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マクベス〜ねたばれBBS(閲覧用)〜

みなさん、投稿ありがとうございました。
閲覧用として再編集したため改行位置などが意図したのと異なっていると思いますが
どうぞお許し下さい。    有子


すばらしいそうです。 投稿者:駄ねこ 投稿日:2008/12/20(Sat) 00:25 No.2  
有子さん 
ネタバレBBS設置ご苦労様でした。m(_ _)m

私は残念ながら初日見てないんですが、友達から
「よかった!」
「絶品!」
「予想以上」
との報告がありました。

早く見たいぞ〜〜〜〜!!!
と悶絶叫びにきた駄ねこでした。


初日 投稿者:けーてぃー 投稿日:2008/12/20(Sat) 08:01 No.3  
とにかく!面白かった!です。
衣装や、音楽、ちょっとした映像使いなどを除いて正統派な、正統派すぎるシェイクスピアのお芝居だったのですが、セリフだけで「こんなにシェイクスピアって面白いのか?」と思うほどでした。
鋼太郎さんの緩急自在のセリフ術、YANさんの圧倒的な美しさと強弱、硬軟の見事な変化。
なぜかハンサムぞろい(イケメンというにはちょっと渋い)の男性陣。
白塗りで頑張る魔女たちも、王道をよく魔物振りでした。
笠松さんの音楽も出過ぎず引っ込み過ぎず、芝居にぴったり沿っていて、照明はこんなに小さな劇場なのにふんだんな工夫のある豪華な素晴らしいものでした。

マクベス夫妻の疾走感と魔女たちの時間が停止した異空間、それを取り巻く義と正義にあふれた人々が、マクベスに堕とされたところから這い上がっていく真っ当な物語。
すべてをワクワクして観てしまいました。
「マクベス」は何回も読んだことがあるし舞台もいろいろ観たことがありますが、それでも飽きずに何回も繰り返し読む「本」のようなそんな面白さでした。

アンコール後のご挨拶で鋼太郎さんがYANさんのことを
「・・・のような、・・・のような、妖精のような、妖精というにはちょっと歳をとっているけど」
と、怖れを知らないご発言でした。
(すみません、・・・が何か忘れました。どなたかフォローを。)


Re: 初日 けーてぃー - 2008/12/20(Sat) 09:40 No.4   HomePage

http://www4.diary.ne.jp/user/449272/
日記にも少し書いています。


Re: 初日 なずな - 2008/12/20(Sat) 23:21 No.5  

アンコールの鋼太郎さん
「可憐な。。。妖精のような。。」だったと思います。

今日のカーテンコール
3度も「ねだっちまったな〜」な観客に大胆不敵なご発言をなさった後(笑)
「今回は私にとって夢のようなゲスト、安寿ミラさん」でした*^^*


Re: 初日 けーてぃー - 2008/12/22(Mon) 11:43 No.8   HomePage

美しい・・・もなかったですか?

美しい・・・可憐な・・・妖精のような・・・

だったかも知れません。

2日目の夜はご挨拶はなかったです。
3日目も・・・。


夫婦のラブストーリー 投稿者:なずな 投稿日:2008/12/21(Sun) 00:26 No.6  
初日と2日目の昼を見ました。

マクベス夫人に感情移入してしまってマクベスが可愛くてしかったなかった。。。なんて誰にも言えないな、って思ってました。

ホテルに帰ってパンフレットの鋼太郎さんヤンさん萬斎さんの対談を読んだら
それでいいんだって話されてて、ホっとしました^^;

早い話、AUNマクベスの思うつぼの観客だったわけね(笑)

ヤンさんのマクベス夫人が、最後に「悪魔のような奥方」って言われるんだけど、全然「悪魔」って思わないし
夫マクベスのために一生懸命だったんだな〜って思う

マクベスも妻が大切で大切でたまらない
妻の死を知らされた時、凍り付くマクベスの全身から感じられる虚脱感
絶望ってのが痛いほど感じられました。

最後の戦い、マクベス夫人の魂のような音楽が流れているのが
もう切なくて切なくて
妻を殺されたマクダフと戦う
マクベスvsマクダフ。。。ふたりとも妻(子)のために戦ってるんだ〜
なんて感じてしまってたまらなかったです

初日と2回目を見て、あれ?変わった?って所があったように思ったのですが
2幕、照明が下がってロス(谷田さん)とレノックス(松本さん)の密談の場面。
初日は音楽が流れてて、2回目はほのかな雷鳴雨の音、のように思ったんですが、どうでしたか??
間違ってたらどなたか訂正お願いしますm(__)m


Re: 夫婦のラブストーリー けーてぃー - 2008/12/21(Sun) 08:52 No.7   HomePage

>マクベスも妻が大切で大切でたまらない
>妻の死を知らされた時、凍り付くマクベスの全身から感じられる虚脱感
>絶望ってのが痛いほど感じられました。

マクベス夫人が亡くなったと聴かされたときから、マクベスは生きる意味をなくしてしまい、魔女の2つの予言が重荷になってしまったのだと感じました。
死にたいのに死ねない自分。
ところがバーナムの森が動き出し、マクダフが帝王切開で生まれたことを知るや、マクベスの表情が歓喜!であふれます。
セリフとはまったく裏腹なその様子に私はマクベスは妻と心中したんだなと思いました。
ヘカティが「結局、あの小僧のためばかり」と言うその意味が初日にはわからなかったのですが、結局、魔女たちはマクベスのために予言をしてくれたとも思えました。
マクベスはそそのかされて悪事をしたようには見えるけれど、そうではなく自分の心の奥にある野望に従っただけ。
そのマクベスに魔女たちは水先案内人の指を与えたのでは?と思いました。
人間として最大の喜びを感じつつ生き抜け、そして最愛の人と共に死んだのかもと思いました。

私も、どことは言えないのですが、いろいろ変わっているようにも思いました。
一番、かわったのはYANさんのボブの前髪かな?
落ちてこなくなってよかった、よかった。
部屋着の中のドレスの胸元もおツメになったように思います。


飽きさせない舞台 投稿者:える 投稿日:2008/12/22(Mon) 21:07 No.9  
2日目(20日)昼夜と観ました。

コンパクトな劇場なのですが、
幕(緞帳)のない舞台、開演前、一瞬真っ暗になった舞台に、次の瞬間、
三人の魔女が立っていた時から衝撃でした。
魔女が消えると、今度は、時代設定はいつ?とびっくりしたくらい現代風な衣裳の
男達がどやどやっと登場した時には、何事かと?!Gメンなんとかみたいな刑事物かと@@
本物の皮革コートに見えますが、そうじゃないとか。。。
これだけ揃えるのは大変だったろうと思いました。

とにかく真っ暗になっての場面の転換が爽快です。スピーディーで飽きさせません。

登場人物が多くても、小田島さんの訳本で直前に予習していたお蔭で、わかりやすく
こんなセリフあったわと思い出しながら観ていました。

すっかり芝居に入り込んでいたら、マクベスからの手紙を読みながら下手舞台奥からマクベス夫人登場。
ヘアスタイルも今風というか、お衣裳もシンプルでYanさんそのもの。
でも武将の留守を預かる奥方様の風格がそこはかとなく感じられて*^^*色っぽい。
Yanさんのマクベス夫人は、夫の地位が高い妻なら、意外といるんじゃないこういう奥さんって思うようなタイプでした。
普通は殺人をそそのかしたりはしないですが、今がチャンス!とばかりに魔が差してしまっただけ。ここが怖い筈なんですけど、怖くないのは何故?
夫が望んでるだろう夢の実現しか頭になかったのでしょうね。その純粋な夫への思いにエールを送ってしまいそうでした^^;
奪った王位を狙われる=命がない、今度は追われる立場になり、殺られる前に殺ってしまえと次々深みにはまるマクベス。
浅はかなことだったと気づいても既に遅し、気が狂うほどの恐怖と後悔の蟻地獄にすっぽり。
一幕ラストシーンと2幕の夢遊病のマクベス夫人は、それはそれは凄かったです。
最後まで夫を愛していたんだ、支えたいと思い続けてたんだと。。。

マクベスの時代を感じさせる笠松さんの音楽も素敵でした。
舞台に音楽があるのとないのとでは、違うでしょうね。
音楽もあったので感情移入もしやすいですし、退屈させないものになっていたと思います。

退屈させないといえば、祝宴の最中に亡霊を見て、マクベスが暴れ出すシーン
魔女のお釜とダンスシーン。
後片付けを考えたら現実にはまず出来そうにもない、卓袱台返しの親父さんみたいな爽快感。喧嘩の見物人になったようなドキドキ感。
怖いけど見てみたかった魔女の臓物煮込みf^^;
まんまと騙されちゃったよ〜〜〜な魔女ダンス
楽しんでしまいました。こういうのがないと重すぎて疲れますが、ほんとに素晴らしい演出、熱演でした。

家に帰ってから、笠松さんのCDを聴きながら本を開いて、頭の中と耳でお芝居再現して余韻を味わっています。
ほんとに良い舞台でした。舞台に関られた皆様に心からお礼を申し上げたいです。



よかったー♪ 投稿者:駄ねこ 投稿日:2008/12/23(Tue) 20:43 No.10  
MY初日でした。
やっと見れた〜(^o^)!
噂に違わぬ素晴らしい舞台!凄い!
人の命を奪うことの重さがガンガン響いてきました。
ヤンさんのマクベス婦人用は狂っても品がある!!
1幕は、強い白鷹のようで、2幕は瀕死の白鷺みたいでした。
鋭い爪を持ちながら吹雪に凍え死ぬはかなさが人間とは思えない美しさ…
いがった〜(^o^)♪
他の出演者の方たちも上手くて飽きない舞台でしたね。
ちょっとゾンビな場面転回が怖いかも(^_^;)

でも血潮の中のマクベス夫人の白さがますます引き立って眩しくらいでした。
くらくら〜…(年のせいの貧血ってことはありません)(^_^;)


Re:よかったー♪ 駄ねこ - 2008/12/23(Tue) 20:48 No.11  

あっ、携帯の字が小さくて変換間違い(^_^;)
マクベス婦人用…なんや、これ!?
もちろん「マクベス夫人」です(^o^)


悪業の闇に染まず漂う・・ 投稿者:しゅくこ 投稿日:2008/12/23(Tue) 22:17 No.12  
久し振りに見応えのあるお芝居を堪能出来ました。

マクベス夫人の登場場面は少ないんだけど、その
どの一つの場面でも夫人の姿がとてもインパクトがあって
この舞台の華となっていました。
もともと私の中では、マクベス夫人って「黒」という
イメージだったのですが、今回の衣裳が一つを除いて
「白」だった故でしょうか?まるで白鳥(駄ねこさんは
白鷺と表現されてますが)のような無垢な姿であった
故でしょうか?悪業の黒に染まず漂うあわれな白鳥に
見えました。
情けない小心の夫をそそのかすというよりは、夫の
野望を達成させるために、鼓舞しながら思わず知らず
共に踏み込んでしまった悪業の淵。抜き差しならない
なしてしまった自らの行為に慄いてにもがき苦しむ瀕死の
白鳥。
だから、一幕の終わりの膝枕の場面での夫人の泣き顔に
共感の涙が出ました。支え合いおののく二人があわれ
でした。
本当にいつもながらに完璧に美しい姿形のヤンさんが
もうこの役にぴったりでした。
かわいいティアラのヤンさん、より短い
ショートボブがまた似合うマクベス夫人でした。

音楽、映像、衣裳、道具と手作り感や工夫の溢れる
斬新な「マクベス」に満足!です。


美しいレディ・マクベス 投稿者:マロン 投稿日:2008/12/24(Wed) 08:53 No.13  
昨日観て来ました。
難解だったらどうしようと思いましたが、とてもわかりやすかったです。
皆さん台詞が明瞭でどの役もよくわかりました。
小さな劇場に大勢の役者さん達の迫力ある舞台が新鮮でした。
ヤンさんのマクベス夫人は白い花のように美しかったです。
怖気づくマクベスをけしかけて、自分の手を血に染めて夫の証拠隠滅。懸命に後押しするのに、どんどん後悔して壊れていく夫。マクベスを膝枕して泣くマクベス婦人に私も涙が流れました。
夢遊病の場面はもう〜〜〜素晴らしかったです。
このヤンさんを見れただけでも東京まで行った甲斐がありました。
マクベス夫妻が手に入れたかったものは何なんでしょう。
マグダフが妻子が亡くなったことを聞いて慟哭するところももらい泣きしました。
マクベスもマグダフも愛する奥さんや子供がいるのに、戦って失っていくのですね。
哀しいお話だな〜と思いました。
ヤンさんのマクベス夫人素晴らしいはまり役だと思いました。


静かな地獄絵 投稿者:ゆうやけ 投稿日:2008/12/26(Fri) 08:12 No.14  
昨日私もマクベス夫人にお会いしてきました。
劇場のご案内や掲示物、パンフレットやCDの販売もみなAUNの俳優さんたちが手分けされて〜小さいけど心の宿った空間に迫力ある舞台でした。
魔女も臓物の煎じ薬も卓袱台返しも恐かったけど一番恐かったのはマクベス夫人の狂乱場面。
激しいのかと思いきや静かな地獄絵のようなヤンさん。
心は既に荒野に横たわり鴉についばまれて腐食していくみたいな〜〜
その心象風景が怖くて衝撃でした。
これが人間の罪にたいする罰なのでしょうか。
聞きしに勝る絶品のヤンさんでした。
カーテンコールのマクベスご夫妻に思わず胸が詰まり・・
できることなら美しい音楽とともにそのまま大階段かけ上がって天国へ〜と願ったけど無理な話なんでしょうね(笑)

AUNの俳優さんたち今までお見かけした方以外にも
素敵な方がいっぱいいらして改めて層が厚いんだなあと思いました。
素敵な舞台をありがとうございました!


マクベス夫人に再会(^o^) 投稿者:駄ねこ 投稿日:2008/12/27(Sat) 20:38 No.15  
今日は朝から刺すような冷気で、新幹線窓の外は米原あたりが吹雪。
はっきりと裾野まで見えた富士山は白く輝いて…
という状況でたどり着いたエコー劇場だったせいでしょうか。
なんか、今日のマクベス夫人は雪女を想像してしまいました。
冷たい残忍さを持つ恐ろしい女、吹雪に迷った男に「誰にも言ったらだめよ!!」と冷たい息を吹きかけ、夫を操るけど、血の生暖かさにもろく融け去る…
1幕の最後、かわいそうな夫を抱き締めたとき、もう融け始めてたのかな。
そのもろさに涙がでました。
1回目に見たときよりやっぱりまたまた一段とよかったです。
気味悪さが気にならなかったし。
(帰りに買って乗った駅弁はウインナー入りはやめましたが)(^_^;)



千秋楽♪ 投稿者:駄ねこ 投稿日:2008/12/28(Sun) 21:06 No.16  
千秋楽、マクベス夫人はうんと強くおなりでした。
ハムレットが少し降りてなきてたみたいでした(^o^)
ほんとマクベス夫人は「男だったらよかったのに」という言葉に真実味がひしひしでした(^o^)
他の出演者の方たちも気合いがすごくて、セリフに説得力があって、シェクスビアの難解なでセリフの意味を私のひ弱な頭の中の釜で煮なくてもスッと頭に染み込む感じでした(^o^)(上手の魔女さん似の駄ねこ)(^_^;)(上手の魔女さん、ごめんなさい^_^;)
カーテンコールは5回。
最後の2日回はスタンディングで、鋼太郎さんはヤンさんを抱きしめました。(^_^;)
鋼太郎さんは、感慨深げに小さな声で挨拶をしゃべってはって、客席はどっと沸いていました。
耳が年寄り並みの(年寄りやんか!)私はよく聞こえませんでしたが(^_^;)、挨拶は鋼太郎さんだけしゃべってはって、横でヤンさんは優しく晴々した表情で笑ってはりました。

鋼太郎さんの挨拶で聞こえたのは、
「年末の忙しいときによく見に来てくださいました」みたいなこと、(?)
「安寿ミラさんに出ていただいて(いい舞台になりました)」というようなことと(?)
「来年シーザーとクレオパトラにも出場していただきます」
とかだったと思います。

どなたか若い耳で聞かれた方、詳しくよろしくお願いいたします。

とにかく年末ギリギリまでいい舞台を見せてもらってヤンさん、本当にありがとうございましたm(__)m
お疲れ様でした。!!


Re: 千秋楽♪ けーてぃー - 2008/12/28(Sun) 21:47 No.17   HomePage

「演劇界の大輪の花、安寿ミラさん・・・」と聴こえたのは私の錯覚でしょうか?


Re: ありがとうございます。 駄ねこ - 2008/12/29(Mon) 00:33 No.18  

けーてぃーさん、詳しい情報をありがとうございきした。(*^^*)