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ジョ アンナ〜ねたばれBBS〜

[1] 無題 投稿者:有子 投稿日:2010/10/13(Wed) 23:13  
お待たせいたしました。
ねたばれBBSを設置しました。
たくさんの報告、お待ちしています。
[2] 初日〜\(^o^)/ 投稿者:駄ねこ 投稿日:2010/10/20(Wed) 12:30
ジョアンナ初日おめでとうございまーす!! !(^^)!

ヤンさんの男装の女教皇さま...
想像しただけで、きゃーきゃーです。
残念ながら、初日は観にいけない駄ねこ...
大阪のはずれで、悶々として初日を観られる皆様のご報告待ってま〜す(T0T)

有子さん、ねたばれBBSをありがとうm(__)m


[3] 観たことのない舞台 投稿者:けーてぃー 投稿日:2010/10/21(Thu) 08:14 
なんでしょう?
今までに観たことのない不思議な舞台でした。
眼に見える命題は「キリスト教とは?」なんですが、そこには人が生きることのすべてが集約されているような・・・。
ひとつの問いが出されるたびに観客も一緒に思索させられることが、ごく自然に行われていくそんな舞台でした。
私たちもジョアンナと一緒に考えているので、結構長い舞台でしたのにあっという間でした。

YANさんの美しかったこと、可愛かったこと・・・少女のようであり少年のようであり、大人のようで子供のようで・・・。
楽しかったです。

[4] 予想を超えた面白い舞台 投稿者:える 投稿日:2010/10/22(Fri) 09:56 
初日と2日目観てまいりました。

開演前から、プログラムの娘役Yanさんの肖像写真に、興奮し、期待度アップ!
劇場に流れるグレゴリオ聖歌
薄暗い舞台上に見える豪華なセット
中世のキリスト教世界のムードが漂います

美しいジョアンナYanさん、同じ人が真反対なクラリモンドも演じられたとは思えないような清純可憐さ

この舞台公演を知った当初抱いたジョアンナ(ジョバンニ)のイメージと、Yanさんの役柄がかけ離れた設定になっていて、ほっとしました。
スカイステージのエンタメOGナビでのお話、わかぎさんや共演者の方たちのブログからの情報で、予想よりも面白い舞台になってることは想像しましたが、そ れ以上に面白く楽しい舞台になっていました。

配役が良かったですね。
個性的な役作りがどなたも光っていて引きこまれました。
同じ俳優さんがいくつかの役柄を演じ分けられるのも、面白くて、それぞれ楽しまれながら演じておられるのがこちらにも伝わってきて、よりリラックスできま した。

か弱いながらも、その聡明さで、自分の身に起こった悲惨な出来事をも神のせいにはせずに、女性としての幸せを願って前向きに生きようとするジョアンナの姿 が凛とした中に柔らかさもあり爽やかでした。

ロドリゴ役の葛山さん、背が高くてハンサムで、騎士修道士にぴったりでしたね。

わかぎさんのオリジナルな脚色、好きになりました。
ジョアンナが汚されなくて良かったです。





[5] イブですか?リリム(ス)ですか? 投稿者:なずな 投稿日:2010/10/22(Fri) 14:09 
同じく、初日と2日目を観劇しました。
初日って大好き、マッサラですもんね。何もかも♪

「女教皇ジョアンナ」という分厚い本や、塩野七生さんの「愛の年代記」を読んだりして「ジョアンナ」の幕が上がるのを楽しみにしていましたが

旅した世界は予想以上に人間くさく14世紀も21世紀も同じだ〜よく似てる〜ってとても親近感の感じられる世界でした。

愛されて育ったジョアンナという聡明な女性が、フランスからローマ、バチカンへと波乱に満ちた人生を生きていくのですが、その姿は決してヒーロー(ヒロイ ンだけど)的じゃなく後悔もするし、自分の思惑どうりにはならないのだけど、なんともしなやかなんですね〜
決して折れない(意見を曲げないという意味ではなく)

そんな姿がとても素敵です!憧れます!」
それに綺麗だし可愛いしカッコイイし(ルン!)


最初のアダムとイブのお話から、上手く言えないのですが、魂をひとつにする男女と身体をひとつにする男女のイメージが頭の中にふわ〜っと浮かんできて

善と悪、聖と俗、対極にあると思うようなことが実は背中合わせですぐ隣りにあるかもよというメッセージが、
客席を修道士に見立てて説教する司教さまの姿から感じられて
「いいわね、今からこのお芝居の世界を旅するのよ、覚悟は出来た?」ってニヤリと目配せされたような*^^*

一番心に残っているのは「羽根とナイフ」のたとえ話。
そうだよな〜そうよね〜と
羽根もナイフも実は持ってて、それは神や悪魔が用意したものか知らないけれど、使うのは自分、人間なんだよな〜って。

ジョアンナは自分の羽根で飛んだよね
イザベラの羽根とは違うけれどね*^^*

イザベラもマリアもソフィアも生き生きとしてて、
宗教のややこしい世界でアクセク生きてる男性たちと対称的だなって思いました
そのアクセクしてる感じがとても可愛かったけど
男の人ってほんとに大変よね・・
・・・っていうか組織の中で生きるってほんとに大変よね

私、場末の(おい)女でよかった〜(笑)

暴言多謝ですm(__)m


[6] Re:[5] イブですか?リリム(ス)ですか? 投稿者:けーてぃー 投稿日:2010/10/22(Fri) 15:25 
私はまだ初日しか観ておりませんが・・・しくしく。

> 最初のアダムとイブのお話から、上手く言えないのですが、魂をひとつにする男女と身体をひとつにする男女のイメージが頭の中にふわ〜っと浮かんできて
> 善と悪、聖と俗、対極にあると思うようなことが実は背中合わせですぐ隣りにあるかもよというメッセージが・・・

ジョアンナとマリア
イザベラとソフィア
ロドリゴとモントレー
モンタギューとボッス
アルフォンソとアルベール
・・・それぞれ対になっている存在だと感じました。

アルベールのことをジョアンナが
「おにいさまと面差しが似ているけれど、おにいさまと全然、違う」
と言うとおり、外側と中側は違うもの・・・

衒学の世界に生きて人の内面を見つめていたジョアンナと、お針子という職人の世界で人の外側を飾っていたマリアがラストに、「結婚し子供を産もう」という 同じ結論に至るところ、わかぎさんの脚本に感心しました。

愛はないけど打算でおめかけさんになっているイサベラと大工さんの旦那さんを愛している下働きのソフィア・・・最後にキリストの母マリアの夫の職業である 「大工さん」を出してくるところも巧いなぁ〜と。

他にも思い当たることがいっぱいあって。とても面白かったです。

キリスト教世界の物語ですが、信仰を仕事にしているロドリゴの話は、好きなことを仕事にしている人の・・・演劇を仕事にしているわかぎさんや役者さんたち とも共通の悩みでもあるような気がしました。
人間は汚いものにまみれて生きていかなければならないけれど、その中に美しい光がさす瞬間がある・・・まるで泥の中に咲くホアセンのようですね・・・実は 「白扇花集」の「白蓮記」を思い出したりもしていました。

ところでアダムの最初の妻の話は有名なの?
私は初めて聞いてびっくりしました・・・日曜学校では教えてもらわなかったわ・・・そりゃそうだ・・・・。 http://ameblo.jp/oepen/


[7] 清く、りりしく、美しく 投稿者:駄ねこ 投稿日:2010/10/25(Mon) 12:47 
なんと、千秋楽の日まで観なかったという、「ヤンさんファンさぼってんちゃう?」と言 われそうな駄ねこでした。(^^;
ぜんぜん、サボってませんし、決して浮気もしてません!!
(なんでわざわざ強調するねん!)

というわけで、どきどきワクワクで北千住に走っていきました。
ほんとうに、今までに観たことがないヤンさん!
究極に可愛く、美しく、聡明で。
「頭の切れる女性」がヤンさんほど似合う人はいない!と感じさせてくれるヤンさんジョアンナさま。
原作では自分の固い意志で「男」になる人だけど、このジョアンナさまは、運命に流されて男と偽らならざるを得ない女性。
だから、「女」が捨てきれないあぶなっかさがすごく可愛く写って、母性本能を刺激されました。

その後のストーリー...
ロドリゴが忘れられなくて戻ってきたジョアンナとロドリゴは結ばれて、Happy end...
なんて、なったらいいのになあ...と、私は思わざるを得ませんでした。(*^^*)

名古屋、神戸は、サボらずに通いまーす(*^^*)/


[8] 名古屋のジョアンナさま 投稿者:駄ねこ 投稿日:2010/11/01(Mon) 12:46
教皇になったときのりりしさが東京よりキリッ!!
迷いを捨てて「今は教皇として生きるのだ!」みたいに目に力がありました。
(射られた!!...パタン・キュー)

他の出演者の方の表情もはっきりして、土曜日に見た友達から「テンポがよくなった」と聞いてたけど、1つの場面のキレがはっきりして、「うん!わかりやす い!」という楽しい(喜劇か?!...)(^^;)、いい舞台を観た気分にさせてもらいました。

やっぱりヤンさんの舞台にハズレはない!!
昨年から買った宝くじ30枚はみごとにはずれたけど、私の人生もヤンさんのおかげでハズレはない!!


[9] 予想外の展開!!! 投稿者:しゅくこ 投稿日:2010/11/07(Sun) 19:44 
長い間待って、やっと神戸で「ジョアンナ」を1回半観る
ことが出来ました。題材は重いのに非常に面白く、エンターテインメントの精神がそこここに見え隠れする、楽しくも
洒落っ気のある舞台でした。
まず、黒子さんが暗転暗転の間に快速で転換していく
セットのセンスの良さ。
音楽の調べとステンドグラスが14世紀の中世の風情を醸し出していました。
たった9人ですべての役を、しかもどの役も、しっかりと
役の個性が確立していて複数の役でも混乱がない。
きっちりどの方も演じ分けられていて、役者さんたちの
余裕ある表情や表現を笑いながら、楽しむことが出来ました。

わかぎさんの語彙の豊富な発想に「え?そうくるの?」
「え〜そうなるんだ・・」と思っているうちにあっと
いう間の大円団。
なんだか今まで見たことないような感覚もありました。
同じストレートプレイでも、古典の原作ものと違って、
舞台がとてもデジタルっぽい(笑)というか・・
暗転暗転での場面転換が劇画のページをめくるように
不連続に続き進行していく感じがしました。
不思議な新しい感覚です。
それが今までみた舞台と少し毛色が違って面白かった。
それがわかぎさんのオリジナルの脚本演出の色なのでしょうか?

そしてヤンさんはもう!!!もう言葉にしたら、同じ。
綺麗だし、かわいいし、男勝りで聡明で好奇心旺盛な
女性なのに一瞬にしてジョバンニを演じて見せるりりしさ。
可笑しさ。コメディセンス。もうこれはヤンさんそのものですね。
申し分なく素晴らしく楽しめました。

ロドリゴとジョアンナの結末・・・言葉に出せない心の
せつなさがありましたが、ジョアンナの明るい未来もまた
予感できたので決然とした結末が爽やかでした。

ですが楽のカーテンコールでその観客のせつなさ、
もどかしさを払しょくするように、ロドリゴと美しき
ジョアンナはしっかりハグ(^^♪して喝采を浴びて
いましたよ(笑)


[10] 神戸オリエンタル劇場にて 投稿者:APOLLO30 投稿日:2010/11/08(Mon) 21:39 
6日と7日の公演を感劇しました。
小説の『女教皇ヨハンナ』(ドナ・W・クロス)を事前に読み、これをどう舞台化するのか楽しみにしながらも、中世ヨーロッパと宗教を題材に……というとお 堅いのでは?!と思っていましたが、そんな心配を軽やかに裏切り、原作の設定をうまく取り入れて素敵なオリジナル作品に仕上がっていたのには驚かされまし た。
9人で演じる様々な登場人物、聖職者、愛人、召使、職人、主婦……信仰の篤い人、能天気な人、真面目な人、おもしろい人、ずるがしこい人、ちょっとぬけた 人。
七つの大罪もなんのその。たくましく生きる彼らはどこかユーモラスで憎めず、観ている私たちの分身のようで、芸達者な俳優さんたちが織りなす世界の中で楽 しく遊ばせてもらった2時間超でした。
台詞の掛け合いや表情ひとつで観客席に笑いを振りまきながら、舞台上で繰り広げられるのはときにシリアス、ときに滑稽、そして甘酢っぱさとほろ苦さも ちょっぴり加えた人間模様。
宗教や国、時代は違っても、人はいつも同じだという作り手のあたたかい目線を感じました。

そして我らがヤンさん演じるジョアンナは、くるくるとイメージの変わる魅力的な役どころです。
兄と仲の良い妹からひとりぼっちの家なしっ子へ。女から男へ。
にわか修道士からホンモノの修道士、そして教皇へ。
聡明な娘から新しく一歩を踏み出す大人の女性へ。
それぞれの場面で、笑い、涙し、驚き、悩むジョアンナはとても表情豊かで、ヤンさんの持つ色んなカラーをちりばめたような人物像でした。
その中でひときわ印象的だったのは、ジョバンニが一日教皇の選出問答で三問目に答える場面。
「クソです!!」と喝破したときのあの目の輝き、会心の笑みをたたえた口元。
ジョバンニでもなくジョアンナでもない、男でも女でもない、ひとりの人間として生きる瞬間。
まさに人の本質があの一言、あの表情にありました。
これまで舞台の神様に導かれ、掴んできたひとつひとつの役と作品を積み重ねてきたヤンさん自身に重なって見えました。
“役”を演じること、それは“ひとそのもの”を表現すること。
シンプルなことですが、深くて複雑でもある。それを観ている人に伝えるのはもっと難しいことです。
いまさらながら「ああ、安寿ミラはこれを表現できる人だったんだ」と改めて思いました。
この台詞を通してヤンさんが「私は舞台に生きている“人間”だ!」と叫んでいるように聞こえたのは私だけでしょうか。

パンフレットのまえがきで『「わたしはまだ戦える」というジョアンナの台詞のように、舞台作りに挑戦していきたい』と書いたわかぎさんの姿勢に、常に舞台 に全身全霊を賭けるヤンさんが応え、それに共演者の方たちが共鳴して、全員で作り上げたのだと感じる「ジョアンナ」でした。
いつもそうですが、今回はとりわけヤンさんの魅力を感じられる喜びと幸せ、またヤンさんの作品を観たい!という気持ちが湧いてくる舞台だったと思います。
今年はこれで最後ですが、来年も舞台で輝くヤンさんに会えるのが本当に楽しみです。
もちろん私ひとりでではなく、いつも万難を排してヤンさんを追いかけ東奔西走する、背中に羽根の生えたファン仲間と共に。