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《期間限定BBS》 2003年10月 モンテ・クリスト伯 〜1/3〜

みなさん、投稿ありがとうございました。
閲覧用として再編集したため改行位置などが意図したのと異なっていると思いますが
どうぞお許し下さい。    有子

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発言ナンバー[1]〜[50]


[1] モンテ・クリスト伯 前夜祭 1 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/09/20(Sat) 10:34  
9月18日、渋谷のライヴ・ハウスO−WESTに『モンテ・クリスト伯 前夜祭』のALEXANDRAライヴに行ってきました。
前売り開始当初は、「もしかしたら役者さんたちの参加もあるかも?」で、途中で「アンコールに出演決定!」・・・それが直前に「演出の都合により役者さんは出演しません」になって、少々、がっかりしていました。
でも「気を散らさず純粋に(笑)ライヴに集中に出来るかな?」と思って、開場の20分程前に、少々環境のアヤシイ会場に着きました。
2階にある入口前の階段にはすでに人の列・・・ぴあ前売りで整理券3番の私が階段を上って行くと、そこにはO−WEST&ローソンの列の早い番号を持って、にぎやかな馴染みのお顔がいっぱい!でした。
6時の会場とともに入場してみると、綺麗で結構広く、心配していたスタンディングではなく、パイプ椅子が並んでいて一安心。
ステージには機材が並び、上手側にはタップ板のかわり(?)の木の台があり、中央には大きなスクリーンがありました。
そこから開演までは約1時間・・・いきなりスクリーンに映し出されたのは、ALEXANDRA HPで公開中の須藤晃さんのインタビュー!
スクリーンにはCD録音中のYANさん、サッちゃん、クリタさん、リリアン姫の姿が!
録音場面が終わると3人のインタビューに飛びます。大きなスクリーンで見るYANさん!
あまり見なれないので、なんだかテレちゃいます。(笑)
もちろん内容はパソコンで見るのとは同じなんでっすけどね〜。
クリタさんの言葉尻を繰り返したり、おヒマなお手手をグリグリしたり、サッちゃんを「ダメダメ」と軽く手でいなしたり、ちょっとおハナを掻いたり・・・YANさんのお・か・し・さ(笑)が、増幅されて、おなかの中で笑いころげておりました。
(かなりアヤシイ人になってしまった・・・)
でも大きい(笑)YANさんは、嬉しい!
これだけでも来た甲斐があったぞ〜と、気分が盛り上りました。
・・・つづく

(すみません、コピペ容量が少なくて、一度に書けないもので)

 


[2] 前夜祭 2 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/09/20(Sat) 14:48  
さて、ライヴはALEXANDRAのトーミ(TOMI-YO)さん、カズ(熊谷和徳)さん、橘(いずみ)さんに加え、音楽プロデューサーの須藤さん、スクラッチジャム(ギター2、ドラムス1)の3人を加え、7人でした。
須藤さん以外の男性は皆、若く(20代?)Tシャツにジーパンというラフなカッコをしていても、そこかとなくおシャレ感があるのが、舞台役者さんとは違うかな〜と、妙な感心。
須藤さんはいかにもな音楽オヤジで(失礼!)、見ていて居心地がいいな〜。
今回は演劇オヤジ(笹部さん)と音楽オヤジのコラボでもある訳ね〜と、納得しました。
紅一点の橘さんは「いつもはラフなのに、キメキメで来てしまって〜」、指摘されたとか・・・おっしゃっていました。
とってもスリムでキュートでした。

カズさんのタップを加えた1曲目。
トーミさんのコンテンポラリーな音に、スクラッチジャム、須藤さんの演奏が厚みを加え、カズさんのタップ音、いずみさんの声という人間の身体からくり出される音が有機的なうねりをたてているようで、神秘的な不思議な空間が生まれてきました。
言葉は日本語で物語にはまったく関連のない内容だったので、これが舞台でどう作用する?と興味深く思いました。
帰宅してCDを聴いてみると、橘さんの歌が前に出てきている印象ですが、ライヴでは橘さんの声も音楽の一部として一体化している感じでした。
歌詞も言葉として聴こえるというより、音(オン)で聴こえてくるので、繰り返される言葉のリズムや特に印象的な言葉が際だって聴こえてくる気がしました。
一方、それとは対照的に、演奏に合わせてノートに書かれ詩を橘さんが朗読していく曲もあり、音楽がさまざまに位 相転換していくのがとても面白かったです。
曲の間には須藤さんと橘さんの%?!E(ノ繊6?ロmモ萼$P>


[3] 前夜祭 3 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/09/20(Sat) 15:06  

(コピペが入りらなかったですね。ごめんなさい。)
曲の間には須藤さんと橘さんのトークもあり、ボソボソ喋られる須藤さん、シャキシャキ話される橘さん。
本当は舞台のお話もたくさんされたかったらしいのえすが、ネタバレになるからと、口ごもり、困ると
須藤さん「で、積荷のほうは?」
橘さん「無事です。私が保証します。」
と意味不明(今はわかりますが)の掛け合いをされました。
今回、役者さんが出演されなくなったのは、栗田さんが
「舞台があくまでバラしたくない」
とおっしゃったからだそうで、「演出というのは、ライヴのではなく舞台のだったのか〜」と納得。
「もう始まっている〜」という気がして、かえってクリタさんの意欲を感じました。
須藤さんが時々、栗田さんの口真似をされるのが、そ〜っくりでした。
YANさんについては橘さんが
「カッコいいですね。」
とおっしゃると須藤さんが
「カッコいいというか・・・ステキだね。」
(その後、輝いているという意味のことをおっしゃっていましたが、言葉を忘れてしまいました。)
と、嬉しいお話でした。


[4] 前夜祭 4 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/09/20(Sat) 16:44  

すみません。出演者がひとり抜けていました。
バック・コーラスで、トーミさんのユニットのボーカルのKYOKOさんという綺麗な方が参加されていました。
さて、曲はCDと同じ内容で(順番は違います)すすいます。
橘さんがエデの役で歌う「EDE'S SONG」もしっとりと素敵な歌でしたが、私がグッときたのが、トーミさんの乾いたソロで始まる「MOON RABHIT」。
どことなく不安定な歌声が、心の中にゆらゆらと響いてきて、不思議な感覚でした。
このALEXANDRAの曲はすべてトーミさんが作られたもので、それに歌詞がいるということで、須藤さんがつくられたのだそうです。
CDのボーナス・トラックになっているお芝居仕立てのものも、もともとトーミさんが劇用に曲を作れていものに、歌ではないものでイメージ・ソングを作ってみようという試みで出来上がったものだそうです。
ですから、あれはあれであくまでも独立したイメージで実際の舞台とは異なったもののようです。
面白いのは「JACOBETTY」の由来で、確か須藤さんの音楽事務所もこの名前だったと思います。
これは須藤さんが子供の頃、初めて触れた英語「JACK & BETTY」が、アメリカ人の先生の発音が「じゃこべってぃ」にしか聴こえなかったから・・・だそうです。
さて、最後に近ずき・・・カズさんが呼んでも出てきません。
「さてはカッコヨク出たいんだな」
と須藤さん。
ラスト曲「GOLD RIVER」(だと思う)で、飛び出してきたカズさん。
橘さんの歌詞では♪ラクダの背中は水タンク
が印象的。
そしてカズさんは両手に砂をたたえ、まるで儀式でおるかもように、台の上に手の間から砂をこぼし、その上からタップを踏む・・・・
と、そのザラザラした音感がまるで心の中に風に吹かれながら回っている細かい哀しみを呼び起こしているようで・・・何か・・・ささったように切なくて苦しい気持ちになり、ちょっと涙しました。

 

[5] 前夜祭 5 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/09/20(Sat) 16:48  
こうして大盛り上りのうちに終わったのですが、鳴りやまぬ拍手にアンコール。
その曲は・・・・わかりませんが、橘さんが読み出した詩は・・・「TOUGH」!
YANさんファンにとって、感動の2乗であったのは間違いないでしょう。
そしてまたまたアンコールの拍手が続き、一旦、引っ込んでいたALEXANDRA以外のメンバーも戻って来て、橘さんが
「やる・・・いたい〜?
でも曲ないから、聴いた曲ね」
と、ノリノリの曲。
会場も総立ちになり、♪ヘイヘイヘイ〜の部分を大合唱。
アドリブ満載のカズさんとギターさんの競演があったり、・・・一番、ノリのよかったのはやはり、年齢層が断トツ高い(笑)YANさんファンのようでした。
カズさんは最後の最後まで、タップ踏みまくりで、すごかったです。

終了後、本当は実家にCDが届いているんですが、早く聴きたくて、会場でまた買ってしまいました。
特典は公演ポスターとヴァージョン違い(YANさんが両手を下ろしている)の十字架なし、文字なしのポスターでした。


[6] Re[5]: 前夜祭 5訂正 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/09/20(Sat) 18:10  
>「やる・・・いたい〜?
・・・
「やる・・・みたい〜?」
です。
どこがいたいのか?・・・って思った方、ごめんなさい。

CDでフェルナンも演じているサッちゃん。
カッコイイ!
メルセデスは綺麗な声でびっくり!
YANさんのエドモンはいたずら坊主みたい。
無邪気な残酷さっていうか、ちょっぴりヤなヤツだな〜。(笑)
「エドモンですか?」
「いや、長崎生まれ・・・」
なんちゃって・・・。


[7] ありがとうございます!! 投稿者:なずな 投稿日:2003/09/20(Sat) 18:59  
けーてぃーさん、ありがとうございます〜〜

CDで最初の一声「あ〜〜〜神様」を聞いた時は、デッキの前で気絶しそうでした。わはは^^;
投獄されるダンテスの叫びには、可哀想〜という気持ちとは裏腹に、虐められてルその声が‥‥!佐渡おけさでんな‥踊りそうでした‥‥わはは


[8] CDのエドモン 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/09/20(Sat) 22:34  
>なずなさん
いきなり神様に恨み言・・・「こんなに祈っているのに・・・」なんて、イバってるな〜
船長さんになって有頂天で、確かにデリカシーのない言い方。人前でキスしちゃうし、19歳のゴ〜マンな若者・・ていう感じが伝わってきました。(笑)
でもそんな彼が14年たって、大人になって行くのね〜と、楽しみです。

こういう声だけの芝居・・・劇的だけどすごく自然で、想像をかきたてられて、好きです。
言葉も明晰で、YANさんにすごく合っていそう。
ラジオのドラマとかも聴いてみたいですね〜。

しかし、なずなさんたら、ワザワザ船のデッキで聴かれたの?と思って(笑)、ビックリ〜(しない・・・って。)
そして佐渡おけさで思い出しましたが、新潟のTVCMには、あの「おまえはいけにえ」の言葉が流れているそうです。


[9] 続・CDのエドモン 投稿者:なずな 投稿日:2003/09/20(Sat) 23:19  
>けーてぃーさま
>人前でキスしちゃうし、
ふふふ‥‥‥
「メルセデス!メルセデス!」
「エドモン!!」
の後のしばし流れる音楽に、想像の翼で遥かかなた上空へ‥‥、鳥になって見下ろすと、カタロニアの草原で抱きあう二人の姿が目に映る‥‥

ほんと、声だけのお芝居もいいですね。

新潟TVCMのお話、「おまえはいけにえ」‥‥ですか?
新潟へは、「わたしはいけねえ」‥‥なあ〜〜^^;


[10] 続ぞく・CDのエドモン 投稿者:駄ねこ 投稿日:2003/09/21(Sun) 00:18  
>「エドモンですか?」
>「いや、長崎生まれ・・・」

>新潟へは、「わたしはいけねえ」

きゃっはっは...(*^0^*)
ご両人、座布団14枚ずつ...

でも鳥になってエドモンとメルセデスのラブシーンをのぞき見する..なんて、エロもんダントツ...
(お二人に挑発されて出てきたけど、ちょっと冴えないなあ..すみません)(^^;)

昨日届いたCD、今聞き終わりました。
ううーー早く見たいよー!!
でもほんと、声だけのお芝居もとてもいいですね。
テレビがなかったラジオ小説の頃にヤンさんの声を聞いていたら、それだけでファンになってはまっていたことでしょう。
(そんな頃生まれてない!>byヤンさん)(^^;)


[11] 忘れてた。 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2003/09/21(Sun) 00:30  
けーてぃーさん、前夜祭のご報告、ありがとうございました。
>「もう始まっている〜」という気がして、
わあいいなあ...その場に居合わせたかった。(カタロニアまでたどり着く歩調が遅くてまだエルシノアでしゃべってるやつ)

関西でもやってほしいなあ...。


[12] 初日公演 投稿者:しゅくこ 投稿日:2003/10/04(Sat) 16:59  
終わったころかしら・・・
休憩入れて3時間だもんね。
ご報告待ってまーーす。


[13] おや? 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/04(Sat) 20:51  
まだ皆様、お帰りじゃないのかな?
すごくハードタッチの男のロマン・・・という感じの舞台でした。
YANさんのモンテはひたすら美しくシャープで、しかもクール。
なのでラストの高まりがスゴイです。
ハムレットには、ある意味、YANさん自身の女性の照り返しがあったけど、モンテにはないですね〜。
ここまでシャープなYANさんも初めてかも?と思いました。複雑な筋を明解にドンドン進めていって、あまり精神面 の葛藤を出さないのが、かえって面白く、17世紀版火サス?のような気もしました。
ノイジーな音楽もタップもとても新しいものなのに、不思議に溶け込んでいて、何か贅肉をすっかり削ぎおとしたようなストイックな空間でした。


[14] 充実した時間だった、 投稿者:ACHI。 投稿日:2003/10/04(Sat) 21:49  
ドラマの緊迫感もさることながら
「劇中劇」とかの枠組みなしでストレートに「モンテ・クリスト伯」を見せていただきましたことが心底満足です。
真っ向勝負の潔さ、ヤンさんであればこそって感じました。
予想に違わず、ヤンさんとコウちゃんの演技の質がとってもフィットしていて
エドモンに息子の命乞いに来るメルセデスとのシーンは
実に実に、感動でした。
それにしても、「男」を演じる男優さん、「女」を演じる女優さんと共演して「男」を演じて違和感が全く無いってとこが素晴らしい。
そして身軽に「青年」と「母」(あ、「娘」もあった)を生き分けるコウちゃんにも感動。

ここのバックもそうだけど、澱んだような赤いドレープの部屋が
デビッド・リンチの「ツィン・ピークス」ちょこっと思い出したけど
でもまさにデュマの世界だ!!!って感じました。

不幸の底で復讐を思っていたときの輝きが
復讐を成し遂げていくうちに生じる悩みや揺れを
もういちど救ったのかしら・・・
許すことを見出した最後に光が射していたように思えたの。

めっずらしぃですね、語っちゃいました、わたし。(相当満足したらしい)

追記・ヒールはいてすっくり立って揺らがずに歩いて欲しい、エデさん。お願い。


[15] ほっ 投稿者:える 投稿日:2003/10/04(Sat) 23:23  
けーてぃーさん、ACHIさん、早々とご報告ありがとうございました。
お二人とも大満足されたご様子に、ほっとしました〜。
まだ観てないのに、お二人の文章から、わたしまで観たように感動してしまいました。

「ハードタッチ」「男のロマン」「シャープ」「ひたすら美しく」「クール」「ラストの高まり」「贅肉をすっかり削ぎおとしたようなストイックな空間」「真っ向勝負の潔さ」「ヤンさんとコウちゃんの演技の質がとってもフィット」「許すことを見出した最後に光が射していたように」
キャー、どれもゾクゾクする表現!
早く観たい!観たい!観たい!
Yanさ〜〜ん!

ハムレットと比較するのもどうかと思っていましたが、
笹部さんのおっしゃっておられたように、
ハムレットを超える作品だったのでしょうか?
マイ初日神戸公演まで、待ち遠しいです。
ありがとうございました。



[16] ハムレットVSモンテ 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/04(Sat) 23:48  
>えるさん
あくまでも私の感じですが、『ハムレット』を越えるために、『ハムレット』の持っていたさまざまな仕掛をすべて排除し、原点にかえったのが『モンテ』だと思います。
『ハムレット』では女性のYANさんが男性を演じる理由づけが、製作者側にまだ必要だった・・・ので、旅役者たちという設定があったけれど、実はYANさんが男性を演じるのにそんな言い訳めいたものはまったく必要ではなかったことを、十分理解されて今回はそういう飾りをとっぱらったと感じました。(私たちには、とっくにわかっていたことですけれどね。)
でも、どこから見ても華奢で男性に比べて小さいはずのYANさんが、何かこちらの遠近感を鈍らすような不思議な存在としているの・・実は男性側のあらまほしき理想像・・・男のロマンのように感じました。
そういう点では、汐風さんも見事でした。
声がとても綺麗で(・・・私、声に弱いものですから・・)、滑らかな正確な台詞が、心地よかったです。
橘さんは女優さんではないので、最初はものすごく緊張されていたようですが、ふたつの役を見事に演じわけられていたのが驚きでした。
チラシにはなかったふたりの女性役の方たちも、きちんとした演技をされる方たちで、男性対女性の構図が面 白かったです。


[17] ありがとう〜〜 投稿者:しゅくこ 投稿日:2003/10/04(Sat) 23:50  
>けーてぃーさん、ACHIさん

ほんとにご報告ありがとうございます。
ストイックな空間とACHIさんが語っちゃうほどの緊迫感と
満足感。ありがとうこれで今夜はねむれます。
それで。わたしの初日まで待てそう〜〜〜


[18] 幕は上がった! 投稿者:ゆうやけ 投稿日:2003/10/05(Sun) 00:05  
「人生とは自分自身を探す果てしない航海の旅!」(間違ってたらごめんなさい)
エドモンさまの深い声が響いたラスト!
薄暗い舞台にパアーッと光があたったような鮮やかな演出でした。
思わず体中に熱いものが駆け巡り上質のストレートプレイを見られた喜びでいっぱいになりました。
好評を博したハムレットと同じ作りではなく新たにお芝居を追及していく姿勢がとても貴重に思われました。
これから観客の拍手を浴びため息を聞いて痛快感も増していくことでしょう!
エドモンさま〜〜〜私達はあなたから当分目を離せそうにありません〜〜

ラストのことを書きましたけど、幕開けの囚われのエドモンさまにも胸がズキンでした!
ボロは着てても心は錦〜〜ではなかった^^;
ボロを着ていて心は翳る〜〜
あ〜でもボロボロを繕ってあげたい〜〜せつないことです〜〜

ヤンさんとコウちゃんの場面、ほんとうに胸に染みましたね。
熊谷さんのタップ、はじめて聞いた奇跡の音!

それではお次の方御願いしますm(__)m
おやすみなさいエドモンさま☆


[19] Re[16]: ハムレットVSモンテ 投稿者:える 投稿日:2003/10/05(Sun) 00:31  
けーてぃーさん、お返事ありがとうございました。

けーてぃーさんの
> あくまでも私の感じですが、

けーてぃーさんのお話で、わたしの中のぼんやりしてたものがはっきりしてきました。

> でも、どこから見ても華奢で男性に比べて小さいはずのYANさんが、何かこちらの遠近感を鈍らすような不思議な存在としているの・・実は男性側のあらまほしき理想像・・・男のロマンのように感じました。

生身の?正真正銘の男性ですら、心の中でキャーー!と(いや、ウォーー!でしょうか?)叫びたくなるくらい見惚れる男性なんでしょうね。
それを、わたしたちの(^^)Yanさんが!!!


> そういう点では、汐風さんも見事でした。
> 声がとても綺麗で(・・・私、声に弱いものですから・・)、滑らかな正確な台詞が、心地よかったです。

わたしも、声に弱くて。
CDのボーナストラックの中で、汐風さんが「エドモン、エドモン」って
それだけも、俄かに自分が男性になったように、「愛しいメルセデス」と聞き入ってしまってました。
Yanさんのエドモンだけでなく、二重の楽しみができました。


[20] 痛快感 投稿者:える 投稿日:2003/10/05(Sun) 00:42  
ゆうやけさん、おかえりなさい。
お疲れ様ですのに、ご報告ありがとうございました。
「おやすみなさい」の御挨拶されても、簡単には寝付けないのではございませんか?

>これから観客の拍手を浴びため息を聞いて痛快感も増していくことでしょう!

復讐者エドモンYanさんご自身の痛快感が増すと理解して、いいのでしょうか?
男役Yanさんの怪しい笑みを想像してしまいました。。。(^^;
復讐を遂げた後の冷淡な笑み

早く観たいです〜〜〜。


[21] Re[20]: 痛快感 投稿者:ゆうやけ 投稿日:2003/10/05(Sun) 10:00  
>えるさま
そうなんですよ〜
昨日は幕開けの「人間には不幸が必要なのだ」のファリア神父の言葉から幕切れの「人生は自分を探す果 てしない航海の旅」までがクルクル回って眠気もぶっ飛んでました〜〜ふぁ〜ねむねむ^^;

>復讐者エドモンYanさんご自身の痛快感が増すと理解して、いいのでしょうか?
演じる方も見るほうも両方だと思います。
生まれたばかりのこの作品が劇場の生の空気に触れてドンドン変わって行くと思うのでとても楽しみです〜*^^*

>男役Yanさんの怪しい笑みを想像してしまいました。
ヤンさんが笑みを浮かべられるかどうかは見てのお楽しみね!(笑)
昨日怪しい笑みを浮かべてたのは私なんですよ。
モンテのパンフ!これが読むところがいっぱいあって充実しているのですが、中でも
ハムレットのことについて阿部聡さんが書いてらっしゃる項があまりにもうれしくて
ついついにんまりしてしまう私でした!


[22] ついついにんまり 投稿者:しゅくこ 投稿日:2003/10/05(Sun) 11:12  
>ゆうやけさん
長旅お疲れなのに早速ご報告してくださってありがとうございます。

>生まれたばかりのこの作品が劇場の生の空気に触れてドンドン変わって行くと思うのでとても楽しみです〜*^
橘いずみさんの初日を終えての日記にも、「毎日違うモンテ・クリスト伯」とかかれていました。
きっと初日の緊張感も一杯だったのでしょうか。
関西からの観劇上京組も多くてまだお帰りで無い方々も多いですよね。早くにんまりしたいよ!ね!>えるさん


[23] ねたばれでいいんですよね。 投稿者:ACHI。 投稿日:2003/10/05(Sun) 14:24  
復讐者としての達成感のにやり・・・

これがね、これこそがテーマついてるんじゃないかなぁ

にやりじゃないとこが。違うかしら・・・

途中はね、冷酷に企てを完遂していくんですけどね
「復讐」の意味がわからなくなって悩ましく叫ばれますのよ
メルセデスに懇願されて、

「復讐」と「許し」と
「不幸」と「輝き」と

一晩たって私の中で勝手に変化してるみたいだから
10日に見たらまたわたしの感じ方も変わってしまうかも。


[24] 続いてネタバレ^^; 投稿者:ゆうやけ 投稿日:2003/10/05(Sun) 16:05  
そうそう、ACHIさんのおっしゃるとおりなんです。
復讐を成し遂げた時、ニヤリじゃなかった。
心に光は射さなくてあの囚われていた牢獄の中の自分が光輝いていたと気づくんですよね・・・
やっぱり「ボロは着てても心は錦」だったんだ〜☆\バキッ!

ここらへんが物語の核かなあと思います。
ヤンさん、あの大きな瞳を涙でいっぱいにして「神様私から牢獄の記憶をなくさないでください」というようなことをおっしゃるんです〜〜
あ〜きょうもせつないです〜〜
今頃、後半かな〜〜


[25] だんだんわかってきました 投稿者:える 投稿日:2003/10/05(Sun) 18:23  
ゆうやけさん、ACHI。さん
良かった!!
にやりじゃなくてほっとしました。

>「復讐」の意味がわからなくなって悩ましく叫ばれますのよ
>メルセデスに懇願されて、

>「復讐」と「許し」と
>「不幸」と「輝き」と

ますます早く観たくなりました。
奥深い「ネタばれ」ありがとうございました。


[26] すべてはゴールに向かって… 投稿者:うみせ 投稿日:2003/10/05(Sun) 20:35  
「これは私の血の杯(さかずき)、あなた方と多くの人のために流されて、
罪の許しとなる新しい永遠の契約の血。これを私の記念として、行いなさい」
この言葉はカトリックのミサの中で、司祭がおっしゃる言葉です。
後者の「これ」とはカトリックのミサ聖祭のクライマックス、聖餐式のこと。
神の国を目指し「神様、私の中にいて下さい」という願いを込めて、
聖別されたパンとワインをいただきます。
すべては、神様に許されて、神様の国に入る…というゴールに向かって。

そう、この『モンテ・クリスト伯』のラストシーンはまさにそれでした。
復習をしようとした一人一人にワイン(=自分の血)を注ぎ、そのビン(血)
を高く掲げた姿こそ、まさに自分を「神の仔羊」…犠として苦しみ、痛み、
なおかつ私たちを許す、キリストの愛の姿に相違ないものだと感じました。

個人的にいろいろあって(笑)、結構近くにヤンさんを置けない毎日を送って
おりまして、原作さえ読んでいませんでした。
だから「わーーい!ヤンさんの久々の公演〜〜〜」って感じじゃなくて、
見たい芝居にヤンさんが出てる…ってな感覚だったので、だからこそ、
すべてが見わたせたって感じだったのかな?
洞窟の中、ファリア司祭の誘導で記憶を掘り起こしていくエドモンを観て、
「まあ、なんてストイックな演技なんざんしょっ!」なんてことを思って
いましたが、そのストイックさこそ、芝居が進むごとにだんだんこの物語が
何をゴールにしているのか…ということに繋がってきて、本当にぐいぐい
引きこまれていきました。
2階席だったこともあって、あまりヤンさんの表情も見えなかったんだけど、
それでも充分に楽しめたのは、この物語の構成の面白さ、飽きさせない演出
の妙味、そしてキリスト者としての(こんなご大層なこと言えない不良信者
だけど)自分の価値観にぴったんこはまる作品だったからなのかな〜なんて
ことを思う、芸術の秋の一日となりました。
出演者の方々に関しては、また別便で〜〜〜。長文、失礼しました。


[27] 1日、また1日 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2003/10/05(Sun) 23:59  
実は、私は少し難聴であることと、(歳のせいではありませぬ)(*^^*)聞いたことをすぐに消化できない脳みその回転力のなさのせいで、ストレートプレイは観劇回数を重ねてやっと本物の感動が来るのですが、今回は私にも初日から本物の感動がドッと押し寄せました。
ヤンさんの鋭い直球のようなまなざしの演技が、すべての台詞を心に響かせてくれました。
黒っぽい舞台化粧のお顔の中で目がなんて利くことか!
「エドモン ダンテスだ!」
きゃーー!殺されてもいい!!(*^^*)

つらくて暗くて物語だけど、熱く燃える炎がずっと舞台で燃えているような(そう言えば舞台に本物の火が頻繁に...)赤い幕や
ずっと、ある時は心臓の音や心の慟哭、ある時は時を刻む音、心のつらいざらつきなどを表すタップの音、そんな演出が素晴らしいです。
モンテクリスト島の宝が空から金の光のように降り注ぐところが「わーー!」でした。
そんな心憎い演出と、もしかしたらデュマはヤンさんのために書いたのではないかと思えるぐらい、エドモンであるヤンさんに引き込まれて、上演時間の長さも感じませんでした。
また1つの「ヤンさんがやってくれてよかった!」舞台が増えましたね。
また1日、1日...そして1年..とまたヤンさんファンでいる時期が増えそう。(14年では済まない)(*^^*)




[28] ふつか・・ みっか・・・ 投稿者:なずな 投稿日:2003/10/06(Mon) 16:15  
何から書けばいいのか...

初日の一幕が終わった後、口をついて出た言葉は「凄いね」でした。しばらく席を立てないくらいでした。

ハムレットの時もそりゃあ感動しましたが、今度はまた違う感動でした。

ピーーーンとはりつめた一本の絹糸のような緊張感が最初から最後まで感じられ、背筋のばして見入ってしまうのです。息を抜く間もないと言うと疲れそうな気がしますが、その緊張感が心地よいのです。

美術も照明もお話も演出も何もかも、全てが上質のベルベットのよう。客席で、このステージに関わられた方々からの最高の「おもてなし」を受けたのではないかしら?

ヤンさんはね、もう、またまた最高でございました〜〜〜
ぼろは着てても心は錦!>ゆうやけさん ほんとその通り〜〜
ボロの似合うヤンさんなんですが、まるで、古代の遺跡に忘れさられたアポロンか何かの彫像がほこりにまみれたような感じで、綺麗にすれば、光り輝く価値ある彫像に違いないと、ぼろのヤンさんに見とれてしまっておりました。

身のこなしのひとつひとつが美しくカッコ良くて、横顔も後ろ姿も、眼のくばりひとつが......ああ〜〜〜〜最高でございますう〜〜〜〜〜〜

ラストシーン、またも素晴らしかったですね*^^*
ハムレットのラストにも、やられちゃいましたが、今回のラスト、牢獄に「生」があったという...これが凄いですよね〜〜。
原作を一生懸命読んで、どんなわくわくする夢を見せてもらえるんだろう?と期待していたら、そんな期待どころじゃなかった。
ただの復讐活劇じゃなく、最後に思いもかけない扉が開かれて、そこには「許し」を経て未来に輝く光が見えた。

緊張に安らぎが訪れて、幕とともにほお〜と息をつく

すると、あちらこちらからパラパラと拍手が起こりはじめ、ハっと夢から冷めて拍手を送る

素敵でした〜〜
新神戸ではまた一段とグレードアップしたステージになっていることでしょうね。

タップの熊谷さんも最高!!
音楽のTOMIさんも最高!!
汐風さんも良かったわ〜〜〜〜。
メルセデスいい役ね〜〜〜〜〜〜〜〜


[29] 勉強しなおし〜 投稿者:うみせ 投稿日:2003/10/06(Mon) 19:22  
「復習」しちゃった…。本当は復讐ですね(笑)。
どなたも突っ込まないうちに、直しとこ…コソコソ。

孤高のタップダンサー(なんじゃそりゃ?)の熊谷さんとヤンさんは
お誕生日が一緒なんですね〜。


[30] 3日目ですね〜 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/07(Tue) 08:10  
2日目にはいろいろな発見がありました。
うみせさんはクリスチャンでいらっしゃるのね〜
私は、なんで「モンテ・クリスト」(キリストの島)なんだろうか?とか、CDで歌われている「おまえはいけにえ」の意味がわからなかったのですが、2日目に洞窟のエドモンと同じ様に光が見えてきました。
後はシルクハットから、鳩が出てくるのかウサギが出てくるのかが、楽しみ〜。


[31] そして3日... 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2003/10/07(Tue) 12:45  
3日目の幕はもうすぐ上がるのですね。
なんで私は遠い大阪の仕事場にいるのだ!
見に行きたい〜
神よ、どうして私の願いは受け入れていただけないのでしょうか。
ヤンさんダンテス様の魅力に囚われたから、牢に入っていたいのに。
モンテクリスト伯のように巨額の富を得たら、働かなくても毎日見に行けるのに...
あっ、そうだ宝くじを買おう。当たりますように。
神様、こちらの願いならかなえられるでしょうか?
(勝手な願いはかなえられないのだ。>by神様)




[32] 神様 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/07(Tue) 12:55  
>駄ねこさん
うちにも神様がいてね〜「やんぼう神」だから天気の神様だと思っていたら、「や」じゃなくて「び」だったみたい。

しかし「私は神だ」とか「金持ちの男だ」とか、いばって断定するのが、なんてお似合いなんざんしょ。
エドモン・断定ス〜


[33] モンテのパンフ 投稿者:きようこ 投稿日:2003/10/07(Tue) 19:48  
↓でゆうやけさんもおっしゃっておられますが、
朝倉&栗田&笹部&川島&対談で

笹部さんは「モンテというキャラクターを安寿さんがやるという、狙いわ・・・劇画のなかのヒーローのように・・・・・」
と言っておられますが、まさに劇画から抜け出たようなヤンさんでしたね。

その後に、栗田さんは「暗闇の中にいて、出てきた時に目だけがぎらぎらして非常にシャープな痩せこけた男であったわけじゃない。そういう意味ではぴったりじやないか、」

いつもなら、パンフは一度読んだら大切にしまっておくのですけど、モンテは、何度も読み返してしまいました。
皆さんも隅から隅までお読みになることをお勧めします(笑)


[34] モンテのパンフ 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/08(Wed) 00:15  
私は、今はハムレットという役、今はモンテという役をやっていても、普段はこんなに女らしい・・・と主張するYANさんに「私には自然にみえます」と、さらっと言う汐風さんに笑いころげました。
おまけにYANさんのお写真が、妙にお嬢さまっぽいのもツボです。

今日は吉田鋼太郎さんや宝塚の生徒さん(ひとりは大空雄飛さんだと思います)、朝倉摂先生のお姿も見ました。
松竹チケットホンで予約したら、一番前のドセンターだったので、YANさんを堪能してしまいました。
まっ、なんて綺麗で可愛いざんしょっ!
・・・しかし・・・女性陣は眼がこぼれそうに大きい人が多いな〜。
演奏されているトーミさんもよく見えて嬉しかったです。


[35] 眠れん!!! 投稿者:有子 投稿日:2003/10/08(Wed) 00:28  
いよいよ明日は私の初日。
筋肉痛も治って、やっとモンテモード。
早く寝ないと、、、なのに、眠れないわ〜。
ねたばれは斜め読みなんだけど、凄さは伝わってきて・・・・

けーてぃーさん、明日、私はそのお席です。
気絶しないでいられるかなぁ(^_^;


[36] 神様は 投稿者:駄 ねこ 投稿日:2003/10/08(Wed) 12:48  
けーてぃーさんのお宅にいるその神様の兄弟はうちにもいます。
もうずいぶん長いこといるの。(^^;)

でも、ほんとうの神様もいて下さり、けーてぃーさん、有子さんの席は次に11日に私にお与え下さってます。残り香探しますわ。


[37] あれ? 投稿者:BOO 投稿日:2003/10/08(Wed) 17:31  
けーてぃさんと駄ねこさんのお家にいらっしゃる神様は何人兄弟なんでしょう??なぜか我が家にも居座っております。それでもって、すばらしい座席を与えてくださった神様はおりません。でも、公演日と仕事の定休日を一緒にして下さった神様がおりました♪新神戸に参ります!楽しみですねぇ(^^)


[38] たくさんの顔をもつ神様 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/08(Wed) 19:00  
ある時は丸い帽子がチャーミングなおいしそうな名前のブゾーニ神父。
ある時は山高帽から、いつ鳩を出してくれるか期待させるウィルモア卿。
そして、船乗りシンドバッドと言えば勝手なヤツに決まっている。
といろいろなお顔を持っているモンテくんなので・・・・

私たちの神様もいろいろかも・・・
と、訳のわからないお話で、すみません。


[39] 華やかな客席 投稿者:由美子 投稿日:2003/10/08(Wed) 21:12  
今日は宝塚は休演日、星組の生徒さんが5〜6名見えていて客席が華やかでした。
朝峰ひかりさん、涼乃かつきさん(たぶん)、仙堂花歩さん、他男役さん。kazumi・boyさんも。
一番びっくりしたのは、宝塚版モンテに出ていらした、新城まゆみさん!と〜〜〜ってもおきれいでとても××才upとは思えませんでしたわ。
え??客席じゃなくて舞台は・・・って、演出がすごい。
で、音が魅力的。でも時々心臓に悪いくらいびっくりする。
後は観てのお楽しみ〜。


[40] ただいま 投稿者:有子 投稿日:2003/10/08(Wed) 22:06  
へろへろろろ〜〜〜〜

ごめんなさい、報告できません。。
だって、今日の私はまだモンテモードの頭になれませんでした。。。

あーーー、Yanさん、Yanさん、Yanさん、Yanさんーーー、ばたっ。
って感じで(^_^;

お茶してないで早く帰ってネタばれ書けー、と厳命されましたが・・・・。かけない・・・・ばたっ。


[41] でもがんばって・・・ 投稿者:有子 投稿日:2003/10/08(Wed) 22:25  
それでも2幕目にはさすがに少しはモンテモードの頭になっていました。

絶望の中で立てた誓いの復讐が達成されていくというのに、心には達成感が産まれるどころか、大きな悲しみと悩み、、、許すことで救われていく・・・・
深い闇を持っているエドモン。
その哀しみが心の真に迫って、胸が痛くなりました。
特に、アルベール2人だけのあの場面、あーあー、思い出しただけでも涙が・・・という感じです。
復讐が許しへと変化した時のあのエドモンのお顔ーーーー!
本当に演技?
私は何を観ているの?
演劇ってなんなんだ?

私はすっかりエドモンに心を持って行かれました。

とにかくすごいものを観ちゃった・・・・という思いで帰宅です。
次の観劇日が待ち遠しい〜〜。


[42] わたしの初日 投稿者:しゅくこ 投稿日:2003/10/08(Wed) 22:56  
観終わったあと、あの長い話がよくも3時間にまとまっていたなあという驚き。
ぐーーんとひきこまれたのは休憩後の後半。だって、前半は記憶力と鮮やかな展開についていく理解力を要求されるのですもの。
ハムレットの時の荷車のように、中央のテーブルの周りで素晴らしいタップを合いの手に復讐にいたる出来事が快速で展開される。ダングラ−ル、フェルナン、カドルス。え・・モルセール・・
あれ、いろんな人がいれかわり立ち代わり、台詞の一言が次の場面を呼び、次の場面 から、新たな場面。全てテーブルのまわりで。
ちょっと前半は観客席にいながら頭をフル回転させられた。
ちょっと疲れた。でも、面白い。

後半はどっぷり。「キャー−エドモン!わー−船乗りシンドバット!かっこいいー」といやもう一挙一動の形がヤンさん綺麗。ストイックでクールで一直線の復讐への意志の力を堪能できた。

しびれるのは、やはりメルセデスとの場面。息子の命ごいにやってきた彼女の言葉に強固な意志が揺らぐ。エドモンの強さの裏に
見える揺れる嘆きの心にしびれる。メルセデスもせつない。
えオモンの嘆き、メルセデスの嘆きに引き込まれた。
得意の絶頂にある時の悪人たちより、やっぱり打ちのめされていく弱い彼らもいとおしくなる。
エドモンの人生って、復讐の人生って何のための人生なんだろう。復讐達成のあとの人生ってどんなだろう?って心配になる。
エデの「あなたに最後までついていきます。」(だったかな?)
の一言に、エドモンは残りの人生ひとりじゃないんだ・・って
ちょっとホッとする私がいました。
帰りの新幹線の中ずっとエドモンの人生を考えていました。
(あんたが考えんでもいい!<BY All)


[43] 謎解き劇 投稿者:しゅくこ 投稿日:2003/10/08(Wed) 23:25  
前半複雑にからまりあった人間関係、わなに落とされる謎
の真実が、順番に特に後半解き明かされていく。
復讐の徹底したやり方の謎、モンテ・クリスト伯の謎と
すべての謎がひとつひとつ明らかになる。復讐劇というより謎解き劇の趣がありました。だから、頭をつかわせられたのかな。
サンシャイン劇場に飛んでいって、終わったらとんぼがえりで、どなたにもお会いできなくて残念!
次にエドモンに会えるのは新神戸!


[44] 許す者から許される者へ 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/09(Thu) 00:03  
2日目のトーミさんの音楽があまりにも荘厳で、疲れていた私はまるで教会のミサに参加しているような気持ちになりました。
エドモンがなぜキリスト(の島)を名乗ったか、CDで繰り返される「おまえはいけにえ」の意味がわかった気がしました。
といっても私はうみせさんのようなキリスト教徒じゃないので、誤解もあるかも知れませんが。
エドモンはイエス・キリスト。
イエスをうらむダングラールはパリサイ派の人々。
嫉妬から罪の意識はありながら、裏切るフェルナンがユダ。
無実と知りながら己の保身のために、決定を下すビルフォールはまさにポンテオ・ピラトだな〜と思いました。
しかも自殺したユダ。
失政を追及されて追放されたピラト。
没落していったパリサイ派と末路も似ています。
エドモンの恋人でありながら、女性の部分より母の部分が強調されるメルセデスは聖母マリア。
エドモンに助けられ、常に従うエデはマグダラのマリアでしょう。
神でありながら地上では人間の子であったイエスが、告発され死刑にされ、そして復活する・・・まさにエドモンそのものにょうな気がします。
しかし、エドモンは復活することにより、人間ではなく神になった。
3人がそれぞれ、政治、経済、司法と人間の現世での最高の地位を得たのに対し、死んでしまった(と思われている)エドモンは社会のカセを取り払って、しかも地上の富を得て、神の子として生まれ変わったのでしょう。
しかし、メルセデスの「なぜ、あなたが神のかわりをするのです。」の一言に、打ち砕かれてしまう。
エドモンが最後にダンクラールを許すのは、どんなに地上の富を得ても、それは生きる意味にはつながらないことを自ら知り、ダングラールにも知らしめた上で、神より人間として生きる・・・許す者から許される者になろう・・・と思ったからだと思いました。
人間は誰でも小さな悪人で、それでも神より人間であることが生きる幸せなのだ・・と、最後の祝杯に私は感じました
ラスト・・・モンテ・クリスト伯爵の口紅が美しいオレンジ色の輝きに変わっていました。


[45] 愛しいエドモン様 投稿者:マロン 投稿日:2003/10/09(Thu) 09:25  
初日と次の日と観てきました。
皆さんのすごい感想を読んで何も書けなくなってたのですが。
日に日にエドモンヤンさんへの想いがつのるので(?)がんばろー。

あんまり頭を使って観なかったので(^^;)
深いところはわかってないのですが、ただただ感動しました。
一応7冊は読んでいったので特に後半結論を並べてつなげるところもよくわかりましたが、何の予備知識もない方はどうなんでしょう?
久しぶりにヤンさんが演じられる役にすっかりときめいてしまいました!!
かっこいい〜〜〜。素敵〜〜。浅黒いメークが彫りの深いお顔を余計際立たせてなんていい男なんでしょう〜。
ボロ服のエドモンのぎらぎらした目!大好きです〜〜
「一日、二日・・」地の底から響いてくるような声、あんな声聞いたの初めてでした。胸キュン!
エデとの精神的な絡みがあんまりなかったのですが、「あなたが死んだら私も死にます」というエデをじっと見つめるヤンさん。
下手だったのでしっかり見てしまいました〜。
メルセデスとの場面はいいですよね〜。「あなたがそう言われるのなら・・」って・・あんなに愛されてみたい〜〜〜。
しょうがなかったとはいえ、自分を裏切った女性の息子を助ける代わりに自分が死ぬ なんて。14年の苦しみもメルセデスへの愛を憎しみに変えることはなかったのですね。
切ないな〜〜。と思いました。
一連の復讐(まとめるな!それがテーマや〜)の後、自分も許されたいと願うエドモン。「この壁、この数字・・」というところ涙があふれました。あなたが悪いんじゃないのよ〜〜エドモンが嘆くから切ない。映画はそういう嘆きはなくて勧善懲悪。ご都合主義で最後はハッピーエンド。心の奥底からなんで〜〜〜!というやるせなさがこみあげてくる今回の「モンテ」でした。
今はエドモンさんを思い出しては胸キュンしています。
また神戸で観たら違う感想かもしれませんね。


[46] 予備知識 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/09(Thu) 10:18  
私は○十年も前に少年少女文庫の「岩窟王」を読んだきりで、後はギャグ漫画の「モンテ〜」しか知らなかったのですが、よくわかりましたよ。
子供頃に読んだのは1冊にまとめられた字も大きいダイジェスト版だったわけななので、よく覚えているのは、結婚式に逮捕されたのと、ファリア司祭との牢獄の生活と脱出するまで。
洞窟での生活の知恵が面白くて読んだ気がします。
変装しいいるのんんていうのは、全然、覚えていませんでしたし、子供の本なので不倫や子供の毒殺の話はなかったような・・・・。
決闘前夜にメルセデスが訪ねてくるくだりは覚えていて、アルベールはエドモンの子供・・だったような記憶があったのは、ただの間違いかも。
といったようにチラシに書いてある程度の予備知識だったんですが、経過がなくて結果 だけを次々と提示されていく流れは、スリリングでびっくりの連続で面白かったです。
あまり精神面の葛藤を見せずにストーリーだけを展開していって、ラストにドンとくるので、冒険活劇の楽しさを損なわず、幸せな余韻を与えてくれたな〜と思っています。
プログラムで笹部さん、栗田さんもおっしゃっていますが、絵に描いたようなヒーロー・・・綺麗で可愛い、見ただけで人が引き付けられてしまうエドモンだからYANさんでなくてはならなかったんだな〜と、納得しています。
宝塚の男役なら体型の補正から入るのに、むしろ繊細でシャープな線を強調したような、それでいて女性を感じない・・・お衣装なのも、面 白いですよね。
モンテ側の人は黒に赤、ビルフォールたち3人は黒かグレイに青、周辺の人々は柔らかい色のお衣装なのも、人物像をわかりやすくしていると思いました。

初日に原作を読もうと書店に行きましたが、やはり1冊でまとめられている本にしてしまいました・・・だって、まだ「グリークス」「カッコーの巣の上を」さえも完読できてないんだも〜ん。(笑)
(「ハムレット」は一応、読めたかも・・・。)


[47] そして5日目 投稿者:けーてぃー 投稿日:2003/10/10(Fri) 00:49  
今日はすご〜くビターなモンテさんでした。
復讐心まる出しで、それではバレバレでは?とも・。
カズさんのタップがスゴくて、モンテの心境とどんどんシンクロしてきています。
それだけにラストの「救済」が心にしみます。


[48] そして6日目なのよねー 投稿者:駄ねこ 投稿日:2003/10/10(Fri) 12:38  
今日はビターなモンテさんは、そろそろ疲れてビタミン補給してらっしゃる頃かも...(^^;
私はなんとか開演までに7巻読破できました。
マクシミリアンさんはこの舞台には登場しなかったけど、ヘルマンマイヤーなマックさん(省略するな!>byデュマ)もヤンさんで見たかった気が...。
「この恋が叶わないなら死にます」♪この身も心もすべてあなたに〜
って、でも今のヤンさんはやっぱりエドモンやハムレットが最高にキャラで、キャーー(*^^*)ですね。


[49] ビターテイスト‥‥‥ 投稿者:なずな 投稿日:2003/10/10(Fri) 19:01  
けーてぃーさん
「ビター」‥‥‥今回のヤンさんに「ピタッ」とマッチした形容ですね。
今宵はさらにビターかしら?ピリ辛?ちょっとスウィート??
お話、待ってます。

ヤンさんがこのお芝居に出て下さって本当に嬉しい!

お芝居なんですが、叙事詩「モンテ・クリスト伯」を体感したような気分‥‥
ストーリーを追うっていうんじゃなく、感覚的に感じるお芝居だったなあ〜〜って今思っています。

タップの熊谷さんの日記に、少しだけヤンさん登場なさってます。
http://www.sma.co.jp/artist/kazu/diary/index.html

http://www8.plala.or.jp/wood-blk/satindoll.html


[50] かみてはタップ 投稿者:ACHI。 投稿日:2003/10/11(Sat) 00:35  
タップの音がどんどん大きく強く怖いくらいになったり
弱弱しくすすり泣くようになったり
エドモンの心とのシンクロがほんとに凄い。

で、シモテ袖にキーボードがあって
もうひとりのミュージシャンが舞台を食い入る様にみつめながら
音を入れておいででした。

今回はあの水滴が響く音がなんともイメージのひろがる音で素敵だなぁ、

今日は初日から日を経て、私の理解度がちょいよくなったようで
最後のシーンの「許し」「救い」がくっきり感じられて
それはそれで、へたれるほど、心に重くて、

今日のカーテンコール、最後ちょいっとだけ微笑が見えました。

あぁ、マイ楽だったの・・・後は反芻。


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