私はまだ初日しか観ておりませんが・・・しくしく。
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最初のアダムとイブのお話から、上手く言えないのですが、魂をひとつにする男女と身体をひとつにする男女のイメージが頭の中にふわ〜っと浮かんできて
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善と悪、聖と俗、対極にあると思うようなことが実は背中合わせですぐ隣りにあるかもよというメッセージが・・・
ジョアンナとマリア
イザベラとソフィア
ロドリゴとモントレー
モンタギューとボッス
アルフォンソとアルベール
・・・それぞれ対になっている存在だと感じました。
アルベールのことをジョアンナが
「おにいさまと面差しが似ているけれど、おにいさまと全然、違う」
と言うとおり、外側と中側は違うもの・・・
衒学の世界に生きて人の内面を見つめていたジョアンナと、お針子という職人の世界で人の外側を飾っていたマリアがラストに、「結婚し子供を産もう」という
同じ結論に至るところ、わかぎさんの脚本に感心しました。
愛はないけど打算でおめかけさんになっているイサベラと大工さんの旦那さんを愛している下働きのソフィア・・・最後にキリストの母マリアの夫の職業である
「大工さん」を出してくるところも巧いなぁ〜と。
他にも思い当たることがいっぱいあって。とても面白かったです。
キリスト教世界の物語ですが、信仰を仕事にしているロドリゴの話は、好きなことを仕事にしている人の・・・演劇を仕事にしているわかぎさんや役者さんたち
とも共通の悩みでもあるような気がしました。
人間は汚いものにまみれて生きていかなければならないけれど、その中に美しい光がさす瞬間がある・・・まるで泥の中に咲くホアセンのようですね・・・実は
「白扇花集」の「白蓮記」を思い出したりもしていました。
ところでアダムの最初の妻の話は有名なの?
私は初めて聞いてびっくりしました・・・日曜学校では教えてもらわなかったわ・・・そりゃそうだ・・・・。
http://ameblo.jp/oepen/