたりで、静かに、順に座っていきます。
永劫に演じられるさだめの『ハムレット』。
地獄にも天国にも行けず、旅を続ける役者たち。
ここだけではなく、ハムレットが父王の亡霊と出会い、ホレイショーに口止めしたあと、おのれのさだめを嘆く場面 でも、
地獄を想いながら、なぜか嬉しそう…というか、憧れているように見えます。
この一座の役者たちは、地獄の業火に焼かれても、早くこの演じ続ける苦悩という夢から醒めたいのかもしれません。


[56] あらあらそんな… 投稿者:うみせ 投稿日:2002/11/09(Sat) 01:12  
>それでは、書かないでうみせさんのご報告を待ちます。
え〜?!けーてぃーさん、書いてよー!(笑)
そろそろ私は「唇には指で封印を…!」って言われそう…。
いい気になって喋りすぎてます…。
よろしく〜。


[57] Re[52]: 旅役者のみなさま 投稿者: 投稿日:2002/11/09(Sat) 07:52  
> 今日は旅役者さんたちの人物像を…。
いやぁ、面白かったです。。。
するどい、役者評ですね(^^ゞ
> 一座をまとめあげるだけの力量はなく、使い勝手が良いだけで一生を終わる
おもわず、笑ってしまって、やがてかなしい、、、(笑

 


[58] それではわたしが・・・と 投稿者:しゅくこ 投稿日:2002/11/09(Sat) 08:20  
突然しゃしゃり出て・・私見を少し・・
ホレイショーが冒頭、読んでいる謎の本・・
ボローニアスの手中の祈祷書となったり、ハムレットからのプレゼントととしてオフィーリアの手の中へ、そしてハムレットの手とオフィーリアの胸元をいったりきたり・・狂気のハムも読みふけり、ページはびりびりに破かれて、拾い集められ花となり、オフィーリアの墓をかざる花となり、オフィーリアの命にもなる。そして、ハムの死ののちは、また・・
ホレーショの元へ・・ひとびとをめぐる謎の本。
あれは、ハムレットの思い、愛、真実・・つまり、「ハムレットの心」と思いました。「お前はきれいか?」とオフィーリアを映す鏡にもなり、目の前で引き裂いてみせる。またかき集めてはしっかりもとの手の中へ、いらだつようにクローディアスがオフィーリアからとりあげようとしても守り抜くオフィーリア。新たな本をオフィーリアに優しく手渡すハムレットに
オフィーリアへの愛の真実がみえる・・
お墓の中のオフィーリアに替わって葬られる本は命、ハムレットに
翻弄され死んだオフィーリアの命とも見えました。
とても象徴的な祈祷書は、命そのもの(人間)として扱われていましたね。
わたしは、ひとびとの手の中をめぐる「ハムレットの心」と思いました。


[59] 2日め 投稿者:有子 投稿日:2002/11/09(Sat) 08:30  
あー、神戸に行かなかったのが悔やまれます(:_;)
my初日は、あーYanさん、Yanさん、ハムレットさま〜(目がハート)で終わり、2回めの昨日は、芝居のすぱらしさ、ハムレットの深い狂気・哀しみ・寂寥さ・命に心奪われ、尼寺へ行けーー! 愛していたーーー。の声がこだまし、曲がぐるぐる回り続け、9時に就寝(^_^;

今日は新宿へ講義に向かわねばならぬけれど・・・・
足はきっと池袋へ向き・・・
誰か止めて〜
でも無駄・・・かも(^_^;


[60] ハムレットの本 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/09(Sat) 09:09  
私はずばり「ハムレット」の脚本だと(笑)。
この『ハムレット』の中では、すべての人は死んでいくんだけど、ホレイショーだけは死ぬ ことをハムレットによって封じられてしまうんですね。
そのホレイショーが伝えるもの・・・それがこの「ハムレット」という不滅の書という訳。
じゃあ、ホレイショーは誰?
それはシェークスピアであるかも知れないし、シェークスピアに魅せられた役者たちの魂であるかも知れないし、『ハムレット』を観たい観客であるかも知れない。
じゃあ、ハムレットは誰?
ハムレットがこの「ハムレット」の中で語っていること・・・
人生は演じることだということ。
私たちは自分の人生を演じているにすすぎない。
それは自分自身が生まれる前から、そして消滅してしまった後も永遠にくりかえされる魂のいとなみ。
その真実を伝えるべく残されたのが、この「ハムレット」という本。
歴史の中で語りつづけるホレイショーは、この「ハムレット」の書のとびらをあけるたびに、新しい人生を生きていくのだろうという気がしました。
これに気がついたのは、実は↓の悠さんが神戸の初日の感想を私のページに書いてくださったからなんです。
ホレイショーが最初、棒読みで読み始めて、だんだん感情をのせて・・というという内容だったんですが、さすが、初日は、これから現れるハムレット様に心を奪われていましたもんで(私って、なんて可愛いファン!笑)、そこに気がつきませんでした。
2日目にあらためて、これはホレイショーがこの本を読む物語なのか?と思ったら、その本のゆくへに強烈に引き寄せられてしまったんです。

本だから、どんなふうに演じられてもいいんだな〜と思ってしまったので・・二人芝居・ハムレット・・・観たいぞ〜。


[61] 今夜かみ砕いてみます〜 投稿者:有子 投稿日:2002/11/09(Sat) 09:26  
あの本、私も脚本と思いました。
でもけーてぃーさんのように深くまで考える途中というかそんな感じですけど。
でも昨日、その本はしゅくこさんのおっしゃったような考えを聞き、今日ゆっくり自分の中でかみ砕いてみよう、と
足は池袋に向き・・・(笑)

[62] やっぱり、これも2重構造・・ 投稿者:しゅくこ 投稿日:2002/11/09(Sat) 11:47  
役者として物語を語りはじめるホレイショーの手中の「ハムレット」脚本と・・
王子の忠実なる友ホレイショーが生き残って語り伝える「ハムレット」の真実(心)は・・

やっぱり、これもこの舞台と同様2重構造ではないかえ?

物語を語る脚本。そして物語の中でなにかを象徴している本。
うーーん。おもしろい。いろんな風に考えられるね。


[63] 脚本 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/09(Sat) 22:42  
あの脚本は、歴史の中に、不滅に生き続けるシェークスピアの芸術性でもありますね。
時代がめぐってどんな役者が演じても、色あせることのない脚本。
この脚本を重要な役割を与えたのは、シェークスピアへの賛辞とも思えます。
そして、もうひとつ面白いのは、やはり舘形さんのムーブメント。
テキストにある言葉の意味をを一度、解体して、ムーヴとして再び作りなおしているように思えます。
当て振り・・・と言ったら、少し意味あいが違いますが、たとえば手話もように、言葉をムーブメントとして見せることにより、言霊をよびだしているように私には感じられます。
具体的に言うと、たとえば、「世界の関節がはずれてしまった」と言う言葉につれて、地霊たちが実際に関節がはずれて分離する様、個人では肩の関節がはずれた様を見せていまあす。
言葉に従ってまるで違う役割の人が、それを連想させる動きをするのです。
最初の方でホレイショーが「にわとが鳴いた時、ギクリとした・・・」という言葉を言いますが、その時、全員でかばんのふたをしめ、まさに観客をギクっとさせます。
耳で聴こえるセリフと目で見える動きが、違う位相ながら接点も持ち、新しい言葉の意味=言葉の独立化=言霊化がされているように思います。


[64] 誓いの言葉は、ナシね 投稿者:うみせ 投稿日:2002/11/10(Sun) 02:16  
だってイヤでも喋ってしまうんだもの〜!!
ああ…全然堅くないこのお口…。いっそハムさまのお口でふさいでくれればいい…。
…はいはい、壊れてますともさ。
何しろここまでは皆勤賞…「やっぱり…」って言うなああー!(泣)

さて、コワレてるのなんてみんな同じだし、まずは今日のご報告ね。
マチネは宝塚OGの貴月あゆむさんと、楓 沙樹さん、そしてなぜか2階席に小田島雄志先生(なんで2階席?)。
ソワレでは野村萬斎さんも!

さて、あの本ですが実は私も最初は「ハムレットの心」=「語り伝えたい真実」だと思っていました。
でも反芻しながら観ていくうちに、「登場人物たちのの手を渡って書きこまれていくハムレットの物語」
だと思ったわけです。そう!つまりは「脚本」。

で、その在処がまた、面白いと思ったんですよ。
ホレイショーの手にあるときは「此岸」(この世)他の登場人物の手をめぐっているとき、その時間枠は
「彼岸」(あの世)になっているのではないでしょうか。
この世とあの世…つまり此岸と彼岸は、神戸での初見から、この『Hamlet』という作品の中で、
大きなキーワードとして感じていました。
顕著なのは、ハムレットの死の瞬間です。
あのシーンには此岸と彼岸、二つの時間枠がリンクする瞬間だと強く感じてしまいます。
ホレイショーが本を開くたびに、あの一座は生きることも死ぬこともしていない(できない)時空間から、甦るのかも。

最初に笹部さんのコンセプトを読んだ時には、それほど大きく感じられなかったホレイショーの存在意義が、
実は原作よりも濃く書かれていることに、ホレイショー大好きの私としては、個人的に嬉しかったり
するんですけどね…まあ、そんなことは、どうでもいっか(^^;)。

ちなみにホレイショーという名前は、ラテン語で「祈り」を意味しています。
彼は「真実のハムレット」を語り伝えて供養しながら歩く、永遠の巡礼者なのかもしれません…。



[65] あの親子 投稿者:うみせ 投稿日:2002/11/10(Sun) 02:17  
もひとつ。
ポローニアスパパが、ここ2、3日(笑)けっこう親ばかになってきたようです。
神戸では、政略のために、おのれの私利私欲のために、娘オフィーリアを切り札の一つとして使ってるふうであったのが
(私は原作でもそう解釈していた)、東京にきてからいろんなシーンで「娘可愛いや」ゆえの行動を観ることができて、
ポロさん(←誰よ?^^;)の人と為りが深まった気がします。
こうしてみていると、どうやら私が<52>で書いた、「旅役者に戻ったとき」も親子かもしれません
それにしてもよく歌う親子だわ…この父にしてこの娘…(笑)。
それにしても植本<じゅんじゅん>オフィーリアには毎回、どのシーンでも泣かされております。


[66] 昨日昼の部観劇・感激・観劇・・・ 投稿者:有子 投稿日:2002/11/10(Sun) 10:58  
この半年をパーにしても、足が池袋に向かって良かった。
9日はダメだーー、と思った時にチケット売りに出したらすぐに引き取り手が現れ、、当日券で観ましたとも(笑)
2通路1番前の補助席がゲットでき、あーもー、コウタロウさんの○×○が飛んでくるかも・・・と思いましたさー(^_^;
以前、勧進帳(歌舞伎)を花道脇、ちょうど七三のあたりで観劇してた時、目の前に立つ団十郎さんの迫真の演技・・・。
飛んでくる○×○、、、下を向いていた日のことを思い出しました。(^_^;

で、墓掘りさんに「だ〜れだ〜」と見つめられ、、、思わずハムレットさまに視線を飛ばし・・・(^_^;(^_^;(^_^;

あー、まともな劇評はうみせさんやけーてぃーさんやしゅくこさんやみなさんにお任せしまーす(*^^*)

私は尼寺に行きたいかも。


[67] 5日間の「永遠」 投稿者:うみせ 投稿日:2002/11/11(Mon) 01:51  
ネタバレじゃなくて、またまた壊れたファンレターモードになってしまう私を許してね。

よく、ヤンさんは『Female』シリーズを始め、一つの作品が「明日から、なくなってしまう」
という言い方をされていますが、今回の『Hamlet』では、なぜか見ている私(たち…デショ?)も
それを強く感じていると思います。
今日のラストシーン…ホレイショーが祈りのうちに本を閉じ、旅一座たちが彼岸へと帰っていったとき
私は涙が止まりませんでした…。
「役者とは摩訶不思議なものだ…」という独白をはじめ「生きてとどまるか、消えてなくなるか」
で始まる有名な台詞、その時の役者たちの表情…そういったものが、今、自分の目の前で喋っている
役者さんたちそのものの人生に見えたから。
本当にあったと伝えられるデンマーク王子「ハムレット」の人生と、それを何百年にも渡って
演じてきた幾多の俳優さんたち…。
W.シェイクスピアの書いた物語世界と、その登場人物たち…。
すべてが、あの舞台の上に見えた気がしました。

確かに今回の『ハムレット』は2重構造だし、ある意味イビツだし、原作を読んでいないと
最後のシーンなんか「???」だろうし、本当の「ハムレット」好きには喜ばれるようなものでは
ないかもしれません。
でも、これも確かに『ハムレット』であり、すばらしいことにこの作品を通して、ヤンさんのいる
「舞台に関わる者たちの世界」に、私たちは入ることができたと思うのです。
こんな経験は、始めてです。
『検察側…』のローマインにも、別れの寂しさを感じたけれど『Hamlet』はそれとはまったく違う。
ヤンさんのもう一つの魂が創り出した「ハムレット」とのお別れのような気がしたんですよ。
「今でなければ、もう会えない」…作り出すものにはつねに無常がついてくるけれど
今回はその寂しさが一入です。

っつーことで、今日は千秋楽おめでとうモード!…ではあるんだけれど、心の中に、いつ癒されるか
わからない寂しさを抱えて、夢の中でもう1回ヤン・ハムさまに「さようなら」を言おうと思います。
明日起きたら、目が腫れていそう…んじゃ、おやすみなんしょ。


[68] ハムレット 投稿者:しゅくこ 投稿日:2002/11/11(Mon) 09:20  
オフィーリアもそうだけれど、今回は他の男性がやる、やってきた
ハムレットではダメなのよね。宝塚はいかに男、本当のかっこいい男に近づけるかが勝負みたいなところがあったけれど、
今回はそうじゃなくて、女がやって、男がやるのではないなにかが
もとめられてたと思うのよね。リアルさでいえば、男がやるほうが
肉体的には絶対リアルで太刀打ちできないけど、
女がやったほうがよりくっきり表現できるものがある。繊細な心の
動きとか、脂ぎってない純な慟哭、叫び、さわやかな身のこなし、
シャープな台詞回し。それによってハムレットの人となりが効果的に伝わった。
オフィーリアも女がやるよりオフィーリアの真髄が彼女の人となりが客席に
ストレートに伝わったとおもう。
こころの動きはリアルでも姿は少し嘘がある。その嘘がいい。
そこが、芝居一座がやる設定にぴったりで、今回の成功に
つながったな・・と思った。

マクベス夫人もいいけど「オセロ」のデズデモーナはどうでしょう?ヤンさん。


[69] 銀河は流れた。。。。 投稿者:駄ねこ 投稿日:2002/11/11(Mon) 17:25  
私はやっぱりカーテンコールの最後までいたかったから、朝帰りを覚悟で寝台特急銀河で大阪に帰ってきました。
ああ...終わったなあ..とおおげさに嘆きすぎたら、きらめく銀河たちがあきれ果 ててとまどってはいけない...と思って、偶然一緒の車輌に居合わせたヤンさんファンの知りあいの方と「よかったね。ほんとによかったね!」と感動を語りながら(近所の寝台席に迷惑をかけながら...とも言う)(^^;)深夜の夜汽車に揺られました。
車輌は暖かく、「風が身にしみるな」ってなこともなく、1時の鐘が鳴るまでにあの感動的な曲があたまの中に流れ、いつかまどろんでしまいましたが...。
(いつも気になっていたこと...ホレイショーさんって、毎晩深夜の見張りで寝不足になってはれへんのやろか...でした。)


おそれ多いけど、なんか今回のヤンさんハムレットは、ヤンさんの役作りのご努力が自分たちの身にも乗り移ったようで、千秋楽が終わったときの「成し遂げた」みたいな満足感が今ひしひしと感じる気がします。

この偉大なすばらしさの数々。
何ともいい表せない感動の慟哭..
ありのままを後の世の人に伝えよう!って気分です。
...って終わってどうする(^^;
(今仕事中だからとりあえず...あとは沈黙)


[70] 友よ〜 投稿者:ゆうやけ 投稿日:2002/11/12(Tue) 10:49  
>ホレイショーさんって、毎晩深夜の見張りで寝不足になってはれへんのやろか

ほんとうに!
寝不足の上にただ一人残ってハムレットの真実を伝えなければならず・・
たいへんだ〜〜!
にもかかわらずホレイショーロムさん、素晴らしかったですね!
神戸公演では私のミーハーなお目目があまりにもハムレットさまにすっ飛んでいったため(ごめんなさい〜^^;)ハムレット⇔ホレイショー
の関係が希薄にも見えたのですが、サンシャインではこの二人の魂の結びつきがものすごく深く陰影がでていたように思いました。
数え切れないほどの心理状態を内包しているといわれるハムレット
の狂気、孤独、葛藤がより鮮やかだと思ったのも、ホレイショー
の冷静な目が絶えずあったことにもよると感じました。
隅々まで磨かれた舞台人としての透明感、潔さ・・お二人の見事なOG振りにあらためて宝塚ってすごいぞ!とうれしくなりました。

ホレイショーの手から離れたハムレットの脚本はまるで『愛と死のロンド』を奏でるように役者の手から手へ・・そして最後にまたホレイショーに戻り永遠に語られていく。
ハムレット、オフィーリア、クローディアスetc.には役者の魂が宿っているなら
このホレイショーは舞台に関る無数の演劇人の魂の集合体なのかもしれませんね。

[71] 舞台の神様〜 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2002/11/12(Tue) 12:52  
>このホレイショーは舞台に関る無数の演劇人の魂の集合体なのかもしれませんね。

私もそう思いました。
どなたかが言ってらっしゃったかもしれませんが(みなさんのご意見「わー!すごい、いいご感想!」って思いつつよくかみ砕く能力が不足しているヤツなんで...(^^;))ハムレット役者たちの魂がホレイショーを永遠に演じさせ続ける...って感じで、正にホレイショーは舞台の神様に演じることを命じられたというヤンさんかも。
ヤンさんはハムレットたちの魂により、演じ続けさせられる。
ってことは、つまりヤンさんハムレットは当然再演しなければならない運命にある。フッフ...(*^^*)
(かなり希望的解釈)

大楽は、私は劇の内容に泣かされたことよりも、「ヤンさん、やった!!」という感動と、このすばらしい舞台の客席にいることができた」という喜びに涙がでました。
もう、ヤンさんの舞台に引きつけられ、逃れられない運命の糸は益々強くなって、逮捕された罪人のような気分です。
人生はまた一層狂気を帯びてくる。
だがなるようになれだ。(*^^*)


[72] 待合せ 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/12(Tue) 17:00  
ハムレット殿下がホレイショーとの城壁での待合せ時間は、「11時と12時の間・・・」。
そんな〜入り待ちじゃああるまいし・・・・。
かわいそうなホレイショー・・・と思った私。
私にとってもホレイショーは、『ハムレット』という永遠不滅の生涯(=ひとりの人間の一生)の証言者、立会い人です。
『あかねに燃ゆる君』の声の大きな坊さんにも通じるかも・・・。
 


[73] 1000本! 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2002/11/12(Tue) 23:53  
>そんな〜入り待ちじゃああるまいし・・・・
あっははっ...大受け(*^O^*)
確かに。
...で、どちらが先に城壁に着いたのか?も気になるところだけど、酒場の女の子でストールの下に男物のシャツとベストを着込んでた方が早く着いたように思います。(*^^*)

ハムレットヤンさん、どこもかも「きゃぁー!」だったけど、特に参ったところ...
オフィーリアに手をさしのべて、または手を開いて、呼ぶときのニヒルな笑顔。
そして抱きしめて首を絞めたり、力を込めたりするときの狂気の顔。
オフィーリアの祈祷書を破った後、嘆き悲しむオフィーリアの後ろから祈祷書を差し出すときのつらく切なそうな表情。
「尼寺へいってしまえ!」と叫ぶ声。
「♪残酷な諸行も難なくやってみせられる」の歌詞の所の歌
ポローニアスを殺したあと王に責められて掴まれたポニーテールを「セットが乱れたじゃないか」みたいな顔で睨んでポニーテールを直すところ。
そのあとふてくされたように口で風を送り前髪を揺らせるところ。
他にも思い出せばいっぱい出てくる...。
ああ...なんかやっぱり全部だわ。(*^^*)
でもマロンさん達もお気に入りの最後の「イッポン!」には私もやられた!
全部で1000本ぐらいは参りましたね。
刺され傷から入るヤンさんハムレットの毒の快感に「もうだめだ...」と今日もまだもだえてました。
やっぱりわたしらは○ゾ...とっとっと...(^^;)
夜も更けたので、さらば、さらば...駄ねこの言葉は...忘れてちょうだい。(*^^*)


[74] ちょっと反応… 投稿者:うみせ 投稿日:2002/11/13(Wed) 01:34  
>ハムレット殿下がホレイショーとの城壁での待合せ時間は、「11時と12時の間・・・」。
>そんな〜入り待ちじゃああるまいし・・・・。

わはははははは(^0^)/
けーてぃーさま!ツボにはまっちゃったわ!
でも入り待ちじゃないのよね。(アタリマエだー!)
「見張りに立つ」のよ。
…でも一応王子さまなんだから、見張り番なんかしないでくださいよー(笑)
原作のここでは、ホレイショーの他にマーセラス君と、バナードー君という
ハムさまの友人兼見張り役がいます。
本当はこの3人をどうするんだろうと思っていたら…そう来ましたか!岡本さん。
本当に「ハムレット」の中の『Hamlet』が抽出されてんですよね〜

[75] Re[73]: 1000本! 投稿者:有子 投稿日:2002/11/14(Thu) 10:35  

> ハムレットヤンさん、どこもかも「きゃぁー!」だったけど、特に参ったところ...

はいはいはいはい!!!
ツボは一緒なのね(*^^*)

[76] Re[72]: 待合せ 投稿者:おこじょ 投稿日:2002/11/14(Thu) 18:35  
> ハムレット殿下がホレイショーとの城壁での待合せ時間は、「11時と12時の間・・・」。
> そんな〜入り待ちじゃああるまいし・・・・。

ははは、私もそう思った、思ったよ〜〜(爆)
・・・すみません、笑いにだけ出てきて(^^;

[77] 入り待ち 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/14(Thu) 19:40  
11時と12時の間に入り(笑)があるなら、殿下がたとえ11時59分59秒に入られ(どこへだ?)ようとも、10時30分にはスタンバイせねば・・・。
でも殿下は、パブのバイトに行っていられるから、正確な入り(じゃないって!)は、お客の盛り上り次第なのよね〜。


[78] ツボ つぼ 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/14(Thu) 22:13  
パブのおねえさんが、やっぱり好き!(笑)
おねえさんにオフィーリアのマーガレット付き、金髪を貸してあげたかった。
ゴンザゴー王が、中庭でおねんねする時、王妃さがおふとんを敷いてあげているみたいで、それを見て大喜びするところがとっても可愛い!
それと、やっぱり都の役者一座をむかえる時のミーハーぶり。役者の前でお芝居をやってしまう素人ぶりも、大好き!
お芝居を観ている時の、幸せそうなご様子。
やっぱり、モデルは私たちファンかしら?

真面目なところでは、2部の始まる前に、入念にお衣装をチェックしているところ。
特に王冠の角度をよく確認しながら、紗布の後ろに置かれているご様子が好き!

そして、何より、クローディアスを殺そうとして思い留まるくだり。
ハムレットの高潔とクローディアスの俗が逆転する瞬間が、ゾクゾクする程、好き!です。
(洒落にあらず・・・)


[79] Re[77]: 入り待ち 投稿者:おこじょ 投稿日:2002/11/14(Thu) 22:26  
> 11時と12時の間に入り(笑)があるなら、殿下がたとえ11時59分59秒に入られ(どこへだ?)ようとも、10時30分にはスタンバイせねば・・・。

そうだわね(笑)
それに殿下は、変装(女装)していていきなり入ったりするから
かすらない様に、目を皿の様にしていなければ!!

因みに、あの酒場の女から殿下への変身(脱ぐだけだけど)は、私のツボです。


[80] 鷹と蛸 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2002/11/14(Thu) 23:26  
そうそう、パブのおねえさんもツボでしたね。
ホレーショーに雄々しく出待ち(*^^*)の時間を告げて、楽屋へ戻ったと思いきや、乱れた長髪を掻き上げる手つきもかわいいお姉さんが...っちゅうのが、ヒューー!でした。
2部のお芝居の所、じゅんじゅんさん扮する王妃様とのデュエットダンスのときに小さな冠が落ちかけて、楽屋にめがけて素早く投げたことが2.3回...あれも良かった。(*^^*)
じゅんじゅんさんと顔を見合わせてマスクをはずして言う「ちっ!」もツボだったし...
ツボだらけで、ほんと、はまった蛸がよく捕れますねえ...(*^^*)

ところで、ヤンさんの男役、やっぱり発声がいい。土台ができてるって感じさせられました。
あと座るとき足開く動作の自然さなんかも男役15年の土台がものを言ってましたね。

でも、私も実は今回見ている間中にヘルマンもダニエルもエリオも全然頭に訪れてこなかったのです。
強いて言えば自分のふがいなさを悩むハムレットにほんの少しBJが頭の中の窓に顔を出した日がありましたけど。
ヤンさんのハムレットさまはハムレット以外の誰でもなかったと感じています。
「あーハムレット様、あなたはどうしてハムレット様なの?」って感じ(作品をごちゃごちゃにしないでくれ!>byシェクスピア)(^^;
宝塚時代の男役とひと味違う男に成長しはったなあ...ってこともツボでした(*^^*)。
鷹と蛸ほどの違い...いや、鷹と鯨の違いかな?
...っちゅうか..うまく言えない(^^;けど、演技も厚化粧の男役じゃない一皮むけた男役っぷりに惚れ直しました。

って、いつもの、鷹と蛸の区別も付かないくらいただのミーハーの私だけど...。

さあ眠気がやってきた...アホに戻らねば...
(いつもアホや!って)(^^;
 

[81] たこ? 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/15(Fri) 00:15  
>駄ねこさま
鷹と蛸?・・・凧じゃないかな〜?
どちらも空を飛ぶし・・・。
私はいつも
「貴子と孝子(ターコさんね)の区別はつく」
(どちらもハムレットさまだから・・)
と、心の中で言っていました。
ハムレット殿下は男役ではなく、男の役でしたね。
宝塚の男役とは一線を画していたと思います。
それだけに、男役さんの持つ独特の色気はあまり感じませんでした。
むしろそれはロムさんの担当かな?と思いました。
そのかわり、どんなに女性的な見かけでも、男性しか感じない・・というのは面白いな〜と思いました。
YANさんとジュンさんの場面では、観客の誰もがなんの疑いもなく、YANさん=男性、ジュンちゃん=女性と感じていましたよね。

[82] Re[52]: 旅役者のみなさま 投稿者:bee 投稿日:2002/11/15(Fri) 11:53  

>
> 今日は旅役者さんたちの人物像を…。
>
> こうやって見ると、なかなか個性的な面々でありますな〜。
>
ストリートプレイ・ハムレット、すっごくおもしろかったです!
「『ストリートプレイ』ってみんなあんななのか?!」役者さん達の個性と、脚本と、演出と…!! もうどれも面白くて、何がこんなに衝撃的なのかもわからーん(>_<)………てな具合に、もうぐらぐらさせられました。
特に印象的だった場面は、亡霊が出てくるところ!3人+ハムレットが…え?入れ替わった?…え?ヤンさんまで亡霊やっちゃうの?!……っておもってる内に、亡霊の不思議な感覚に呑まれていました。すごい!!それにあの入れ替わり(?)の身のこなし!ツボです。役者さんたちが舞台の上にずっといて化粧とかしてるのや、声や息まですごく生かしてるのも、初めて体験しました。しかも、それが全然邪魔じゃなくて、自然にさえ思えて、不思議でした..。

ココに来てみたら、皆さんのコメントがたのしくて、また楽しませてもらえました☆人物評、とってもおもしろかったです。

放映楽しみだけど、やっぱり実際の息遣いは迫力ですよね!

[83] Re[82] 投稿者:bee 投稿日:2002/11/15(Fri) 13:53  
[82]のコメント訂正!!
私ったら、「ストリートプレイ」って書いちゃいました!
「ストレートプレイ」なのにー!!
ごめんなさい。あ!しかも2回も書いてるし…(>_<;)

[84] ははは...空飛ぶ蛸はいない? 投稿者:駄ねこ 投稿日:2002/11/15(Fri) 17:13  
ぼけてますなあ...(*^^*)
ずっとハムレット様の「たこ」は私の頭の中で「蛸」に変換していました(^^;
「鷹と蛸..なんてハムレット様ったら、お・ちゃ・め」なんて思って笑ってた私。。。あほやーー。
(言い訳をすると、私の仲間に明石周辺の住民たちがいて、何かにつけて蛸の話題が出ていたりしたもので...(^^;))

凧と蛸の区別が付かない狂気(っちゅうか呆け)も恋するがゆえと心得まする。(勝手に心得とけ!>BYハム様)(^^;

[85] 蛸ツボ 投稿者:らんだむ 投稿日:2002/11/15(Fri) 19:14  
駄ねこお姉ちゃん、安心して。
ここにも「鷹と蛸」と聞こえてた人がいますから。
だって、気が狂ってれば、それくらいヘンなこと言うだろうな、と思ったし〜。
ヤンさんがいっぱいツボ用意して待ってるから、私たち、そこに入りまくる蛸と化してたし〜(^_^;)

[86] 凧なのね〜〜 投稿者:マロン 投稿日:2002/11/15(Fri) 19:49  
駄ねこ姉ちゃん、私もしっかり蛸さんを思い浮かべてました^^;
ハムさまジョークがお好きね〜と・・。
考えてみたらおかしいですね。
ほんと、ほんと。けーてぃーさんのおっしゃる通り凧ですよね。
ついでに、ツボにはまったところも同じ!です。
ニヒルな笑顔も、狂気の顔も、せつない表情も、前髪ぷーぷーされるところも・・・好きでした。

[87] たこつぼ 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/16(Sat) 01:09  
だって、北北西の風が吹いている時だけ、気が変になるとおっしゃっていらっしゃいましたよ?
南風の時はまともだと・・・。
私は凧に乗って南風に吹かれて上がっていく殿下を想像していた・・・。
(ちょっと可愛いかな〜って・・・。)


[88] どっちでもいいんだけど‥‥‥ 投稿者:なずな 投稿日:2002/11/16(Sat) 22:03  
私は「タカ」と「タコ」だと思ってた‥‥‥←そのまんまヤン(笑)
空飛ぶつながりなら「凧」よね
動物つながりなら「蛸」よね
足に出来る「たこ」もあるよ〜〜
あっ、ペンだこもある‥‥
たこさんある‥‥‥


[89] 耳に蛸... 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2002/11/16(Sat) 23:58  
しつこく「タコ」について話したら、耳にタコができるかな?(*^^*)
でもひとこと。

>なずなさん
いくらなんでも足にできるタコだったら、わざわざ墓から出てきた亡霊のハムレットに言われなくても、キチガイでも区別 はつきますって。(*^^*)

でも私と同じく「蛸」と変換していてた方が多くてホッ。
みんなおでんが好きなのね。(*^^*)


[90] どっちでもいい・・・確かに。 投稿者:しゅくこ 投稿日:2002/11/18(Mon) 21:30  
>なずなさん

>私は「タカ」と「タコ」だと思ってた‥‥‥←そのまんまヤン
わたしも漢字なんて思い浮かばなかった。
単語の洪水で、意味なくきいてたけど・・
「タカ」と「タコ」は「タカコ」つながりかと・・・???

[91] Re[90]: どっちでもいい・・・確かに。 投稿者:なずな 投稿日:2002/11/18(Mon) 22:29  
>>「タカ」と「タコ」は「タカコ」つながりかと・・・???

ほんとだ!「タカ」と「タコ」で「タカコ」さん*^^*
そうだっタカ〜(笑)←んなわけないでしょ!by松岡和子さん

スカパーでの放送もせまってきて、わくわくドキドキしますね。

随分なカメレスですが、
ハムレットに宝塚時代の男役がだぶったか否か‥‥‥

私は全然だぶらなかった‥‥‥‥
ハムレットさまにしか見えなかった‥‥‥
「半神」の先生の時もだったけど、
ヤンさんが宝塚を退団されてからの7年間があればこそ、の男役「ハムレット」だと、思いました。

気品と哀愁、キラメキと華やかさ、残酷と無邪気
ヤンさんにしか出来ないハムレットだったなあ〜〜〜と、今だに私は夢の中‥‥‥ポワワア〜〜〜〜〜〜ン



[92] 蛸つぼ〜 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/20(Wed) 22:37  
松岡さんの講座に出席している友人に教えてもらったのですが、松岡さんは「蛸」のおつもりで訳を入れられたそうです。
ちょっとショック。
私の眼に浮かんだ、凧に乗った殿下は幻だったようです。
それでは、蛸つぼにはまった殿下だな・・・。

でも、おかげでちょっとお勉強しちゃいました。
ヒッチコックの映画『北北西に進路をとれ』は、このハムレットのセリフからタイトルをつけたんだそうです。
そして、この風向きは鷹狩りに関係あるのだそうです。


[93] 発音が同じで迷っタコとでしたね。 投稿者:駄ねこ 投稿日:2002/11/20(Wed) 23:24  
えっーー!「蛸」だったんですか。
松岡さんの訳の感性って、お茶目ですねえ(*^^*)
ハムレット殿下役の女優さんはどっちのつもりでおっしゃっていたのか、お茶会で質問してみたい。
どなたか質問して...(と振る。)(^^;

でもデンマークには蛸がいるのかなあ。
いたとしても、欧米では蛸は食べないのではなかったのでは?
食卓には出なかったと思うから、ハムレット殿下は「鷹とくりゃ蛸」と言う発想がすぐに出なかったようにも思いますが...。
「海を渡ったことがあるんだから蛸ぐらい知ってるっちゅうの!」by殿下(^^;

とにかくツボがたくさんあったことだし、はまったたくさんの蛸たちも、「殿下に見分けを付けてもらった」と喜んでおります。
けーてぃーさん、調べていただいてありがとうございました。

ほんとに日本語で紛らわしいのは、言葉、言葉、言葉だ♪



[94] ‥‥‥‥‥タコ‥‥‥ 投稿者:なずな 投稿日:2002/11/21(Thu) 17:45  
えっーー!「蛸」だったんですか。←コピペするな!by駄(笑)
今度からタコヤキ食べる時は、鷹と区別しながら食べなきゃ‥‥‥

だからクローディアスさんの頭はタコみたいだったのかなあ?
ハムレット陛下が鷹で、クローディアスは蛸
けど、テントの絵は蛇だったし‥‥

北北西の風とハムレットさまがおっしゃった時、そんな映画があったよね〜なんて思ったのでした。
そっかあ、ハムレットからとったタイトルだったんですね。

>ハムレット殿下役の女優さんはどっちのつもりでおっしゃっていたのか、お茶会で質問してみたい。
>私の眼に浮かんだ、凧に乗った殿下は幻だったようです。
うっすらした記憶の中のハムレットさまは、
「タカとタコ」とおっしゃる時、なんか空を見ておられるような気がしたんですが‥‥
いや、単なる気のせいでしょう‥‥‥^^;
お茶会でそんな質問をする勇気はございませんので、‥‥‥コソコソコソ‥‥‥


[95] あのう・・口挟むね・・ 投稿者:しゅくこ 投稿日:2002/11/21(Thu) 19:18  
あの、松岡さんの訳された原作日本語訳の脚注にもかいてあるんですが・・これは・・蛸でも凧でもないんですよ。むしろ・・やっぱり
「タコ」であります。シャイクスピアの
原文は「Hawk(鷹)とHandsaw(手のこぎり)の区別はつく」で、
まったく、凧でも蛸でもなくて、「手のこぎり」らしい。
ハムレットはギルデンスターンとローゼンクランツを煙に巻く為、自分が正気か狂気かわからないようにするため、ごろあわせに
HではじまるHAWKとHANDSAWを並べて、
「まったく違うものだということはわかるよ。」と言ってるらしい。
でも日本語の台詞では「鷹」と「手のこぎり」じゃ
まったく、ごろあわせにならないから、松岡さんは原文から離れて
「タカ」と「タコ」になさったらしい。

松岡さんの頭の中では「蛸」だったんですか?
でも、「南風になれば」なんていうとやっぱり、「凧」が目に浮かびますよね。
でも、語呂合わせが目的ならやっぱりどっちでもよくて、「タカ」と「タコ」ですね。
ちなみに
松岡さんの受け売りですが、このHandsawはHernshaw(鷺)だという説もあるんですって。
「鷹と鷺の区別はつく」・・うーーん。これならあまりにまともで、狂気が感じられませんよね。
だから、松岡さんは原文から、離れて言葉遊びに徹しられたそうです。日本語原作にはタカとタコになっています。
やっぱ、タカコつながりじゃない?


[96] タコ一族 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/21(Thu) 23:16  
いや、そんなにこだわっている訳じゃないんですが、いろいろなタコ説を読むのは楽しいかな?と思って・・・。
それにどうも最初に、凧に乗ってお空を楽しそうに飛んでいる殿下の姿を、思い浮かべてしまったもので・・。(もちろんホレイショーが地上で糸ひきよ。)
私って、言葉を聴いた途端に映像に転換してしまう体質なんですよね。
だから、今は蛸つぼの中から頭を出している殿下のお姿が・・・・。(笑)
凧だと思い込んでいたから、公演が終わって松岡さんの戯曲を読んでいても、手びき=凧の糸と、どんどん都合のいい方へ解釈していってしまったんですね。
そうか、手びきの「ひき」は、あやつるの「ひき」じゃなくて、のこぎりの「ひき」だったんですね。
(ちくま文庫版には、のこぎりは書いてなかった・・・)
ハムレット殿下の人を煙にまくお話が、現代の私たちも惑わしているということですよね。

さて
'I am but mad. North by northwest. When the wind is southerly,
I know the difference between aHawk and a Handsaw.'
に戻りますと・・・昨日、ネット・サーフィンで見つけた面白い解釈です。
成城大学教授 大山俊一先生の訳で、鷹と鷺(サギ)のようです。(集英社文庫で絶版)
風が北北西のとき、鳥は南南東に飛ぶ。
従って(鷹狩りをする人はそのゆくへを追って南南東をむくから、)太陽が真向かいになってしまう。
(そのため、ものをしっかり見ることが出来ない。)北北西のときは鷹狩りには向いていない。
南に吹いたときには、私(ハムレット)は正気に戻って狩リができる。
()の中は私がさらに解釈したものです。

さらに昨日、書店で確かめたところによると、新潮文庫も、角川文庫も「鷹」と「鷲」でした。
タカとワシはどちらもワシタカ科で、同じ種類・・・大きさで分けられるのですよね。
同じ音の面白さはないけれど、同じものを言い違えるだけで、理屈を言うよいう点では面 白い訳だと思いました。

また別の説によると北北東というのは、ギルとロズが来た方向で、ふたりに嫌みを言っているというのもありました。

さらにさらに・・・凧はもともとイカという名前で、江戸時代に冗談つながりでタコという名になった・・という説まで見つけました。
そして蛸の意味はもともと蜘の意味だった・・というのも見つけました。
確かに脚が8本・・ですね。
そして、蛸は吸いついたら離れないことから、女性の情欲をあらわしているという説までっ!

そういえば、10月のオクトーバーは蛸のオクトパスから来ているんですよね。
蛸の深いわ〜と、思いながら、カキを食べています。(笑)



[97] 私は一瞬・・ 投稿者:しゅくこ 投稿日:2002/11/22(Fri) 10:44  
「鷹」と「糸のこ」比較をシャイクスピアさんは何故するんだろう?
と思ったとき、一瞬、シェイクスピアの時代には鷹のような
形もしくは鷹の精巧な模様細工の手のこぎりが普及していたんだろうか?と単純に思ってしまいました。

わたしの持ってる古い福田さんの訳では「鷹と鷲」(タカとワシ)になっていました。なして??


[98] そうなんですか! 投稿者:マロン 投稿日:2002/11/22(Fri) 22:54  
さすが!皆さんえらい!
私は単に駄洒落好きな殿下だと思ってました^^;
語呂合わせをして笑いを取るには(なんで取るのかは??不明)
鷹と凧より鷹と蛸のほうが受けるでしょ。
だってあの時殿下はニタリと「おもしろいやろ?」という笑いを
浮かべてらっしゃいませんでした?
それにころっと嵌ってひくひくしてました^^;
糸のこ・・・笑えん・・ですよね。(笑えなくてもいいかも・・)


[99] 安寿ミラ主演「ハムレット」 投稿者:らんだむ 投稿日:2002/11/28(Thu) 00:58  
なんか、いい響きやねえ・・・何度読んでもうっとり(^_^;)
シアターテレビジョン見ましたよ〜〜
ノーカットで嬉しかったです〜〜
カーテンコールとヤンさんの最後のお辞儀(あれが好きだった!)までちゃんと入ってたし、スカパーさんありがと〜〜って感じです。
あらためて、舞台を思い出して、うるうるしています。
当日は見れてなかったまわりの方々の演技も見れたし、
なにより、ヤンさんのドアップの表情、手、足(!)・・・・ああ、今日はもうダメ(^_^;)。
眠る・・・眠って夢でもう一度見ようっと。


[100] んま〜! 投稿者:うみせ@夢から醒めない 投稿日:2002/11/28(Thu) 07:49  
いいにゃ〜>らんだむさん
私も最後のお辞儀、好きだったのよ…そこまで入れてくれるなんて〜。
まあ、演劇専用チャンネルだから、最後まで映さないと加入してる意味もないと思いますが(^^;)。
…やっぱ入ろうかなあ…ぼそっ。



[101] ハムレット様〜。 投稿者:BOO 投稿日:2002/11/28(Thu) 22:18  
私も運よくシアターテレビジョンを受信することができ、昨日は仕事から帰ってから、ずーーと「ハムレット」がテレビで流れていました。
お昼の放送をビデオに録画していて、再生してみたら当初の放送時間で予約録画をした為、途中で切れてて「オー!マイ ガーーー( ̄口 ̄;」
が、「フフン♪CS放送のいいところ♪違う時間に再放送があるーー!!」
という訳で、その再放送の時間までビデオを上映、その後改めて録画しながら放送を観て、もーーサイコーー!!
かっこいいし、面白いし、何度でも観られます。
最後には、いいかげん夜中なのに寝る前にもう一度と思いましたが、さすがにそれはできませんでしたねぇ〜。
でも、時間がゆるすなら朝まで観れます〜!

だいたい、オープニングからしていい!
あの鐘?鈴?の音「チリ〜ン、チリ〜ン」って。
あの音でいっきにあの舞台へ!!
ヤンさんのアップも多いですよね!
ここを映して!って思った所がちゃんと映っていたり。
大満足です。

私は一回しか観れなかったので、思い出すところが多く、皆さんのツボを確認することもできて、またまた納得したり、楽しめる、楽しめる。

今までは宝塚時代のビデオを毎日のように見ていましたが、しばらくは、この「ハムレット」が流れる事でしょう・・・。(#^^#)



[102] チリン チリン 投稿者:けーてぃー 投稿日:2002/11/30(Sat) 19:03  
あのチリン チリンは舞台下手奥にいわれるピアノの宮川さまが、舞台の様子を鋭い目でご覧になりながら、鈴を鳴らしていられました。
その絶妙なタイミング!
感動でございました。



[103] ミュージカル? 投稿者:うみせ 投稿日:2002/12/01(Sun) 02:58  
さて、毎月1日発売のあの雑誌に載るのか、載らないのか…
それが問題だ。(^^;)

すいません…言ってみたかっただけです。




[104] ?ルカジーュミ 投稿者:なずな 投稿日:2002/12/29(Sun) 21:22  
2003年1月1日号
こうしたミュージカル本来の雑誌の色は
おもしろい芝居を創ろうとした者の熱意の色に染まってしまう。
そのために、買うか立ち読むかの大選択も
潮時を得て、財布を取り出してしまうのだ。

明日はミュージカル誌を買うわ